絹糸で透ける生地を作るのは絡み織りという技法により可能で、平安時代から存在しています。現代でも「紗が掛かったような」という言い回しが残っています。弾絹(はじきぬ)は、頑丈で伸縮性もある繊維と設定していますので、合成繊維の透け生地並みに仕上がります。やったね!
男装の麗人は、その主人とともに重要なキャラクター。名前を出すと色々と解説が必要になってしまいますので、本話時点では敢えて触れませんでした。第74話で再登場しますが、ご想像の通り、森人貴族である神官補の副官です。神官補は実は閑話で名前も登場済みでございます。
普人の第三段階以上は五百人に一人程度。三人が聞き出した「現在ヴェイザにいる13人」というのは文字通りの意味なので、「旅の神官補」として巡回診療に出ている光魔術士が別にいます。また第二段階は勿論、火や水などを少し出せるだけの第一段階杖使いは、それなりに存在します。
ハルキトヤ(Harkitja):har(古ノルド語でhairの語源)+kitja(同cutの語源)、すなわちヘアカット。
21歳。「登仙楼」に二名いる「大花」のひとり。優しい雰囲気が売りの美女だが情熱的な一面も。髪結の腕前は一流で裁縫も無難に熟せる。妾として髪結店を出させるという身請け話があるが、乗り気ではない。