「火事場の馬鹿力」が存在することは科学的に間違いありません。しかし残念ながら、普段の何倍もの力が出せるようなものではないようです(参考:石井直方『やさしい筋肉学』(日経Goody)など)。
1) 筋肉の生理的限界(最大収縮時に全運動単位を動員)は、心理的限界で制限される(中枢による抑制)
2) その制限を解放するには
・怒りや恐怖などの大脳辺縁系の本能的感情:従って、薬物や催眠術でも効果あり
・「シャウト効果」:大声を出すだけでも筋力は上がる(多くのスポーツで実証済)
・筋力トレーニング:トレーニングは筋繊維を太くするだけでなく、使われていない筋繊維を使えるようにすることでもある(つまり鍛えている人ほど余力は無くなっています。バトル漫画は描き直し!)
3)余力の幅は、1割~3割くらい(少ない!)
4)心理的抑制がある進化的理由は、無論のこと筋肉が傷むから。直後に動けなくなると生存に不利ですからね。
わたくしの世界の獣人は【獣化】により体内魔素エネルギーを一気に消費可能で、余力に関係なく約1.5倍の全能力向上。魔素がありますからね! 中枢による抑制も解除され易くなっています。その代わり獣人同士の結束力が強く、脱力してぐったりした仲間を守ることで生き延びてきたという設定です。
体力回復は出来なくても、せめて、とモモの筋肉組織等を修復したショウくんの対応は大正解でしょう。尚、リカが疑問に思っているように、モモが転生以来、積極的になってショウくんへの想いが溢れてしまっているのも半分は獣人になったせいです(もう半分は言うまでも無く…)。
「春甘根」はアマナ(甘菜)をモデルにしています。アマナと同様に春一番に咲く春告花のひとつであること、甘味のある球根を利用することから「春甘根」の名を当てました。見分け方や採集方法などはアマナそのものです。外見が似ているオオアマネは有毒。都内でも見かけますが実際の採集はお控えください。