舞台は明治の横浜。
洋行帰りの探偵・南部与七郎が追う毒殺事件を発端に、横浜線にまつわる謎や秘密の地下鉄、そして新選組の生き残りまでが絡み合っていく歴史ミステリーです。
歴史上の出来事や人物を下敷きにしながら、「どこまでが史実で、どこからが物語なのだろう?」と思わされる大胆な発想がとにかく面白い!
ミステリーとして事件の真相を追うワクワク感はもちろん、都市伝説めいた謎や新選組の物語が次々と繋がっていき、最後まで読むと「そう来ましたか……!」となる展開もたまりません✨
倫さま作品を読まれている方なら、反応せずにはいられない「あの薬」も登場しますよ!
そして本編を読み終えたあとの「あとがき」も必見です!
史実の中に残された「よくわかっていない部分」から、どのように物語が膨らんでいったのかを知ることで、作品世界をさらに深く味わえました。
歴史ミステリーがお好きな方、新選組がお好きな方はもちろん、史実とフィクションが交差する物語や、歴史の空白から広がる大胆な「もしも」を楽しみたい方にもおすすめしたい作品です!
ロンドン帰りの探偵・南部与七郎が、明治横浜で起きた毒殺事件に挑むところから物語は一気に加速する。
軽薄さと洒脱さを併せ持つ彼のキャラクターが、文明開化の街の空気と絶妙に噛み合い、読者を当時の横浜へと引き込んでいく。
事件の鍵となる横浜線の土地権利、赤レンガ倉庫の奇妙な煙、そして街の地下に隠された“秘密の地下鉄”。
男装の永倉磯子との潜入劇や、新選組の生き残りが絡む展開は、史実とフィクションが混ざり合う独特のスリルを生む。
毒薬、変装、地下列車、剣と銃──
多彩な要素が重なりながらも、南部が自らの過去と向き合い、真実へ迫る姿が物語の芯としてしっかりと機能している。
明治横浜の“伝説”が息を吹き返す、華やかで刺激的な探偵活劇。
明治の横浜を舞台に、探偵・南部与七郎が “新選組の影” と “横浜線の謎” に巻き込まれていく本作は、歴史×ミステリー×アクション×人情劇 が絶妙に混ざり合った痛快エンタメです ⚡📘🔥
物語は、横浜線にまつわる奇妙な噂――
「新選組が作ったらしい」という都市伝説めいた会話から始まり、そこから 殺人事件・濡れ衣・陰謀・秘薬・変身伝説 へと一気に加速していきます 🚨🩸🕵️♂️
探偵・南部の皮肉屋でタフなキャラクター、男装の役者・磯子の天真爛漫さと大胆さ。
この二人の掛け合いはテンポがよく、読んでいてクセになる魅力があります 💫👫🎭
明治の横浜の街並み、港の匂い、馬車の音、洋館の佇まい――
そのすべてが鮮やかに描かれ、まるで “時代の空気を吸いながら読む” ような臨場感が味わえます 🌆🚶♂️🌬️
小海倫先生の新説・新選組譚の最新作!
あの人が出てきて、あの人があの人になっていて、あの人と出会ってあの人があの人と一緒に戦うからあの人との関係が明らかになって、結局あの人たちでよかった……という何も伝わらないと思う0点のレビュー文言になってしまうのですが。内容を是非読んでみてください。
最初は分からなくてもいいんです。最後まで読んで「あー」となって、もう一度読めば面白さが倍になるのですから。
もちろん新選組ですからバトル部分も楽しめますが、主人公は探偵なので、すなわち事件としても楽しめる。かの毎年爆発は春の季語となっている某アニメのようで、美味しいですね!
ここから初めても良いですが、小海倫先生の、他作品を読むとより楽しめると思いますので、是非=
ロンドン帰りの探偵・南部与七郎が追う毒殺事件から始まる物語は、本格ミステリーとして事件の真相を追いながら、明治横浜の空気や鉄道黎明期の歴史、そして新選組を題材にした大胆なIFが自然に絡み合っていきます。
史料を大切にしながら物語として再構築されていて、史実への敬意と創作の面白さが見事に両立していました。
事件の謎を追う探偵パートはもちろん、終盤で明かされる数々の真実やタイトル回収、そしてエピローグまで読み終えた時、「こういう着地だったのか」と思わず唸るような深い余韻が残ります。
歴史小説、ミステリー、新選組が好きな方はもちろん、「もし歴史の裏側でこんな出来事があったなら」という物語が好きな方にも、ぜひ読んでいただきたい作品です。
新撰組の人物が活躍する明治時代の横浜を舞台とする物語という設定が、すでに飛び抜けた発想だと感じました。
その中で探偵業を営む南部が、事件に巻き込まれて謎を追っていく。
そんなミステリー仕立ての構成は緻密で、さらには丁寧な当時の時代演出によって、心地よく読み進めることができます。
ただこの本作の凄さはそれだけにとどまりません。
史実と創作が入り交じる中で、事件性が物語をどんどん引っ張ってくれるので、すぐにラストがやって来る印象を受けるほど夢中になれます。
ミステリーものということで詳細には触れないものの、度肝を抜かれる結末がとてもお洒落にラッピングされて用意されてあります。
新撰組が掲げたであろう哲学や信念までもが、現代の物語でミステリーとして復活する。
これは一つの奇跡のような心地がしたものです。
歴史もの、ミステリー、ファンタジー、文学性などあらゆる要素が作者様の手腕で美しく彩られたこの物語に、ぜひ多くの人に触れていただきたいです。
明治の横浜。
ガス灯が照らす港町。
赤レンガ倉庫。
異国の香り漂う外国人街。
そして――
歴史から消された、“秘密の地下鉄”。
関内で探偵業を営む青年・南部与七郎。
彼は横浜市議の怪死事件を追ううち、
山下町の地下深くに眠る巨大な陰謀へと辿り着く。
それは、
八王子へ続く秘密路線。
密かに運ばれる最新兵器。
そして、維新の闇へ消えたはずの者たちの影――。
読み進めるうちに気づくだろう。
これは単なる明治ミステリーではない。
そこにあったのは――
「歴史は、死んだ人間だけで出来ている訳じゃなかった」。
これは、
横浜線誕生の裏側に隠された、
もう一つの“新選組伝説”。
歴史は、
教科書に名を残した英雄だけで作られるものじゃない。
敗れた者。
忘れられた者。
歴史の闇へ消えた者。
それでも生き延び、
名を変え、
時代の礎を支え続けた者たちが、確かにいた。
幕末もの、新選組もの、明治ロマン、ミステリー……どれか一つでも好きなら、この作品かなり刺さると思います。けれど実際に読んでみると、一番印象に残るのは「時代に取り残された人たちの空気」でした。ガス灯や赤レンガの華やかさの裏で、刀の時代を生きた男たちが、不器用に洋装を着て、珈琲を飲んで、横浜の街を歩いている。その姿が妙に切なくて、でもどこか可笑しいんです。
特に“明治の地下鉄”という発想が素晴らしく、「本当に存在していたかもしれない」と思わせる説得力がありました。史実を調べた熱量と、「もし彼らが生きていたら」という優しさが、物語全体からじわじわ伝わってきます。この作品を読み終えたあと、きっと横浜線に乗る目が少し変わることでしょう。
文明開化の音が響く明治の横浜に、もしも秘密の地下鉄が走っていたら?
そんなワクワクする想像力から始まる本作は、一瞬で読者をロマン溢れる時代へと引き込みます!
主人公は欧州帰りのワケあり探偵・南部与七郎。そして相棒となるのは、可愛くて度胸満点の謎の男装少女「磯子」。
二人が横浜の夜の街を駆け抜け、暗闇の地下鉄から八王子の秘密工場へと潜入する怒涛の展開は、まるで極上のアクション映画を見ているかのようです。
特に見どころなのは、激しい戦いの後に訪れる雨の馬車での静かな時間。
探偵と少女の間に流れる、切なくて甘い空気感に胸が締め付けられます。
歴史に詳しくない方でも絶対に楽しめる、極上のエンターテインメント作品です!ぜひこのミステリアスな列車に乗ってみてください✨