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「故地奇譚」28-15.「解放」

第28章、終了です、お付き合いありがとうございました。

江間、ギリギリ間に合って、再会。
彼、レジスタンスのリーダーのジィガードが言っていたように、郁の不在でちょっとおかしくなってまして、対イェリカ・ローダのチームが彼のフォローに走っている状態です。

メゼルディセル軍/レジスタンス連合軍は、まず台地上を襲撃、その後台地下に。
郁の所在を知って、急いで滝横の階段を下る最中、遠目にイェリカ・ローダとやり合う郁を見つけた江間の気分たるや……。

なお、切り裂くものの目に突き刺さった最初の矢を射かけたのは、ギャプフ村近くの惑いの森で月聖石の武器と粉の効力を一緒に試していたグルドザの一人です←仲良くなってた
何もかも忘れて走っていく彼を助けようと、彼を追いかけながら、です。

郁の行動原理は、基本「虎穴に入らずんば虎子を得ず」です。
度胸があるというより、勝負に負けたところで失うものは自分の命だけ&失うならそれはそれで、と思っていた頃の名残。
こういうタイプに付き合う人は大変なんだよなー、とこっそり江間やリカルィデ、シャツェランに同情していたりする。

そういえば、あんま補足してなかったなーってことで、スオッキ。
左手に三つ又もしくは二又の短剣、右手に両刃のちょっと長めの短剣を扱う二刀流の武術です。総合格闘技的に蹴りや頭突きなどの体術も組み込まれてます。

作中で郁が相手を投げたり、関節を決めて転がしたりしているシーンがありますが、この辺はスオッキの範疇ではありません。
コトゥドが日本で習った柔道や合気道などの武道を組み込みました。
「スオッキ使い」の弱点を突けるような技構成にして、郁に叩き込んでいます。

次章は戦後のあれこれと、保留になっていたVS菊田――江間やシャツェラン、レジスタンスの思惑も絡んで、です。


そんなところで……って、そういえば、前言っていた「ハシブトカラスは変装を見破れるか?」 ――一通り試しました。

(以下、要警戒)


サングラス、髪型・色変更、服や靴などのテイスト変更、全部影響なし。
が、フルメイクした時は、行動に変化が見られました。

二匹揃ってしきりに首を傾げた後、すぐ横にまで飛んできて、やっぱりくりくり首を傾げ、いつにない小声で鳴き出す――「どうしたどうした」「なんか変だ、大丈夫か」的に言われているようにしか思えない。
それなりに騙せたっぽいけど、違う意味での敗北感を覚える。

気を取り直して、顔を見ているなら、ということで、鼻眼鏡(団子鼻と丸眼鏡と鼻髭とゲジゲジ眉がついたやつ)を買ってきてリベンジに燃えるも、ツッコミが入る。

「カラスの目を欺きたいのは世間の目が厳しいからじゃなかったっけ?」
――うん、危なかった。

なお、カラスより世間の目より、今気になっているのは、我に返った私からその鼻眼鏡をもらい受けた奴が何をする気か、です。

あほうは伝染する…?ってことで、当方の近況ノートをご覧の際は重々ご警戒ください、と今日もダメ人間感いっぱい呟きつつさよならです。良い夜を!

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