概要
学校では、見覚えのない噂が広がっていた。
友達との記憶すら、どこかズレている気がする。
過去も家族も友達もいる。
でも……この“オレ”って、本当にオレだったか?
正解の記憶が、もうどこにもない世界で、
オレはオレを証明しなきゃいけないらしい。
偽の記憶に抗い、“本物の自分”が遺した計画を追う中で、
将介は――「自分で何かを選ぶ」ための戦いに踏み出す。
そして知る——別の自分が、この時代に逃げ込んできた理由を。
彼に残されたのは、たったひとつの選択。
本当の記憶で生きるか、作られた自分として生きるか。
その答えが、未来さえも変えてしまう。
SFに慣れていない方でも入れるように、最初の数話はラノベ風です。
1話〜5話は「なんか変な日常」から始まり
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!自分が誰かはわからなくとも、それでも自分を生きていたい。
ん?という序盤の違和感を取っ掛かりに、瞬く間にこの作品にのめり込んでしまう素晴らしいSF作品です!本当に構成力が凄くて脱帽の一言⋯
何度も読み返せる工夫がされております!
一章でも読んだらもう虜です。主人公を応援するしかなくなりますね👍✨
日常に潜むズレが段々取り返しの付かないことになっていくゾワゾワ感。知らない記憶、知らない人、知らない謎。それらが交錯する時、ある衝撃の事実が立ちはだかります。
タイムパラドックスや時間移動が大好きな方には確実に刺さりますし、SFは理解が難しいな〜と思う方でも楽しめるように現在の状況を上手く登場人物達が纏めてくれますので安心です!
今、この瞬間を生きて…続きを読む - ★★★ Excellent!!!「自分がだれなのか」―存在の謎と優しさが交錯する青春SF!
最初は、学校を舞台にした犯人捜しのミステリーかな?
と思って読み始めたんですが、写真がない、アルバムに自分が写っていない?そんな違和感が少しずつ積み重なって、
「自分がだれなのか、ほんとうにこの世界にいるのか?」という不安に変わっていく展開に引き込まれました。
そして読み進めるうちに、単なる記憶の謎ではなく、
「人を信じたい」「自分で選びたい」という温かな想いを感じました。
自分の存在証明をめぐるSFでありながら、人の優しさや絆を丁寧に描いているのが印象的です。
「自分」という存在の意味を、もう一度考えたくなる作品でおすすめです♪ - ★★★ Excellent!!!新たな、異能の物語
『池袋ウエストゲートパーク』
が好きな作者様。
影響をかなり受けているそうです。
ウエストゲートパークの主人公、
マコト。
饒舌口調の一人称が魅力的でした。
KaniKan🦀様のお作品も、主人公の独白に近い表現となっています。
このお作品、
『青春ジュブナイルの顔をしたアイデンティティSF』と称されてます。
1〜5話は、何か変な日常を描き、
6話以降、異能を秘めた主人公を中心に物語が不思議な世界へ加速していきます💨
作者様は、各エピソードの終わりに、
『貴方の声で、ストーリーが変わることもあるかもしれません』
とおっしゃっておられます。
読者と一緒に物語を紡いでいこうという気持ちが表れていま…続きを読む