概要
欲望、記憶、恋愛、怪異――何気ない日常が静かにずれる短編集です。
「なんとなく過ぎていく日常、その陰と陽の狭間に潜む、不思議な断片たち」
何気ない日常にふと現れる違和感。
それは偶然か、それとも見落としていた現実か。
「日陰と断章」は、日常の陰影と人生の断片を描くショートショート集
温かな陽だまりとひんやりとした影の境界線にある、小さな異変や謎を書いています。
あなたの世界は、本当に“現実”ですか?
ちょっとだけ、確かめてみましょう。一緒に――
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!明言されないものまで、自然と伝わる短編集
二編読ませていただきました。
どちらも、すべてを言葉で説明するのではなく、物語の中に置かれたものから読者自身に気づかせてくれる作品でした。
「土喰い」では、読み進めるうちに少しずつ感じていたものが最後の一文で繋がり、「B4出口のエスカレーター」では、主人公と一緒にその場所を体験することで、最後には少しだけ見える景色が変わったように感じます。
どちらの作品も、明言されていないことまで自然と察してしまうように物語が作られているのが、とても面白い体験でした。
短い作品だからこそ、余計な説明をせずに読後へ繋げていく構成も印象的でした。
まだ二編しか読んでいませんが、他の作品も読んでみたくな…続きを読む - ★★★ Excellent!!!「不思議な物語」と「自然と考えたくなる余韻」が好きなあなたへ
奇妙なサイト、繰り返される月曜日、未来の自分から届くLINE――
身近な日常に少しの不思議が入り込み、その結末と、読み終えたあとの余韻を楽しむ短編集です。
【日常に入り込む不思議】
もし、なんでも無料で手に入ったら。
もし、同じ1日が繰り返されたら。
もし、未来の自分がその先を教えてくれたら。
「もし――」から始まる物語。
短編集なので、お気に入りの話ときっと出会えるはず。ぜひ覗いてみることをオススメします。
【読み終えてから広がる余韻】
読み終えたあとの余韻は十人十色。
答えを示すのではなく、その先を読み手に想像させるような結末ゆえに、読み終えてからも自然とあれ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!現代社会に潜む人の業を炙り出す、ニヒルな短編集へようこそ!
現代社会には様々な業を持つ人たちで溢れています。
仕事が上手くいかない者
青春を拗らせた者
住宅ローンに追われる者
美容の泥沼に嵌った者
etc...
そんなどこか身近に居そうな業深き者達が、時に救われ、時に更なる沼に陥る。そんな小話が縦横無尽に綴られます。
どこかありそうな展開から一転して「そう来るか!」と言った話や、ドストレートに良い話が混じっていて、良い意味で先が予想できません。
どの話も~一万字の短編なので、気軽に読むことが出来ます。
星新一先生のショートショートが好きだった人には、特にオススメです。
是非読んでみて下さい!