概要
未来も人生も、割り方ひとつ――年の瀬、卵に願をこめて
カクヨムコン11お題フェス参加作品・第二弾
面白くなくていい。笑いを思い出すためのリハビリ。
作者(ひつじ)が交通事故で轢かれ、3ヶ月入院をし、退院してから一年。
最愛の夫(ペガサス)が肺を患い、病で死去してから、二百三十日あまり。
いつしか、私は「面白い話」ができなくなっていました・・・
でも、笑いを忘れたくはない――
そんな思いから、カクヨムコン11の短編お題を使って、 “落語小噺”で心のリハビリを始めてみました。
この落語小噺は、うまく笑えない日も、悲しみに包まれる夜も、 少しずつ“笑い”に手を伸ばしてみる、私の小さな練習帳です。
面白くなくても大丈夫。
つまずきも、戸惑いも、全部ひっくるめて「今の自分」を書いていきます。
読んでくれるあなたにも、「ちょっとだけ笑顔を思い出せ
面白くなくていい。笑いを思い出すためのリハビリ。
作者(ひつじ)が交通事故で轢かれ、3ヶ月入院をし、退院してから一年。
最愛の夫(ペガサス)が肺を患い、病で死去してから、二百三十日あまり。
いつしか、私は「面白い話」ができなくなっていました・・・
でも、笑いを忘れたくはない――
そんな思いから、カクヨムコン11の短編お題を使って、 “落語小噺”で心のリハビリを始めてみました。
この落語小噺は、うまく笑えない日も、悲しみに包まれる夜も、 少しずつ“笑い”に手を伸ばしてみる、私の小さな練習帳です。
面白くなくても大丈夫。
つまずきも、戸惑いも、全部ひっくるめて「今の自分」を書いていきます。
読んでくれるあなたにも、「ちょっとだけ笑顔を思い出せ
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!卵を割る順で誓いが整う年の瀬噺。
『朝飯前の誓い』は、「卵」という小さな題材を、年の瀬の長屋と八百屋の空気にすっと溶かし込み、読む側の腹まで温めてくる一席だ。熊さんの貧乏浪人という立場が先に置かれるので、「卵を眺める」という動作そのものが切実で、そこから言葉が転がり出す流れが自然である。
特に印象に残るのは、熊さんが卵を手に取って「新年に書き込む願いってのは、この殻みてえだ。中身は白紙、割り方次第」と見立てを立て、そこへ八っつぁんが「覚悟がねえと、何も出てこねえぞ」と返して、笑いながらも話を現実へ着地させる場面だ。卵の殻は確かに薄いが、割り方を誤れば台所が汚れる。その生活感があるから、「生き方を変える」大げさな誓いも、…続きを読む