「黒と白の間(あわい)を歩む」というコンセプトが、タイトルの「灰色」に凝縮されています。選ぶのでも染まるのでもなく、ただ自分の足で天と大地の間を踏みしめていくその宣言が物語の背骨を貫いています。
第一幕「縁」から第二幕「出会い」へと幕立ての章構成が演劇的な雰囲気を醸し出しており、13話・連載中ながら既に独自の世界観が確立されています。作者プロフィールの「お主、誰かと間違えておらんか?よ~く確認するのじゃ!!」というひと言も、この作品の一筋縄ではいかない個性を象徴しているようです。
続きが気になる、静かに目が離せない一作です。