素晴らしいホラー作品です。ホラーは納得のいかないまま終わる作品も多い中、この作品には全てに理由があり、それが、美しほど残忍な描写となって目の前に出現します。切なくも甘い最終話。悪魔に魅入られた気持ちになりました。
次の展開が気になるを繰り返した結果、いつの間にか最終話までのめり込んでしまいました!描写表現がとても秀逸で、スッと頭のなかで思い浮かべながら読むことができます。謎の伏線回収、一人一人のキャラクターが魅力的で、感情移入もできる素晴らしい作品だと思いました!
このホラー作品は、都市伝説と民俗学を下敷きにした静かな導入部から、読者の感覚をじわじわ侵食してくる秀逸な一作です。甘やかな匂い、光の揺らぎ、曖昧になる記憶――文章表現がきわめて繊細で、日常がわずかに歪んでいく不安と官能が同時に立ち上がります。先輩・火野の存在感も妖しく魅力的で、伝承の正体を追いたくなる引力は抜群。じっくり味わいたい伝奇ミステリとしても、お薦め出来る一作です。
読み応えのある物語でした。著者の巧みな表現力のおかげで、どんどん引き込まれます。現在、次の章を読んでいるのですが、また違ったタイプの主人公が登場しているため、この後の展開が楽しみです!
美女しかいないという山奥のとある集落。そこを訪れた男は女に自らの胎児にされてしまうという――これはそんな『胎内回帰』という都市伝説を巡る物語です。描写や表現が非常に巧みで洗練されており、文字を追っているのにワインに舌鼓を打っているような高尚な気分に。ホラーだけど怖さより官能的な甘美さが勝ち心地良さがありました。章ごとに登場人物が変わるので、たくさんのエピソードを楽しめます。こちらは第一章まで拝読してのレビューなので、第二章以降も楽しみです!!
第一章までのレビューです。民俗学研究部の高校生・翠はどこか生めかしい先輩の火野から聞かされる都市伝説にまず耳を疑います。それは、『胎内回帰』――女性だけが住む山奥の村、そこに訪れた男たちを「胎内に帰す」という艶かしい伝承が残されているというのです。その真相はいかに。洗練された高い文章力と引き込む妖艶な魅力に気づけば引きずり込まれてしまう。五感を刺激するような匂い立つ美しい上質なホラーです。
第一編を読み終えたところでこのレビューを書いています。都市伝説「体内回帰」の謎をめぐる物語。ミステリアスな上級生火野に導かれ、二人旅に出た翠。彼が辿り着いたのは……。美しく艶めかしい文章に誘われて読み進めてしまいます。まるで火野に導かれる翠のように。待ち受けているのは官能的な結末。そして、次の謎へとつながって行きます。しっとり甘く、恐ろしいミステリーホラー。おすすめです。
詩的で耽美的で官能的。ふつくしい。ゆっくり読ませていただきます
胎内回帰というモダンホラーな感じがたまらないです!
物語が進むにつれてのスピード感、読み出したら続きが気になり止まらなくなります。
もっと見る