概要
出会ったら最後、積み上げた躯の数は天まで届くと恐れられていた。
しかし、そんなあやかしを、凪咲はサンタクロースに見えてしまう。
自分をサンタクロースに見てくれた凪咲だけを愛してしまう『あやかし』と呼ばれる存在のセツナ。
セツナは永遠の時を凪咲と共に過ごすために凪咲の魂を保管して置ける頑丈な器を探しに街の至る所で様々な人々と出会い、セツナと出会った人々の、その結末は──
短編
Till Blood Do Us Part ──愛が誓いを越えるとき、祈りは血に反転する──
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!凶悪と善意、狂愛と純粋のジェットコースター!!
見る者によって姿を変えるという都市伝説になっているあやかし「セツナ」と、何度遭遇しても彼がサンタクロースに見える凪咲。
凪咲を愛してしまったセツナは、彼女の魂を保管するための器を探し始めるが……?
ホラーが大大大の苦手な私ですが、タイトルとあらすじに撃ち抜かれ、まるで惹き寄せられるように読み始めてしまいました。
そして、衝撃を受けました!!
読んだらわかる、例えきれない程の文章のパワーが本当に凄い!!
圧倒的なキャラクターの存在感、暴力的で残虐なのにアーティスティックで極彩色が目の前に広がる表現力、巻き込まれる人々に巣食う欲望と絶望的な救い、狂愛と純愛の間を振り切って揺れるセツナの感…続きを読む - ★★★ Excellent!!!愛すべき怪人のストーカーレベルの純愛ストーリー
ジャンルはホラーです
それもスプラッターよりの…
でもここでスプラッター苦手と、そっ閉じしようとしたあなた!少し待ってください
こちらはそのさらに上をいく激アツラブコメでもあります
少女の目に映るのはサンタクロース
時々少女凪咲の前に現れては成長を見守る
それは凪咲への激しい執着と凪咲以外、はっきり言ってクズという認識レベルでの激アツストーカーレベルの恋だから( *´艸`)
サンタクロースだったり鎧の騎士だったりゾンビだったり
見る人によって姿が変わるようで…
どれが本当の彼なのか分からないのだけれど
凪咲への想いは本物
ヘビーすぎる愛は凪咲へ伝わるのか
最後まで展開が読めないです - ★★★ Excellent!!!狂気の描写が光る、サイコホラー!
見る人によって、姿を変える怪異
ある人からは小さな女の子に見え、ある人からは鎧の騎士やエイリアンに見える
なぜ姿が変わるのか?
連作短編により、怪異の謎が少しずつ解き明かされていくお話です!
更にこの話の特徴としてすごいのが、怪異側の視点も混ざってるところ!
普通のホラーであれば、怪異は観察側の視点からしか語られず、その内面や行動理念は推測するしかありません
しかし、本作では怪異セツナの視点が時折混ざるために、その狂気的な思考がダイレクトに表現されていて、読むだけでぞっとします!
ナギサという少女に、異常に執着してるセツナ
その想いは純愛なのか、それとも猟奇的な執着なのか
セツナの視…続きを読む - ★★★ Excellent!!!救いに見えたものは、破滅だった。祈りが招く純愛ホラー
本作に登場するあやかしは、「見る者によって姿を変える」存在です。
ある者には怪物に、ある者には死神に。
そして主人公・凪咲の目にだけは、それが優しく微笑むサンタクロースとして映ってしまいます。
受験の重圧、冷え切った家庭環境。逃げ場を失い、ただ「解放」を祈り続けていた彼女にとって、その存在は確かに救いでした。
そして、その祈りが、本当に叶ってしまう。
あやかし・セツナの行動は、一貫して凪咲への「愛」に基づいています。
風邪を治すためのスープ、彼女を苦しめる存在の排除。すべてが、彼女の幸せを願っての行為。
しかしそれは、人間の倫理や価値観とは完全に断絶した、人外の純粋さが生む狂気でもあり…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ホラーな狂愛。そして純愛。
その都市には古くから、『見る者によって姿を変えるあやかし』の存在が言い伝えられていた。
ヒロイン、凪咲は、季節外れの「サンタさん」を発見する。
でもそれは、あやかし。
あやかしは、自分をサンタクロースに見立ててくれた凪咲を気に入り、恋をする。
でもそれは、人ならざる恋。
相手を喰らいたくなってしまうほどの、狂気の愛であり、血にまみれた純愛である。
その愛の純度がすごすぎて……。ホラーです。
凪咲さんがとにかく可愛いヒロインです。あやかしだけじゃなくって、誰でも惚れてしまいそうな可愛さ。
物語は、いろんな人が『見る者によって姿を変えるあやかし』に関わってゆく、オムニバスのような話の集まり…続きを読む