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十本の蝋燭を一本ずつ消していく構成によって、物語が進むほど逃げ場がなくなっていく感覚があります。なぜ立入禁止なのか、建物は何なのか、そして誰が写真を撮ったのか。答えを提示されないからこそ、読後にあれは何だったんだと考えてしまいます。夏の夜に蝋燭を灯して読みたくなる作品です。【レビューコンテスト応募】
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このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(115文字)
馴染みやすい怪談を、ライトかつ濃厚な文体で執筆された作品です。どれもちゃんと怖いです。気に入ったのは逆さ鶴と友達で、人間の限界に触れた描写が好きです。
ホラーノベライズゲームの様な雰囲気がある、見事に怖い短編小説です!
大学の怪談サークルに集まった十人が、十本の蝋燭を囲んで語り始める怪談会。一話ごとに異なる怪談が語られていく形式ですが、ただの短編ホラー集ではなく、語りの場そのものにもじわじわと不穏さが積み重なっていく構成がとても良かった。語られる怪談と、語っている人たちのいる現実。その境目が少しずつ曖昧になっていく、完成度の高い怪談ホラーです。
まだ一話しか読んでませんが、叙述トリックもお見事でした。
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この作品の登場人物が語る「怪談」はすべて、本作の「現実」の世界線で実際に起きた話という前置きの下で語られます一話一話のクオリティの高さもさることながら、一見ただの幕間に見えるパートが繋がり、恐ろしい文脈が生まれています。とても素晴らしいホラー作品です
この十夜の怪談会はどれだけ私の背筋を凍らせるのでしょうか。物語一つ一つが持つ狂気の質が異なりながらも、それでもホラーを貫ぬいていた点は非常に見事だと思いました。蝋燭はすべて消え今はただ暗闇だけが残っています。しかしこの話を読み終えた今、もしふと自分の爪や髪を触った時――。ああ、あれは少年の蝋燭だったのだなと思い出してしまうかもしれません。素晴らしい怪談話をありがとうございました。
短編ホラー作品をまとめたオムニバス形式でありながら、じわじわと登場人物や読者を追い込んでいく様子は目を見張るものがあります。この夏、この作品で背筋を凍らせてみませんか?蝋燭など用意すると雰囲気増しますよ……
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怪談会の部屋に最初から火のついた蝋燭がある時点で、もう帰りたくなりました。禁足地もお守りも、怖いのはその場で終わらず、日常に戻ったあとまで何かが残っているところです。
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