前半終了です。
補足をまとめて以下に。
主に「冴えない王女の格差婚事情」との関連になりますので、読んでも読まなくてもぜんっぜんオッケーです。
うん、だってめっちゃ長い――のは溜めに溜め込んだからです=書き終わって公開するだけでいつも力尽きるのです、いてて。
第1話 悪辣王女の追放
兄は「冴えない」にも出ていたセルシウスです。
オーレリアは、彼をミーナを犠牲にして平気な人間と言っていますが、実際には彼はミーナとちゃんと話し、(選択の自由を保障した上で)彼女の意思を確認してます。その辺の番外編、いつか出したいなー。
第2話 化けの皮
・ オーレリアの価値観――外見どうでもいい、むしろ害悪、注目されるのももてはやされるのも嫌、人も物もいらない、です。
周りの価値観との乖離がすさまじくてねえ。
尊重しないどころか、そもそも違う価値観が存在するということすら知らない人間との対話ほど難しいものってないってことで、彼女がひん曲がった理由の一つです。
・ オーレリアがフェルドリックに「冴えない」でちょっかいをかけていたのは、好意ではなく、むしろ完全無欠に悪意です。
つまり、書籍版の婚約披露会での彼女のソフィーナへの態度も、嫉妬や羨望ゆえであるはずもなく。
第3話 毒と棘と花
・ 侍女だった人をカザックに送り込もうとしているのは、オーレリアにメリットあってのことではなく、純度100%のI・YA・GA・RA・SE♡。
うん、最悪なの、この人(笑……ってる場合じゃないという説もある。が、反省はしない)
・ フォースンは「冴えない王女」や「そして」にも出ている彼です。
孤児でありながら、フェルドリックの講師だった学者に見出され、彼(男爵家)の養子になった人。
作中にある通り、出向でハイドランドに来てます。
が、身分に対する拘りがカザックよりきついので、苦労していて、セルシウスに心配されてます。
ただ、いい性格の人でもありまして、気遣うセルシウスに「千人束になってもうちの殿下の毒には遠く及びません」と素で答えちゃって、セルシウスを遠い目にさせたりもしてます。
第8話 悪夢
なぜ生きているのかと言われ、自分でもそう思うと答えつつ、キレるのがオーレリアなら、騎士に悪口を言われて、目の前に顔を出したらおもしろそうという発想になるのも、オーレリアです。
どんなヒロイン、という突っ込みはご随意に←開き直った
第9話 不出来
作中の「……馬鹿みたい」というセリフ。
オーレリアは自分に対して言っているのですが、ガードネルでは手を振ってくれた少女を馬鹿にしたと解釈しています。
ガードネルの中でオーレリアはそういう人なの。
で、オーレリアはそう思われていると知っていながら、訂正しませんし、してきませんでした。とっくの昔に諦めてます。
第10話 襲撃
「暴力で人の心を屈従できると思っている」
「冴えない」でソフィーナも「暴力で人の心を屈従できると思うな」と言ってますが、元々はオーレリアの言葉です。
部屋を行き来していたという描写や22~25話の通り、昔は仲良かったの。
第14話 “ソフィーナ”
「冴えない」の戦勝記念会で、オーレリアはソフィーナの手を(同情に見せかけて)蔑んでみせましたが、ソフィーナの価値観に沿って、そのコンプレックスをついただけで、オーレリアの本心はこの話の通り『誇るべき』です。
第15話 最果ての町
・ ミーナの母方の血筋であるシルゲ族は、ハイドランド北部に住む少数民族です。
「冴えない」の書籍版三巻にも出てきているのですが、差別されており、メリーベルやセルシウス、ソフィーナはそれを解消しようとしてきました。が、本作でのミーナの扱いの通り、完全に成功しているとは言えない状況です。
・ オーレリアの推測通り、兄は道中の領主などに対し、オーレリアの輿入れとその道中の警護や接待を連絡していませんが、外面を気にしたわけではありません。
街道が寂しい感じなのも、敢えて裏道を選んでいるからで、第1話でギャザレンが言っていた馬車が質素なのと併せて、すべてオーレリアの安全が理由です。助力が見込めない以上、内密に動く方がまだ危険が少ないという。
まあ、結局情報は漏れてしまいましたが。
第16話 外柔内邪
タイトルの元となった四字熟語は、「外柔内剛」です。間違えて覚えないでねー。
第21話 誤認
オーレリアの「私、かっとなりやすいの」との言葉。正確にはかっとしやすいというより、「悪意に対して過敏/過剰に反応する」です。
悪意に晒されて生きてきた人間が、身を守るために仕方なく身に着ける術です。
相手の言動に悪意があることを前提に先制して動くので、被害を最小に留められる一方、相手に悪意がない場合は……。
第22話 面従腹背
作中の通り、オーレリアは父親は嫌悪しています。
離宮行きしかり、シャールゴール族の長の面前しかり、内心で毒づきつつ、オーレリアはなぜその父の機嫌を取っているのか――メリーベル絡みです。
兄はそれに気づいていて……という。
第23話 妖精の冠
ソフィーナの乳妹兼侍女は、「冴えない」に出ているアンナです。
第24話 ぼさぼさ頭の獅子の魔物
最初獅子の悪魔としていたのを魔物に変更しました。
第26話 桟橋
ストゥルツ、ミーナが見たら「ダメだ、こっちもダメだ……」と顔を覆うこと請け合い。
なお、「おい、『恋愛』じゃなかったのか」と突っ込まれれば、目を逸らしつつ「ほ、ほとんど相手のこと知らないまま、恋だの愛だのって言われたって、胡散臭いし…!」と言いながら、全力で逃げます←ダメ作者
こ、これから、これからってことにしといて…!
ここまでの全体を通してですが、セルシウス。
彼には主にソフィーナが見ていた側面と、同じくオーレリアが見ていた側面、両方あります。
どちらも彼ですが、それぞれソフィーナとオーレリアの解釈が入っていますので、そのどちらとも必ず正確なわけでもありません。
二人の妹が見ているよりはるかに複雑で、はるかに苦悩の多い人です。
優しさと冷酷さが同居した、陰のある美形ってことで、この人の話もいつか書きたい。
――そんなところです。
次回から場面がヴォーバリアに移ります。引き続き、楽しんでいただけるといいな!
そして、感想やブクマ、リアクションなど、色々も有り難く拝見しております。
話を公開しようと思えるの、皆さんのおかげです、ありがとう!
誤字のご指摘も感謝でいっぱいです。
この場をお借りして、で恐縮になりますが、「冴えない」のほうへの誤字のご指摘も、毎回拝んでます。
で、誤字と言えば、今回[ ]付きで作者名が入っている部分があったかと思いますが、あれはワードのコメント機能の名残ですorz
別所と関連する箇所などに、この機能を使っているんですが、全体をコピーしてペーストした時に、その部分に作者名が入り込むようになってしまってました……。困惑した方がいらしたらごめんなさい。
以上、です……←力尽きた
インフル、流行ってますねえ。結構冷えてもきましたし、お互い体調には気をつけましょうね&良い夜、そして明日になりますように!