高校生の瑞希が、担任公認の「授業中の買い出し(サボり)」の途中で見つけた古びた鳥居。友達との楽しい日常の空気が一転、神聖でありながら背筋がゾクリとするような不可思議な世界へと引きずり込まれていくジュブナイル・和風ファンタジーです
描写が細かい分、恐ろしい言葉使いや展開がリアルに伝わってきます。だからと言って、読む手を止めることができません。最後までこのまま読み進めてしまうこと請け合いです。
…を繊細に描き、音の消失や桜の風景が不気味な美しさを際立たせています。その「消失」や「桜」が主人公瑞希の恐怖と無力感を読む側にリアルに伝えているのではないかと…妖怪達の軽妙で残酷な会話にもむしろ緊張感を感じました。三話まで拝読した感想ですが、これからも少しずつ拝読させて戴きます。