• 異世界ファンタジー

第20話 体毛

 我等世(ウィラルテ)の森人は、耳毛より下の体毛は無毛です。普人は地球人類と同じで、獣人は髪質(角耳含む)が柔らかく、鉱人は剛毛で毛深いという設定ですが、森人の橘花くんに加えて二人が「無毛」となってしまったのは、決してわたくしの性的趣味などではなく、真っ当な理由がございます。

 森人文化が強い影響力を持っている四協帝国クアドリオンの美的価値観は、森人が基準となるからです(鉱人は異なります)。端正な顔貌だけでなく、痩身(胸は別)や色白や無毛が特に美女の条件。そこで神様は【美形】をとるなどで一定以上の水準に達した転生者を無毛としてくれたのでした。やったね!

 美少年設定の橘花くんに無精髭が生えたり、美少女設定の二人が処理に悩んだりする描写は避けたいですし、それを無視する物語には猶更したくありません。ツルピカこそが神様の正義なのでございます。尚、汗腺や皮脂腺はあるので、立毛筋に相当する筋も存在して寧ろ発達しています。プルプル!

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