• 異世界ファンタジー

第15話 服装

 わたくしの世界は基本的に産業革命以前、江戸時代初頭あたりの近世初期を想定しています。実は日本では兎も角、西欧ではかなり古くから、現代視点でも違和感の少ない服装が存在していました。例えばサラシではなくブラジャー、カボチャパンツではなくブリーフといった具合です。

 現実世界ですので、女性の肌の露出は皆無に近いと設定しましたが、その代わりに頑丈かつ伸縮する素材が存在してメリヤス織り等の技術もあるので体にピッタリした服装が多い、ということにしました。地球でも古くからあったのと同様に、透ける素材も存在しています。やったね!

 尚、靴下は近代まで高級品で、庶民は足布(フットラップ)を巻いてから靴を履いていました。第20話でも少しだけ触れますが、エリート層である杖使い、特に第三段階以上の魔術士の服装は初期装備でも靴下で、平民が多い魔物狩の場合は足布としたのは、その差を表現したものです。

 パンツは「股穿き」(微妙ながらオリジナル)、ブラは「胸袋」(欧州の言語であります)。ローブは「長寛衣」(寛衣は和服などのゆったりした服のこと)、マントは「懸布」(オリジナル)、フードは頭巾。ベストは「男胴着」でボディスは「女胴着」(オリジナル)などと設定しています。

ナショナルジオグラフィック『あなたが思っているよりも実は長い、ブラジャーの歴史』

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