概要
伝えられなかった言葉と果たせなかった約束は、自鳴琴の元に――。
函館にて、母から継いだカフェを営む詩織。
兄である祥也と助け合いながら、常連客にも恵まれ、日々を懸命に頑張っていた。
ある日の閉店間際、店内にあるオルゴールを探して辿り着いたという不思議な青年が現れる。
アンティークのディスクオルゴールは、故障は見られないのにけしてならない不思議なもの。
何故それをわざわざ、と思うが、それ以上に驚きだったのは、青年が目的以外の全て――名前も素性も何も覚えていないということ。
紆余曲折の後、兄と共に奏と仮の名をつけた青年の身元が分かるまでの引受人となった詩織は、やがて店にて起きる不思議な出来事を目撃する事になる……。
兄である祥也と助け合いながら、常連客にも恵まれ、日々を懸命に頑張っていた。
ある日の閉店間際、店内にあるオルゴールを探して辿り着いたという不思議な青年が現れる。
アンティークのディスクオルゴールは、故障は見られないのにけしてならない不思議なもの。
何故それをわざわざ、と思うが、それ以上に驚きだったのは、青年が目的以外の全て――名前も素性も何も覚えていないということ。
紆余曲折の後、兄と共に奏と仮の名をつけた青年の身元が分かるまでの引受人となった詩織は、やがて店にて起きる不思議な出来事を目撃する事になる……。