本章終了です。お付き合いありがとうございました。
で、ややこしくなってきたので、渡界方法について補足です。
作中にある、世界を生きた状態で渡る方法は3つ。
①偶発によるもの。
サチコやその前の稀人、ディケセル王国の始祖となったコントゥシャことコンドウ・シンザもこの方法で、日本からディケセルに渡っています。
わかっていないだけで、ディケセルから日本に迷い込んだ人もいます。
②『死地の力』
『ディケセル王族が死にかけた際に、別の世界に渡ることができる』的なものです。
シャツェランも江間も郁もこの力を認識をしています。
③『稀人と霧と何か』
トゥアンナ以前の王族は、この力についての認識もありました。
シャツェランも同じ情報を持っていますが、隠しています。
江間は『何か』が、向こうの世界にいる者に呼ばれることではないかと推測しています。
郁は『何か』についての推測を持っていません。
ただし、このうち②と③については、真実の部分もあれば、間違っている部分もあります。
また、間違ってはいないけれど、事象の説明しきるのに不足がある、というものもあります。
つまり、シャツェランや過去のディケセル王族を含めて、誰一人完全な真実にはたどり着いていない。
世の中によくある話ですが、複数の異なる事象が起きているように見えて、実はそれぞれの事象を引き起こしている原理は同じ、往々にしてとてもシンプル、ということがありまして、これもです。
ってことで、興味があれば、あれこれ疑ってかかってみてください。
なお、ヒントは、コトゥドや彼と同時に日本に渡った侍女の遺骨や遺体がどうなったか、というあたりです。
郁については……この人、ずっと一人だったから。
不遇、不幸に浸って生きてこざるを得なかった人は、いざそうじゃなくなったら、逆に落ち着かなくなる。
リカルィデも言っていますが、「元に戻りたいわけじゃないのに、気付いたら元に戻る理由を探してしまう」という状態になりがちです。
そういう人生と縁遠かった江間のような人には体感しにくい感覚かと。
じゃあ、タイプの違う者同士はうまくいかないのかというと、必ずしもそうではなく、ということで次章に続きます。
次章は他に、ディケセルの王都セルから宮宰が乗り込んできて、というあたりの話になる予定です。
まとめてのお礼になって恐縮ですが、色々も嬉しく拝見しています。
付き合ってくれる人、まず間違いなくめっちゃ少ないだろーなーと思いつつ始めたので、すごく楽しいです。
引き続き楽しんでもらえるといいな!
ではまた……ってこう書くのも、そういや久しぶりですね。
いや、相変わらず与太話でいっぱいの日々なんだけど、毎回話の更新だけで力尽きててさー。
ちなみに、今の最大の関心事は、猫とカラスです。
うちに遊びに来るカラスたちと猫が窓越しに対面して、なんか会話?してるんだけど、一体どういう内容、そして心理なのか。
最も気になるのは、私が見てるのに気づくと、ぴたっと会話が止まること。
襲撃とか計画されてたら…………ちょっと楽しいかもしんない。
ワクワクのある日々っていいよねーってことでサヨナラです。
あなたの連休も楽しいものでありますように!!