年間
ホラーの長編ランキング

連載中、または2万文字以上ある完結済の作品を直近365日間のデータで集計しています。
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    対怪異アンドロイド開発研究室

    ※2巻も発売中! https://amzn.asia/d/2BmTzg3 ※書籍版発売しました! https://amzn.asia/d/jenEdYS 自律汎用アンドロイドのアリサは怪異検出AIを備えている。 画像認識・音声認識・自然言語処理などを複合し、対象が怪異である確率を検出する。 彼女は背面にもカメラを持ち、百万倍の光増幅率を持つ微光暗視能力、超音波による反響定位、嗅覚デバイスなどの観測機器を持ち、死角がない。 そして、なにより「恐怖」がない。 白川有栖教授を中心に開発された彼女は怪異調査にはうってつけに思えた。 アンドロイドであれば、怪異を丸裸にできるのではないか。 統計的に「ない」と断言できるほど実在性を確認できない怪異の真実に迫れるのではないか。 極地作業をロボットに任せるように、人間は安全圏にいながらに調査を進められるのではないか。 山奥に潜む謎の廃村、終電後に現れる電車、顔を見ただけで夫婦仲を引き裂く女、過去の風景を再現し続ける廃ビル、毎夜チャイムを鳴らす訪問者……。 それらの調査を続けるうちに、否が応でも理解することになる。 怪異は、どこにでもいる。
  3. 書籍化作品2026年8月17日発売

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    領怪神犯

    【カクヨムコンテスト7でホラー部門大賞とComicWalker賞を受賞しました。書籍3巻、コミックス3巻発売中。 ※番外編が領怪神犯 拾異として2025年5月23日刊行されます。応援ありがとうございます。カクヨム掲載分+書き下ろしもあります。 第三部完結しました。応援してくださった皆様、本当にありがとうございます。物語の大筋はこれで一区切りですが、番外編等続けていきます】 この世界には善とも悪とも呼べない、理解不能な神がいる。 毎年身体の一部が村に降ってくる神、姿を現すことなく村人の死後内臓を食い荒らした事実だけを残す神、ダムの底でエレベーターに住まう死者を迎える神、一切の記録がなくただ信仰だけが残る神–––– 理解もできず、対処もできず、平穏を脅かす神々と、ただ記録し続けるしかない役所の人間たちの話。 【第一部・登場人物】 片岸:語り手。領怪神犯調査員。行方不明の妻を探す。 宮木:領怪神犯調査員。片岸の後輩でバディ。 六原:領怪神犯調査員。片岸の義兄。 【第二部・登場人物】 烏有:語り手。領怪神犯対策本部メンバー。元霊感商法詐欺師。 切間:領怪神犯対策本部メンバー。元叩き上げの刑事。 凌子:領怪神犯対策本部メンバー。元民俗学者の未亡人。 【第三部・登場人物】 穐津: 新人の領怪神犯調査員。驚異的な記憶能力を持つ。
    • 残酷描写有り
    • 暴力描写有り
  6. 書籍化作品2026年7月31日発売

    【6巻は7/31発売予定!】クズレス・オブリージュ~18禁ゲー世界のクズ悪役に転生してしまった俺は、原作知識の力でどうしてもモブ人生をつかみ取りたい~

     気が付いたら、権力争いあり魔法ありの18禁ゲームの世界。  その中で俺は、"史上最悪のクズ"と名高い、あるキャラクターに憑依していた。  その名は、ウルトス。プレイヤーからは"クズトス"と呼ばれ、プレイヤーはおろかゲーム開発陣にも嫌われ、最後は悲惨な死を迎える、というどこから見ても360度立派なクズキャラである。    そして、そんなウルトスに転生してしまった俺は思った。  これはもうやるしかない、と。  全部真逆を行くしかない、と。  クズトスの行うすべてのクズムーブを止め、誠心誠意、清廉潔白なモブAへと生まれ変わるしかない!!!!!!  うろ覚えの原作知識に、一歩間違うだけで死の未来へと直行。  そんな中でも、自らが生き残る、という輝かしい未来のためになんやかんやで異世界を生き抜いていく――はずだったのだが  目立ちたくない、と願ったがゆえに、原作キャラとの因縁を作り出しまくってしまうのであった ★ 異世界ファンタジーは初投稿です。評価や感想お待ちしてます!
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    ゆるコワ! ~無敵の女子高生二人がただひたすら心霊スポットに凸しまくる!~

    【1月24日、角川文庫より書籍版発売】 *「ゆるコワ」第七回カクヨムコンテストホラー部門特別賞&ComicWalker漫画賞受賞!* 田んぼと山しかない田舎の藤見市で、二人の女子高生が、オカルト研究会存続の為に近隣の心霊スポットを探訪する。 廃病院……河童伝説の沼……呪いの神社……。 そこで二人を待ち受けていたのは、常識では説明のつかない現象だった。 霊能力はゼロ。 しかし、この二人、恐怖判定に絶対失敗しない怖いもの知らずだった。 “最強女子高生”桜井梨沙と“腹黒残念美人”茅野循が送る、ちょっとライトな怪奇譚。 *この物語はフィクションです。実際の事件や団体、個人などとはいっさい関係がございません。  また作中に登場する心霊スポットは、すべて架空の場所です。  それから廃墟にみだりに立ち入る行為を本作品は推奨いたしません。 *この作品は『小説家になろう』でも連載されているものです。 *2022年1月28日20:25までは、2時間おきに更新します。あとは推敲が済み次第、順次投稿していきます。
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    山を向く"座り人(スワリビト)"──奇怪なる正座遺体についての調査資料

    はじめに:改訂増補版について 本稿は、編者のもとに届けられた一冊の調査資料ファイルを基礎として編集・構成したものである。 ファイルは、〈高橋健二〉氏(元図書館職員)が収集・記録した、一連の未解明かつ不可解な事象に関する資料群であり、新聞記事や雑誌の切り抜き、匿名掲示板の投稿、手記、地方伝承、戦前資料の写しなどが収められていた。 調査の発端は、〈高橋〉氏の旧友である元警察官〈久保貴弘〉氏の死だった。〈高橋〉氏は、〈久保〉氏が生前に関わった未解決事件と、その後に各地の記録へ現れる「膝を折って座した者」の姿を追い始めた。調査が進むにつれ、その対象は犯罪、遭難、山岳信仰、口承、ネット怪談へ広がっていった。 資料には、媒体名や日付を確認できるものもあれば、複写しか残っていない文書、記憶だけに依存する証言、創作である可能性の高い怪談も含まれる。互いに食い違う記述や、〈高橋〉氏自身の仮説の変化も、明白な誤記と判断できない限り残した。 編者は、仮名化、伏字、抜粋、改行整理、明白な年号・日付の訂正を行っている。資料の意味を変える改変は避け、読み方に影響する処理については可能な範囲で注記した。 したがって、初版で記した「資料の文面・語句に改変を加えていない」という説明は、厳密には正確ではなかったことをここで訂正する。 本稿はひとつの資料集であり、その真偽と解釈は読者各位に委ねる。 2026年(令和八年)7月 小境震え[編者]
    • 完結済 78
    • 61,989文字
    • 更新
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    【異常報酬】発売禁止のゲームを試すだけの簡単なお仕事です

    \累計1万PV達成! ゲームをするだけで高収入!/  ゲームをするだけ! 簡単なお仕事です♪  クリアできなくても大丈夫! 最後までプレイできた場合、特別ボーナス支給!  最低1件5万円から支給! 即日入金OK! 【仕事内容】 ・指定ゲームのプレイ ・ゲームデータの記録  ※一度でもプレイを開始した場合、途中辞退はできません。 【報酬例】  ゲームプレイ1件:5万円〜  ※月100万円以上も可能! 【応募条件】  18歳以上(学生・未経験歓迎!)  ※失職中、孤立無援、社会経験の希薄な方を優遇します。 【応募方法】  「バグ・ナウ研究所」を友だち登録するだけ!  誰でも簡単に稼げる仕事です♪  正職員登用あり! 福利厚生バッチリ!  「誰でもできる簡単作業」だから「社会経験の浅い方が働きやすい職場」です!  ──あなたも、ゲームをするだけで勝ち組人生、始めませんか? ※当案件により発生した肉体的・精神的損傷、周辺環境への影響、ならびに当該存在の消失・改変について、バグ・ナウ研究所は一切の責任を負いかねます。
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    愛が壊れる前に ここへ

    「これは心中ではない。我々二人に対する、最期の処方箋だ」 突如としてネット配信された、ある脳外科医の「死の遺言ビデオ」。 日本有数の高級サナトリウムで、老医師は認知症の妻を抱きしめたまま息絶えていた。 なぜ彼は妻とともに死を選んだのか。 配信された告白は、認知症介護、尊厳、生きることと終わることの意味を社会へ問いかける。 だが数か月後、その問いは何一つ答えを得ないまま忘れ去られていく。 そして、その遺志を見届けたもう一人の医師が動きだす。 これは、一組の夫婦の美しい最期の物語であり、 ある「答え」が生まれるまでの物語である。 【初見の方へ】時短ルートを御用意しております まず前章「最期の処方箋」あらすじ へお進みください https://kakuyomu.jp/works/2912051601641746667/episodes/2912051602972026284 文末に次の時短ルートのリンクがあります。 それから、多くの方々が書いて下さったレビュー。 https://kakuyomu.jp/works/2912051601641746667/reviews 作者よりも核心を突いた内容もあり、読み応え抜群です!! 【長編ホラー部門応募作】 ※本作は医療サスペンスの皮を被った、純白の善意が織りなす構造ホラーです。ラスト、あなたの見ていた「恐怖の正体」が裏返る。 (幽霊・妖怪などの怪異や超常現象は一切登場しません) (AI本文一部利用)
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    その心霊バイト、危険につき ~多重債務女とパチモン巫女のオカルトバイト営業忌録~

    【第9回カクヨムWeb小説コンテスト ホラー部門特別賞受賞作】 【電撃文庫さまから好評発売中……!】 十億の借金を返済するため、臓器売買に手を出した架城日華(かじょう にっか)は、しかし懇意にしていたヤのつく自由業の若頭から見捨てられる。 最後の一稼ぎにと紹介されたのは、『心霊バイト』と呼ばれる仕事だった。 報酬は超高額。 ただし命の保証はなし。 パチモン巫女の砥上藍奈(とがみ あいな)となし崩し的にタッグを組むことになった日華は、はたして借金を完済できるのか!? オカルト、怪異、神話、都市伝説。 種々諸々の〝異常〟が入り乱れる、最悪の暗黒バイトがいまここに幕を開ける! 第一部 天照物質の謎 篇は第七章まで。 第二部 死者の媛 篇は第十八章まで。 第三部 生命の樹 篇は第十九章からになります。 ※この小説には犯罪行為や残酷な描写が存在します。ですが、それは法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。 ※ホラースポットは諸々の許可を取って立ち入りましょう。
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    急募、コ◯リバコの解体方法について

    掲示板スレッド:オカルト・奇譚 タイトル: 急募、コ◯リバコの解体方法について 投稿者:Akari . T 投稿日時: 2020年11月5日 01:23 カテゴリー: 呪具・伝承の危険性 【緊急】コ◯リバコを(子◯り箱)預かってしまいました。鎮魂方法求む。  お願いです。詳しい方、この件について教えてください。これは釣りではありません。命に関わります。  私は民俗学を専攻する学生です。数週間前、論文の調査中に、ネット掲示板で「コ◯リバコ」に酷似した組木細工の箱の情報を得て、山陰地方の限界集落へ単身で向かいました。  老人が管理する家で、私はその箱を目の当たりにしました。箱は約20センチ四方で、そこからは獣の血のような、ひどい匂いがしていました。老人は私を「供物」と呼び、箱に触れるよう促してきました。  恐怖で逃げ出そうとしましたが、老人に必死に引き止められました。彼は、ある地域の者からその箱を受け取って以来、箱が自分たちの家系に「報い」を求めていることを告げ、「このままでは集落全体が滅びる。どうか、この穢れを遠くまで運んで鎮めてくれ」と、半ば狂乱状態で箱を私に託しました。  私は抗いきれず、今、その箱をアパートに持ち帰ってしまいました。箱は、布で何重にも包んでありますが、かすかに血と獣の匂いが漏れています。  私は、呪いの箱を保有してしまいました。それ以来、心身の不調が続き、特に子供や妊婦に関する話題に極度に敏感になっています。  この呪いは時間との戦いです。箱を持っていることで、いつ呪いが発動するかわかりません。鎮魂に関する情報、あるいは集落の因習について、ご存知の方がいれば、どんな小さなことでも構いませんので、教えてください。 情報提供先: 本ウェブサイトのコメントフォーム、または [DM] まで。
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    ミ◯◯◯ジ様について、情報求む

    ミ◯◯◯ジ様について、情報求む 投稿者: Kishimoto_Research 投稿日時: 2025年10月20日 00:01 カテゴリー: 奇譚・神隠し事案(秩父山間部) 緊急調査:秩父山間部 連続神隠し事案に関する情報提供のお願い 現在、私設調査チームにて、埼玉県秩父山間部の特定地域で連続的な神隠し事案が発生している件について、調査を進めています。この現象は、この地域の土着信仰と古い時代の記録が複雑に絡み合い、何らかの仕掛けによって引き起こされていると推測されます。 特に、現場周辺で頻繁に報告される、「ミ◯◯◯ジ」という音、およびそれにまつわる伝承について、広く情報提供を求めます。 1.現象の概要:神隠しと記録の交錯 失踪者は、山に入る際、「ミ◯◯◯ジ様が呼んでいる」や「結界の向こう」といった類いの言葉を口にするケースが多く確認されています。この現象は、この地に伝わるミシャグジ信仰の伝承を何者かが利用した、結界の存在を示唆しています。 失踪者の特徴: 行方不明者は、山中で発見されることなく、物理的に存在が消失しています。 GPSの異常(資料A): 現場付近の古い峠道では、現代のGPSデータが一時的に八〇〇年近く前の測量データと一致するという異常な「記録の交錯」が観測されています。 神隠しのメカニズム: この異常は、何らかの結界によって引き起こされた、未解明なメカニズムによる神隠しである可能性があります。 2.探偵チームからのメッセージ 皆様の情報が、この「結界の真実」を解明し、結界に取り込まれた人々の痕跡を追う鍵となります。 どんなに些細な情報でも構いません。ご協力をお願いいたします。 情報提供先: 本ウェブサイトのフォーム、または [メールアドレス] まで。
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    S株式会社の採用活動

    S株式会社の人事総務部専用キャビネットに保管されていた、下記求人に集まった応募者の履歴書と面接評価シート。 ーーーーー 『急募!営業さんが足りなくて困っています』 【仕事内容】 介護施設検索サイト「ケアヴェール」への掲載を提案する新規法人営業です。 介護施設への新規アプローチ(電話・訪問・オンライン商談)を行っていただきます。 また、入居希望のお客様の電話対応も行っていただきます。 【応募資格】 ・社会人経験1年以上 ・PCの基本操作ができる方 【歓迎スキル】 ・広告・IT・医療介護業界での経験 ・新規開拓営業の経験 【募集人数】 大量採用予定 【勤務地】 東京都渋谷区■■■ ■-■-■ ■■■■ビル7F 【勤務時間】 9:00〜18:00(実働8時間) ※残業月20〜40時間程度 【給与】 月給30万〜35万円(固定残業代40時間分を含む) ※経験・スキルによる 【休日】 完全週休二日制(土日)・祝日 年間休日120日以上 【福利厚生】 社会保険完備、交通費支給 【選考フロー】 書類選考 → 面接(2回) → 内定 【会社情報】 S株式会社 代表取締役社長:蔦張 英二 設立:2009年4月13日 資本金:1,000万円 社員数:58人(2025年3月時点) ーーーーー
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    デリヘル怪談(令和7年2月2日お知せ追記。新し話をまた、

    各地を転々としながら無店舗型性風俗営業――いわゆるデリバリーヘルスで働く恵美さん(仮名・24歳)から伺った話をまとめたものです。彼女自身の実体験のほか、彼女が同僚の嬢や店長、オーナー、ドライバーなど、デリバリーヘルスにまつわる人々から聞いた話も収録しています。 (※令和6年12月22日追記) 本作執筆中に原案者である▓▓恵美さんと連絡が取れなくなってしまいました。お心あたりの方は情報をお寄せいただけますと幸いです。業種の関係上、お名前を明かすことに抵抗がある方も多いと思われるので、情報提供にあたっての連絡は匿名で支障ありません。 (※令和7年2月2日追記) この日以降も恵美さんとは連絡がつかない状況が続いている。九十九話までは書けている。先にも書いたが、この作品は百話で完結をさせるつもりだ。しかし、百話目がまだだ書けていない。時間の猶予は短いが、第百話の公開までに恵美さんんと連絡をつけつけ、新しい話をを聞きたい。新し話をまた、これまで書いてきた話の感想も聞きたいきたい。▓▓恵美さんんの心当たりがある方は、ご一報をいただききたいたい。サ足なことでもかまいません。乾燥卵にコメントをお寄せ頂ただければあしわいです。▓▓恵美さん ※この作品はフィクションです。実在の人物・団体・事件とは一切関係がありません。
    • 完結済 108
    • 140,323文字
    • 更新
  19. 74

    オウマガの蠱惑【書籍発売中】

     九州北部、某県と某県の狭間、内陸地に位置する地方都市、香ヶ地沢。  その北端の山間部という、これまた辺境の地に位置する村落、朽無村。  良く言えば自然に囲まれた、悪く言えば他には何も無い廃村寸前のその村に、介護が必要な老いた母親と二人だけで留まり続ける女、河津真由美。  まだ若く、どこか艶やかな雰囲気を纏った真由美に、東京で精神を病み、逃れるようにして香ヶ地沢へとやってきた介護支援専門員の僕——高津幸人は恋をした。  介護の末、とうとう母親が亡くなり、たった独りになってしまった真由美に、幸人は手を差し伸べる。 「あなたは、こんな廃村に留まっているべき人ではない。どうか、僕と一緒に来てください」  まるでプロポーズをするかのように、幸人は真由美を朽無村から連れ出そうとしたが、真由美はそれを頑なに断った。 「なぜです。どうして、こんな村に留まり続ける必要があるのですか」  食い下がる幸人を見て、真由美は、 「私は、この村から出て行くことができないんです。そのわけは、とても人の手でどうにかできるようなことではない、絶対的なものなんです。信じられないかもしれませんが……」  と、答えた。その不可解な言葉に引っ掛かるものを感じた幸人は、 「どうか、教えてください。どんなことでも信じます」  と、言い切った。すると、真由美は悩まし気な表情を浮かべた後、 「……分かりました。では、すべてをお話しします。私が、この朽無村に留まらなければいけない理由を」  そして、真由美は粛々と語り始めた。  自身の過去を。  自身が生まれ育った朽無村で起きた、忌まわしく、悍ましい悲劇の記憶を―――。  九州北部の田舎、限界集落を舞台にした、因習村ホラー長編ミステリーです。  主に、2000年代、2010年代初頭のノスタルジーと、洒落怖というジャンルに対してリスペクトを捧げました。 「因習村ホラー?どうせ余所から来た人間が田舎の因習に巻き込まれて酷い目に遭うだけの話でしょ?」  とか、 「洒落怖?あんなのどこかの誰かが適当に書いたホラ話でしょ?」  とか、 「洒落怖?ああ、最近、漫画とか同人誌のネタになってる全然怖くないキャラのやつね」  とか、そういう風に考えている人に読んでもらいたいです。恐惶謹言。  ※2025年4月30日、書籍化致しました。  書籍版には特典として、書き下ろし短編が付属しています。  本編の世界を拡張する物語の前半となっておりますので、お買い求め頂ければ幸いです。よろしくお願い致します。
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    緊急! 母子手帳の怪異 妊婦の記録がなくなったのに胎児だけが成長更新しています。何が生まれてくるのですか?

    ※本作のテーマは「母子愛」。 母は子を守るためなら自己犠牲を惜しまず、その愛が呪詛にまみれても守り抜こうとする物語です。   【あらすじ】 主人公・山崎永和(とわ)は、大学生二年生。 姉の美和が出産のために実家へ戻ってきたので、永和は毎日、生まれたばかりの姪の世話を手伝っていた。 そして、ある日、永和は姪のために、フリマアプリで洋服を購入する。 ところが洋服の代わりに届いたのは一冊の「母子手帳」。 匿名取引にも関わらず、母子手帳にはなぜか姪の名前が記されていた。保護者欄は空白であり、姉は自分の母子手帳を所持していた。 やがて永和は姪を散歩に連れて行く際、怪しい老婆に付きまとわれるようになる。老婆は人形を手にし、「川に人形を流しに来た」と語る。 老婆は何者なのか。 永和が、奇妙な「母子手帳」を確認したところ、ページはどんどん更新されていき、母親の記録がないにも関わらず出産も行われていた。 胎児から乳児となり、母子手帳の中で驚異的なスピードで成長をとげていく。 ──そして、自宅のホームビデオに“謎の子ども”の姿が映りはじめる。 * ホームビデオに映り込んだ“謎の子ども”が、母子手帳に記された子どもと一致すると気づいた綾川要(永和の彼氏)は、大学の准教授に相談を持ちかける。 そして、「川に人形を流す老婆」が、あるカルト教団にまつわる「死者蘇生」の儀式を行ったのではないかと考え始める。 何者かの強烈な悪意が、永和の家族にむけられていることに気がつく綾川要──。 永和の家に出現する子どもは、すでに三歳児にまで成長していた。
  21. 16話分無料

  22. 87

    パルメザンのちっぽけな祝福

     【カクヨムコン10ホラー部門 特別賞受賞作】 KADOKAWAにて2026年1月30日に書籍発売。  【あらすじ】  シャム猫のパルメザンは、深い悲しみに包まれていた。  大好きだった飼い主の「おばあちゃん」がある日に自ら命を絶った。「私は悪いことをしたから、地獄に落ちるんだ」と言葉を遺して。  消えてしまいたいという想いを抱く中、パルメザンには『幽霊』の姿が見えるようになる。町の人々は幽霊の存在に気付かないが、幽霊が人々に干渉を始めると即座に『呪い』がかかり、あっさりと人の命が奪われて行くことに気づく。  いつの間にか、この町には呪いが蔓延している。もしかしたら、おばあちゃんが死んだのだって、この呪いのせいなのかもしれない。  誰が、こんな呪いを作り出したのか。誰が、おばあちゃんを殺したのか。  まずは解き明かそうと、パルメザンは動き出す。  新しく友達となった幽霊の女の子『ミズナちゃん』と共に、一緒に幽霊や呪いの秘密に迫って行く。  全ては、再び『おばあちゃん』と会うために。地獄へ行く方法を見つけるために。
  23. 90

    夜行奇談

    書籍化決定しました! 2023年8月2日発売。税込1980円です。書き下ろしエピソードも複数あり。 よろしくお願いいたします! また6月19日夕方より「書籍化記念特別編」と題して、新たな章の連載を開始します。これを読めば、書籍版とウェブ版の違いが分かる……かも? (特別編はアクセスしやすいように本編より前に配置しますが、本が発売されて少し経ったら、最下部に移動させる予定です。) ※全編終了しました。またすべてのエピソードを話数順に並べ変えました。  話数順不同で送る現代怪異譚――として公開してきましたが、ここで手の内を少しだけ明かします。  実は、ここに集められたすべての怪異には、どれも明確な「得体」が存在しています。ただし文字に起こすに当たって、意図的にその「得体」を伏せさせていただきました。  人は昔から、怪しい出来事に遭遇すると、必ずその「解釈」を試みてきました。解釈と言っても、必ずしも現実的な視点は必要なく、幽霊・狐狸・神仏といった「答え」が多数生まれました。  しかし逆に言えば、そうした「解釈」をすべて削ぎ落した話こそが、「怪談の原石」と呼べる……と僕は考えています。  この『夜行奇談』では、そんな「怪談の原石」にこだわった描写を目指すとともに、一方で「解釈する楽しみ」のご用意もさせていただきました。  純粋に怪異を妖しむも良し、得体を解き明かすも良し――。どちらの楽しみ方もできるよう、心がけております。  最終的な「答え」は最後に明かしていますが、まずは純粋に本編から、現代に息づく怪異の物語をお楽しみくださいませ。 ※レビューありがとうございます。お礼は近況ノートの方に書かせていただいております。
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    テセウスゲーム

    【注意】 ※本作は『カドコミ漫画原作コンテスト』応募作品のため、【脚本形式】にて執筆しております。 ※コンテスト応募規約に基づき、【第一のゲーム終了時点(全五話)】で一旦完結の形をとっておりますが、今後の展開構想(全7ゲーム)もあわせて掲載しております。 【あらすじ】 「醜い」「ブス」と、その容姿ゆえに周囲から虐げられてきた少女・園春美衣子(ミーコ)。 イジメの主犯・相沢かれんへ復讐を果たそうとした矢先、かれんは目の前で事故死してしまう。 直後、見知らぬ室内で目を覚ましたミーコの前に広がっていたのは、全く同じ見た目をした37人のクラスメート。その中の一人は、顔のつぶれた死体となっていた。 室内に響き渡る不気味な声『テセウス』が、容姿を奪われた生徒たちに命じる。 「これから皆さんには、7つの不条理なゲームに挑戦してもらいます」 「最初のゲーム——その死体がクラスの誰なのかを特定せよ」 奪われた"見た目"。 揺らぐ"自分"。 暴かれていく欲望とエゴ。 死体の主は誰なのか。 ミーコだけに与えられた「特別な役割」とは。 "見た目"という個性を奪われた38人。 それぞれの思惑が交錯する、多視点型ソリッドシチュエーションスリラー。 極限のデスゲームが、今始まる——。 【登場人物】 〈私立吾妻ヶ丘中学三年一組の生徒たち〉 園春美衣子(ミーコ)(15):出席番号25  顔のヤケドの痕や容姿を理由に「醜い」と蔑まれ、人生を奪われた少女。  かれんへの復讐直前、ゲームに巻き込まれる。 相沢かれん(15):出席番号1  元人気子役のティーンモデル。誰もが羨む美貌の裏に、歪んだ加虐趣味を持つ。  ミーコへのイジメの主犯格。 草下宗助(15):出席番号16  人当たりの良いクラスのムードメーカー。  文武両道で何でもこなすが、決して一番になれない「万能の二番手」。 荒井颯希(15):出席番号3  宗助のいとこ。県大会優勝の天才スイマーで、明るく天然なお茶目女子。  水泳への情熱は誰にも負けない。 五十嵐由奈(15):出席番号5  颯希の親友。好き嫌いがハッキリした強気な性格。  生徒会長の甲斐を嫌っている。 鹿島加奈(15):出席番号10  かれんの腰巾着である不良少女。加虐的で、ミーコへの暴力的なイジメを楽しむ。 甲斐優人(15):出席番号9  メガネの生徒会長。冷静かつ論理的で大人びた思考を持つ。 君塚弥一(15):出席番号14  不良グループのリーダー格。暴力交えミーコをイジメる。かれんに好意を寄せている。 三村菜種(15):出席番号34  園芸部のゆるふわマイペース女子。影でミーコから「花の蜜を吸っていそう」と思われている。 〈その他〉 テセウス:ゲームの進行役を務める謎の存在。全体アナウンスだけでなく、生徒の脳内へ個別に語りかけることも……。 【コンテスト用補足資料】 〈6話以降の構想〉※5話までのネタバレ含みます。 第一のゲームの裏で、実はミーコ以外にも「個別に特殊なルールや情報」を与えられた生徒が複数存在していた。 由奈のショッキングな死もまた、「3人の嘘つき」とは別の個人ノルマ失敗による減点だった——。 外見(性別・体格・顔・声)を完全にシャッフルされた生徒たちは、さらなる惨劇と心理戦が渦巻く次なるゲームへと叩き落とされる。 〈全7つのゲーム構成〉 第一のゲーム:「‟A”を特定せよ」 第二のゲーム:「インディアンポーカーゲーム」 第三のゲーム:「好き嫌いゲーム」 第四のゲーム:「のっぺらぼうゲーム」 第五のゲーム:「無差別選定ゲーム」 第六のゲーム:「トロッコ問題ゲーム」 第七のゲーム:「最後のゲーム」 「見た目」「偏見」「噂」「多数決」「善悪」——人間の心理とエゴを暴く7つの試練を突破し、最後まで"自分"を失わずにいられるのは誰なのか。 ゲームごとに視点人物が変化し、それぞれが抱える秘密や役割が明かされていく——。
    • 完結済 5
    • 28,824文字
    • 更新
  25. 95