各所にあるヘンリック観察記を受けてのフィルバージョン、終了です。
おつきあいありがとうございました。
14-2.
メアリー、好きに振る舞っているようで実はそうじゃなかった、と。
ヘンリックの実家はカザック王朝の建国から一気に成り上がった豪商です。
いずれ出てきますが、フェルドリックをはじめ王家がその内情を(ある程度)把握している程度には勢いがある家。……ヘンリックはあんなふうですが。
で、メアリーも商売をしている家の子ゆえ、ヘンリックの実家のすごさも実感している、と。
最初は、それでヘンリックが離れてくれたらと思ってのツンでしたが、彼があんなふうなのでそうはならず、結局深みにはまっていきました。
14-3&4
フィル、ヘンリックのことめちゃくちゃ好きです。
彼、フィルのことを変と言ったり呆れたりしつつも、そこも含めてフィルとして扱ってくれているので。
中庭の空が四角いという話、ヘンリックが笑ったり田舎者だって頭ごなしに言わず、ちゃんと同じものを見た上で、ただ「本当だ」と言ってくれたのがすごく嬉しかった、と。
そして、そんな彼はメアリーが絡むと、理不尽です。
こうして「ヘンリック=メアリー馬鹿」がフィルの中で醸成されていくのです。
14-5.
…………い、一応、考えてはいるの、考えては。ヘンリックとメアリー両方のことを考えてこういう行動をとったの。
なんとかの考えなんとかに似たりという言葉を思ったあなた、フィルへのご理解どうもです。
で、“保護者”の彼は、穴だらけな彼女の計画をこっそりフォローしてます。
「~という感じで行くので、ちょっと遅れてヘンリック、連れてきてください」←適当
(いつ、どのタイミングで、ヘンリックにどう話して、とか、まったく考えてないな……)←苦労人
14-6.
苦戦――14-8のとおりの事情です。ばれて怒られる……のではなく、怒らずちゃっかりなメアリーにやられる、と。
14-9.
そんなこんなでフィルの二人絡みの「げんなり」は続く(断言)。
次回は番外編、お買い物です。
華やかなドレスや希少な宝石、名作文学……ではありませぬ←目は合わせられない
ではまた。
色々あって、カラスの知り合いが増えました。
ら、旧知のカラスとその子が知り合いになったっぽい。
待て、私、社交性でカラスに劣ってない? ――な衝撃が楽しい。
あなたの今日も何か楽しいことのある日でありますように&暑かったり冷えたりが激しいのでお互い体調に気をつけましょうねー。