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「そして」15-5.血

作中でフィルが感じてる通り、レミアは本当にカイトが好きでした。
彼が自分を一番に想っていないこと、誰を見ているかに気付いたのは、それが理由。

振り向かせようと頑張ってきて、振り向いてもらえなくて悲しくて、それがカイト、そしてフィルへの怒りに変わっていきました。
同時に、このままでは自分もそしてカイトもダメになること、フィルへの怒りが理不尽であることを知っていました。

殴ってほしいとフィルに言ったのは、それがカイトにも自分にも区切りをつけるために必要なことだと思ったから。うん、自分では殴れなかったの。
あと、フィルにも知っていてほしい、少しなりと一緒に苦しんでほしいという気持ちがあったのも事実です。で、そんな自分が嫌いだった。
フィルが「悲しそうに笑っていた」と感じたのはそのせいです。

恋愛って、真剣であればあるほど、相手を想えば想うほど、楽しいことだけじゃなくきついことが増えていく気がします。
凄まじい矛盾というか理不尽というか、それでなお恋に落ちる人間って生物が面白くて仕方がなかったりする。

次回は、アレックス(+フィル)です。

ではまた。こっちは梅雨入りしました。雨に打たれるアジサイは一際綺麗です。
が、私が植えたアジサイは枯れ?つつある――「なぜ!?」と思うべきか、「だって私だし」と思うべきか、そこが悩みどころ←ミント(=植えてはいけない植物No.1)も枯らす奴
雨晴で寒暖差もありますし、お互い体調には気をつけましょうねー&良い一日を!

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