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「そして」17-11.折損

フィルが知れば、「爺さまのせい…!?」と戦慄すること請け合い。
ついでに、アレックスのせいでもある=胸元にあんなことしなきゃ、ロンデールもキレなかった。
つまりは、フィル、災難もいいところってことで。

うん、そんな補足…?という突っ込みは随時受付中です。

で、そのロンデール。
彼は環境に違和感を覚えて馴染めず、ずっと孤独でした。この人にとっての最大の不幸は、そういう性格でありながら、この公爵家に生まれついたことです。

で、アルによってそうではない世界を知って、その彼をきっかけにフィルに気付き、フィルというかそういう世界というかにはまっていった、と。

ちなみに、ロンデールは自分がロンデール家の者だとアルが知らないはずはないと言っていますが、大丈夫! 知らなかったよ! てか知るわけないじゃん!
って、まあ、知ってても同じことをしたでしょうが。

剣技大会でのフェルドリック。
イラー・デンのせいでストレスを極限まで貯めていた
→フィルとの対戦が決まって、今度は心配が極限に
→フィルの勝利で二重にストレスから解放されて浮かれる
という状態で、ロンデールのことにまで気が回ってませんでした。
で、気付いて気遣いが足りなかったと後悔=気まずさゆえに、あんな感じに。

彼とロンデール(の立場)は政敵中の政敵ですが、彼は誰よりロンデールのおかれた状況を理解して、同情も個人的な好感も持ってます。
ロンデールもそうと気付いていて、同じようにフェルドリックを思っている、そういう間柄です。

彼のアレックスへの怨嗟の根本は、作中で彼が言っているように、機会の不平等です。そうじゃなかったらここまでおかしくはならなかったかと。
彼、世の中平等が保証されないこともある、恋愛を含めた人間関係ならなおさらって知らないのです、機会を与えられないって機会に恵まれ?たことがなかったから。
平等って主張すべきところはすべきだけど、主張したらダメなところにまでand/or使ったらダメな手段を用いて主張し出すと、人って簡単におかしくなっていくんだよなあ、と思わずにはいられない。

次回、ロンデールがフィルにパートナーとして自分を選べと要求した収穫祭です。
が、この先更新の間隔が空きがちになります。のんびりお付き合いいただければ幸いです。

ではまた。今日も蒸し暑いみたいですねえ。
外に出るたびに「空気、重っ」ってなります。一体五感のどこで何をどう感じてそう判断してるのか、って思うとちょっと面白いです。
とはいえ危険なことには変わりなしってことで、体調に気を付けて、いい一日をお過ごしくださいねー。

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