第31章終了です。
福地。
彼にとっては『善』も『悪』も内生的なものではなく、外部に依存します。厳密な意味でいわゆる良“心”が存在しないと言いますか。
よって、周囲から『悪』と咎められない状況下では、ひたすら効率的に自身の利益を追求します。独裁者まっしぐらです。
なお、そんなふうですので、寺下のことも怒ってはいないです。彼の中には怒りを感じるために必要な『正当性』すなわち善が、もともと存在しませんので。
このタイプ、珍しいかと思いきや、それなりにいるように思います。
生物としての戦略を考えた場合、集団としての『善』に則って他個体と協調し、自らの生存と繁殖の確率を上げるのも一つのやり方なら、他個体を完全に無視、なんなら踏み台にして生存と繁殖の確率を上げる、集団的には『悪』なやり方もある。
後者をやるためには自分の中の『善』は邪魔になるので、必然的にない人しかできない。
集団の中では前者タイプが評価されますが、(状況によっては)後者タイプのほうが圧倒的に有利=ホモ・サピエンスという種としての多様性なんだろうなあと。
なお、そういうタイプに遭遇and/or気付くと、「隙を見せたら…!!」なドキドキ感と「こんにちは」することになります。スリリングな日々を好まない場合は、そぉっと離れましょう。
次章はシャツェラン&ゼレゥチェ+リカルィデ、見聞処長のアドガン&郁&江間です。
が、しばらくお時間いただくかもしれません。
うん、年末年始、ちと立て込んでるのです。
ではまた。
そういえば、久々に猫がやってきました。歴代の子と違っておっとりしていて、でもなんか妙に大きい。
「雑種で8か月で5㎏ってあり? 家猫?」状態です。太ってはいないし、病気もないと獣医さんにも言われたし、謎。
昔一緒にいたハスキーと猫兄弟がめっちゃ面白かったのを思い出して、でっかい犬も一緒にいたら、と危険な誘惑に駆られつつ、さよならです。
何かと忙しい季節ですし、モニターのそちらのあなたもご自愛くださいね&温かい夜を!