概要
主人公・山崎永和(とわ)は、フリマアプリで「奇妙な母子手帳」を手に入れる。そこには姪の名前が記されているが、保護者欄は空白であり、姉は別に自分の母子手帳を所持していた。
やがて永和は姪を散歩に連れて行く際、怪しい老婆に付きまとわれるようになる。老婆は人形を手にし、「川に人形を流しに来た」と語る。
「奇妙な母子手帳」を確認すると、「妊娠」の記録は途中から消え、残された「胎児」だけが母子手帳の中で成長していき、出産の記録がないにもかかわらず、子どもは「胎児」から「乳児」に成長した。
そのころ、自宅のホームビデオに映る謎の幼児が、その母子手帳の幼児と一致すると考えた綾川要(永和の彼氏)は、「人形を川に流す老婆」が、あるカルト教団にまつわる「死者蘇生」の儀式をしたのではないかと考える。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!謎の母子手帳。川に流される人形。不可解な子供。一体……何が起きている?
ホラーだけじゃなく、ミステリーが好きな方にも是非読んでいただきたい作品です。
物語は「一冊の母子手帳」から始まります。
大学生の永和が受け取った小包には、なぜか母子手帳が入っていた。本来はフリマアプリで子供用の服を注文したはずなのに、入れ間違いなのか母子手帳が送られたという。
姉である美和が「湊」という子供を産んで幸せいっぱいな状況のはずが、それから永和の周りで奇妙な出来事が起こり始める。
「川に人形を流す」と言い出す奇妙な老婆。そして、ビデオカメラに映りこむ見知らぬ子どもの姿。
不思議に思って母子手帳を紐解くも、「子供は38週目で出産」とあるはずなのに、「妊娠期間は16週」…続きを読む - ★★★ Excellent!!!答えに辿り着く途中が、いちばん怖いのかもしれないです。
フリマアプリで姪の服を買ったはずなのに、届いたのは一冊の母子手帳。
そこには、姪の名前が書かれていた――ただし保護者欄は空白のまま。
主人公の永和は「誤配送だろう」と思いながらも、その手帳が示す内容が少しずつ“現実の常識”から外れていくことに気づきます。
この作品の怖さは、リアルな生活が舞台になっているところ。
メール、Q&A、ブログ、取引画面、映像記録、不審者情報など、いくつもの形式で断片が積み上がっていき、じわじわと何かに辿り着くような感じ。
主人公も読者も、確信の手前で何度も足を止めさせられつつ、次の記録を見た瞬間に「いや、待って……これは……?」と引きずり込まれてしまう。
そ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!フリマで届いた「姪の名前の謎の母子手帳」—川に人形を流す老婆の正体とは
フリマで購入した商品の代わりに届いた「母子手帳」。そこには姪の名前が記されているのに、保護者欄は空白。姉はちゃんと別の母子手帳を持っているのに、なぜ?
不気味なのはそれだけじゃない。川辺で人形を抱えた奇妙な老婆が主人公を付け回し、なぜか姪の名前を知っている。そして母子手帳の中では、妊娠の記録が消えていくのに「胎児」だけが成長を続けている——
メール、ブログ、目撃証言。複数の視点から徐々に明らかになる不穏な真相。日常に潜む恐怖を、淡々とした筆致で描くホラー作品です。「死者蘇生の儀式」とは? 一体何が生まれようとしているのか? - ★★★ Excellent!!!「●●●ちゃん、大きくなりましたね」
山崎永和の元に届いたのは、見覚えのない母子手帳だった。
フリマで間違って届いた母子手帳には、奇妙な特徴があった。
永和の「姪の氏名」が書かれているのに、「姉の母子手帳ではない」のである。
>>●●になれる喜びに、心が震えます。
その日を境に、永和たちの下に不可思議な現象が起こり始める。
日本人形を抱えた老婆がまとわりつき、川岸に人形類が流れ着き始めたのである。
>>ありがとうございます。ありがとうございます。
不審に思った永和が例の母子手帳を読み返し、彼女は恐ろしい事実を目の当たりにする。
知らないうちに母子手帳が日々、▓▓されていくのだ。
>>●●のために。●●のために。それが…続きを読む