わたくしの世界の武具は鋼鉄が基本。ミスリルなど夢の金属は存在しません。鋼鉄のランクは現代日本の炭素鋼でも広く使われている、元は日立金属様による分類を参考にさせていただいております。黄鋼は地球と同様ですが、白鋼は魔石を添加したもの、青鋼は更に砂魔術で「整えた」ものです。
鉄(くろがね):最安値。三人が買った剣先スコップは鉄製。
黄鋼(きはがね):鋼鉄。安価だが加工が容易。但し錆びやすい(地球では不純物を減らしたもの)
白鋼(しろはがね):鋼鉄。中級品で切れ味鋭いが欠け易い。錆びやすい(同、炭素を増やしたもの)
青鋼(あおはがね):鋼鉄。高級品で粘りがあり切れ味が持続(同、CrやW添加)
この上には「玉鋼」(たまはがね、日本刀の材料に相当)と、鉱人しか作れない「波鋼」(なみはがね、ダマスカス鋼に相当)があります。江戸時代の日本刀(新製)は数十万~数百万円換算とされていますが、砂魔法で無機質の形状や性状を弄ることができる世界ですので、その数分の一程度をイメージしています。
解体や調理用には低段階砂魔法で作れる硬化石製も使われます。更に高段階魔術で作る属性剣が存在しますが、これは高段階砂魔術と属性付与魔術を組み合わせた「魔硝子剣」です。脆く欠け易いという欠点を魔法で解消し得る世界では、石製(ガラスに近いですが)の剣が最強になる筈ですので。
武具店の主人ヒヨル(Hjorr)さんは古ノルド語で「剣」(hjo-の発音は「ヨ」が近い。どこかでヨルというキャラが…)。革製品店の主人レゾル(Leðr)さんは同じく「革」(レザーの語源)、奥さんのスクリッダ(Skrydda)さんは「鞣し前の皮」です。中古服屋の女将カリザ(Kalithaz)さんは祖ゲルマン語の「布」になります。