伊波乃元之助

ホラー映画みたいな怪異がわんさかいる世界に転生した在田ナオトは、怪異から身を守るためにこの世界の法則を利用して自分を鍛え始める。 結果として霊能者や超能力者といった、怪異と戦う存…

監視対象は小学生の少女、コードネーム「シラユキ」。警視庁キャリアのエリート・中川理沙は、年末に冗談のような指令を受ける──「小三女子を監視せよ」。 その一件はいじめ案件のはずだ…

感情は都市を感染させる。 SNSの炎上、選挙の空気、ニュースの温度—— それらはすべて、1945年以降に“誰かが設計した感情の流れ”なのかもしれない。 世界は眠り、人類は夢を歩…

祈ることすら、許されなかった。 異端とされた者は、名も存在も否定される。 世界は「祝福」と「禁呪」に分かれ、教会はそれを「正義」と呼んだ。 異端者は奪われた祈りと存在を求め、 教…

✦･━･✦･━･✦･━･✦･━･✦･━･✦ ——運命はお好きですか？　それが、神様によって仕組まれた運命だったとしても？ ✦･━･✦･━･✦･━･✦･━･✦･━･✦ 崩壊す…

真っ赤な瞳を理由に父から忌み嫌われた少女——鈴音は、瞳を隠すためにお面をつけることを強要され、喋ることも禁じられていた。 そんなある日、父から突如として妖魔の長との婚姻を命じられ…

　詩集の第三弾です！ 　日々の中で感じた諸々を詩にしてみました。

自他ともに認める『冷め冷め人間』こと、数原匠十（かずはらたくと）。 物事どころか他者にすらほとんど興味を示さない彼は、今日も今日とて退屈な日常を消費していく。 そんな中、高校に…

神は救ってくれなかった。それどころか地獄突き落とした……。祝福は呪いになり、少女は絶望の淵で「魔物」に変貌する。殴られ、売られ、神に見捨てられた。そう信じた少女が、「愛」と「家族…

森でいちばん元気なカメムシさん。 でも……ぷぅん。風がふくたび、まわりのみんなは涙目に—— 仲間との出会い、ちいさな冒険、すれちがいと気づき。 涙目のなかにも笑顔がうまれる、ほっ…

これは自らを生贄と見られることを拒む少年の物語。「男子」を奪われ、“闘う巫女”として日本の運命を背負い、抗い続ける物語。 ん？本人うまくごまかされてチョロいだけ？そっそれは………

第一部完結しました。 （第二部の連載は、当面の間はサポーター限定記事での投稿となります。） 都会に疲れ、故郷の島へ戻ってきた青年・相川湊人（あいかわ みなと）。 民宿経営を夢見…

都市伝説――『胎内回帰』。 山奥の隔絶集落に『美女しかいない村』があり、彼女らは噂を聞きつけて訪れる男を、自らの胎へ帰すことで赤子に生まれ変わらせる――と、まことしやかに囁かれて…

今まで投稿した作品の掌編短編集です。 現代の怪談奇談となります。 全体的に加筆修正をしております。物語の大筋は変わりません。 一話完結。物語の一部が繋がっています。長い作品…

書籍化作品【邪祓師の腹痛さん】シリーズ。 ※劇場版のイメージですので、シリーズ初参戦の方でも楽しんで頂けるように工夫しております。 エセ霊能者の水鏡にそそのかされて、邪祓師…

とある地域に伝わる都市伝説。『見る者によって姿を変えるあやかし』が存在するという。 出会ったら最後、積み上げた躯の数は天まで届くと恐れられていた。 しかし、そんなあやかしを、…

　様々な怖い話が載るホラー雑誌、怪談倶楽部。書籍の売り上げランキングでも上位を占める本作は、その読者に様々な読者を取り込んでいた。仕事に疲れたサラリーマンから、青春全開の高校生ま…

　その村の名は篭目。北に山、西に道、東に川、南に平野を持つ四神相応の地にある。名に反し、条坊ではないが。 　村に祭られている七福神は六つ。 　９年に一度、最後のひとつを決め、…

　身寄りを失い天涯孤独の身となった少女マリオンは、祖先の墓で古の旅神が用いていたという、しゃべる遺物に出会う。言葉巧みに旅路へと誘う旅具フィーリに導かれて、マリオンは特に意味もな…

『レギオン』――それは、世界の法と秩序を守る“正義”の象徴。 御堂駿は、その正義に狙われる“犯罪者”として生きていた。 けれど彼は、選んでしまった。 追われる立場でありながら、…

哀縁忌縁、奇々怪々、寄りて縁るのは、厄なる怪の困りごと。厄怪事に苦しむならば、言の葉に乗せて呼んでみろ。誰が呼んだか、妖しの娘。その名は、すなわち『おぼろのことり』はてさて今宵の…

京都の高名な陰陽師に連なる家系の女・狐乃渡　真名子（このわたり　まなこ） 元は土地神であり高い神格を誇る式神・鴉魅（からすみ） 二人は名うての祓い屋コンビ。 今日も人に仇なす悪霊…

中年女性の朝宮ゆきは父母を最後まで看取り、ひと段落したと思った途端に自分自身の体調を崩してしまう。 重い体で会社へと向かう途中、突然足元に暗い穴が開き不気味な集団に引きずり込まれ…

高校生の秦瑞希は、冬の街外れで見知らぬ神社を見つけた。 興味本位で足を踏み入れたその場所は、人ならざる者たちが支配する神域であった。 捕らえられ、食事もままならぬ状況に置かれた瑞…

雨切 巡（あまぎり めぐる）には幽霊が見える。日常に溶け込んでいたり溶け込んでいなかったりする幽霊たちは、何故、何のためにそこにいるのか。同じ大学に通う同級生やオカルト研究会の先…

「涙の魔術師」の生まれ変わりである悠木少年が十歳になったころ、二人の姉に戦場で酷使されて瀕死の重傷を負った。少年は前世で愛人だった白猫に会うために脱走した。白猫の胸に抱かれて死に…

人は、自分のものではない“何かの記憶”を宿して生まれる。 喜びも罪も、受け継がれた記憶が響き合い《残響》となり―― その性質によって人々は《正典》と《外典》に仕分けられる世界。 …

【カドカワBOOKS10周年記念長編コンテスト中間選考突破作品】 （作中、AIは一切使っておりません） 千八百年前の中国。腐敗と混迷に揺れる四百年の歴史を誇る漢王朝で北方の辺境幽…

寡黙で真面目な男は、ある夜を境に病院から忽然と姿を消した。 空になったロッカー、消えた高菜弁当、そして偽造された履歴書。 平穏だった病院に、疑念の波紋が静かに広がる。 やがて、一…

　神話が終わり、機械が発達した世界。 　天動説の様な雲海に浮かぶ大地で、ドラゴンの背に乗り大空を駆け巡るドラゴンライダーの冒険。 　大地の果てで、ドラゴンライダーに憧れる貧しい…

日本には優秀な人材が多くいる ではなぜ皆富めていないのか

意識のみを機体に送り込み、仮初の肉体を使ってレースを行う近未来スポーツ、リンドブルムレース。 幼い頃にその魅力に囚われた香月兎羽は、高校入学と共に自らもリンドブルムレースのランナ…

銀歯の下に眠る地獄――数カ月にわたる痛みと戦い、ついに決着！ 勇者のように歯医者に挑み、神経処置と新しい銀歯で口福を取り戻す。 痛みに耐えた日々の奮闘を、さんまｻﾝ風の語り口で描…

短編完結型のホラー小説orミステリー小説を19時に投稿されます。週に2.3話予定。

その痛みに、絶望に、気づいてください。 ※これは警告です。※ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　●　　　　● 　　　　　他サイトにも掲載中。

言葉が出てこないもどかしさが、ちょっと笑えたので、短編にしてみました。

1986年、世界史上最大の危機(クライシス)が訪れる… 警察官巽葵と室戸ゆう子は謎の組織龍骸教団から龍の巫女を守護ることになる。 龍の巫女には恐るべき力が隠されており、世界に核…

【月２回で連載中】 2025年12月の投稿は、12日(下弦の月)、28日(上弦の月)で予定しています。 ・・・・・・・・・・・ ミヤビは、エレメンタルフォースを内包する古代遺…

　大正二年一月、氷晶舞う東京府中。 　政治家は財政をめぐって対立し、華族は特権階級で利権を貪り、企業の有力者は豊富な資金で街を買う。そしてそれ等を魔女が誑かして喰う。 　魔女…

黒瀬蓮は、ある朝起きると死神が見えるようになっていた。 死神に憑かれた人間はもうすぐ死ぬ事実に気がついた蓮は、死の運命を変えて周囲の人間の命を次々に救っていく。 「黒瀬くんが私の…

去年（2024年）の残暑のころ、私（G3M）は、にわかに小説を書く衝動に襲われた。 【小説を書くきっかけについてのエッセイ】 おそらくウェブ小説に関することを書くのは最初のうち…

　目覚めると、私は『人間』という肉の塊に閉じ込められていた。 　高度な知性を持つ私にとって、この星の支配者たちの営みは、吐き気を催すほど野蛮だ。 　死体の細胞を食らう「焼肉…

変異空間《ダンジョン》と呼ばれる物が世界数多に出現し、魔物と呼ばれる生命体が生まれた事が当たり前になった架空の日本。 人々はそれらに対抗するべく、人間に新たな力《スキル》を与え…

人間の手によって金属から作られた人工生命体エンス、生殖能力があるエンスはやがて人間社会に溶け込むように数を増やしていった。しかしそれと同様にエンスによる事件も増えつつあるのだった…

告って成功して別れてを繰り返す彼。いや、なんでそんな告って別れてを繰り返してる奴がモテるんだよ。おかしいだろ！それなら私の方が良くない？あ、そっかだから彼にターゲットにされたのか。

13星座で綴る、新たな運命の詩。 サビアンシンボルをベースに、時代の変化とともに生まれ変わった“星の言語”が、あなたの内なる宇宙を呼び覚ます――。 『Zodiac++：Star…

人外×人間たちの恋愛ラブコメディ

正体不明の魔物に首相が暗殺され、日本は地獄絵図と化した。 天の声の導きにより、日本を取り戻す意思がある者たちが、大量に異世界に転移する。 そこで俺に与えられたのは、ふざけた名前の…

近畿地方のある場所にまつわる怪談を集めるうちに、恐ろしい事実が浮かび上がってきました。