四協帝国の公認遊郭「娼館(あどびやど)」は、今後、三人とも絡みがあります(娼館は職業訓練所を兼ねる)。それ以外に江戸時代の飯盛女のように従業員が非公認の娼婦「添女(そいのめ)」である場合は「添女宿」と呼ばれます(公認の「娼女(あそびめ)」は娼婦の古称のひとつ)。
交渉次第で艶事が可能で、食事処や個室や「浄化便所」などの条件を満たしていても中級宿を名乗ることが基本的にできません(現在のヴェイザでは無理ですが、領主や代官によっては賄賂次第)。以前、クンディさんが「お二人でも安心して泊まれる宿」と言ったのは、これと無縁な宿という意味でした。
北側は旧砦ということもあり、二軒の中級宿と一軒の高級宿は「健全」で、安宿は黙認状態(お客同士で何をしようと自由という体裁)です。嘗ての地球と同様にこの世界の人には罪悪感が乏しいですが。もし三人が自分たちだけで南側の宿を探した場合、面倒な事態になるところでした。