• 異世界ファンタジー

第27話 連房実、ハーブの名前(捕:調理セット)

 「連房実」は、日本でも春の薬草木としてお馴染みのコブシやタムシバをイメージしています。見分け方や取り方や効能は、ほぼ同じです。「連房実」の名前は、同じく独特の実の形(葡萄の粒が融合して繋がっているような外観)から設定しました。無論のこと、わたくしの造語です。

 コブシの語源は、その実の形が握り拳みたいだから。タムシバは田虫葉(皮膚病と同じような白い斑点が若葉に出るから)或いは噛む柴(葉や枝先を噛むと甘味を感じるから)。金柑もほぼ同じ。柑橘類は地球でも早くから様々な品種が利用されてきましたので、近世段階の品種限定かつ旬のみ、の柑橘を出します。

 ローリエの和名「月桂樹」は中国経由で誤解されて名付けられた語で使えませんので、語源の意味(常緑の聖木。ギリシャ神話ダプネー説話に由来)から常緑芳香な「緑香樹」としました。タイムの和名「麝香草」は、麝香に似た香りのする草ですので、わたくしの世界でもジャコウジカがいると設定しています。

 サムは『指輪物語』の旅の仲間のメンバーでフロドの従者。最重要キャラクターのひとりです。旅の最初から調理道具一式を担いでいましたが、その詳細が描写されたのは第2巻「二つの塔」でした。三人が買ったものは、サムの調理道具と同じような構成の野営道具です。

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