• 異世界ファンタジー

第32話 フリゾルさん(捕:第二惑星、製本)

フリゾル(Friðr:古ノルド語の「愛される、愛されるほど美しい」)
 今年で19歳。伝馬組合ヴェイザ支部長の娘。有力平民なので教育も受けており、この世界の成人年齢である15歳から魔物狩組合で働く。町内でも評判の美人で看板娘。恋物語が大好きで、男爵家出身のクンディさんに良縁を繋いでもらうことを期待して就職(他の若い女性職員も同じ目的)。

 ショウくんのことは森人貴族家の若様のお忍びで、リカとモモは副官&護衛兼、複婚の妻と思っている。尚、普人貴族及び有力平民の女性は十代で結婚するのがこの世界の標準(男性は二十代前半が多い)。フリゾルさんは平民からは引く手数多だが、本人も親も夢を捨て切れていない。

 太陽系生成のシミュレーションでは「水星は存在せず火星はもっと大きい」という結果が殆どです。そこでリアルソーラーツインであるこの世界も水星は存在せず、「我等世」は第二惑星としました。火星に相当する第三惑星も、夜空に赤々と燃える正に「火の星」と名付けられていることでしょう。

 17世紀頃の英国の活版印刷本は、製本されずに売られていました。袋綴じの状態で販売した小売製本(trade binding)を、客が業者に製本を依頼して豪華製本(fine binding)となります。わたくしの世界でも似たような状態と設定しました。組合所蔵本は、革装して組合紋章を刻印した製本です。

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