月間
異世界ファンタジーの短編ランキング

2万文字未満かつ完結済の作品を直近30日間のデータで集計しています。
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    婚約者に神力を奪われたので、神界へ昇って二度と手の届かない存在になりました

    神魔大戦の日、私は婚約者の月城朔夜(つきしろ・さくや)を庇い、魔神の致命的な一撃を受けた。  魂は砕け、肉体も崩壊寸前まで傷ついた。私はそのまま二十年もの眠りにつき、ようやく肉体へ戻ったときにも、霊脈と魂は完全には治っていなかった。  療養のため再び仙殿に籠もることになった私は、仙盟の日常的な仕事を朔夜に任せ、その補佐を彼が最も信頼していた弟子――白峰真白(しらみね・ましろ)に任せた。  ところが、私が再び人前に姿を現したころには、真白はすでに一部の長老たちを味方につけ、仙盟の実権を握り始めていた。  そして私と朔夜の「契りの儀」の当日。  真白は大勢の前で、堂々と私の地位を奪おうとした。 「雪華様のお力は、今や全盛期の一割にも満たないでしょう。これ以上、仙盟の守護者である仙尊の地位に留まるのは難しいかと存じます」  長老たちが騒ぎ始めるより先に、朔夜が真白の隣へ歩いていった。 「俺と雪華の婚約も、今日で終わりにしよう」  彼は迷いなく告げた。 「俺が本当に愛しているのは、ずっと真白だった」  そして、まるで慈悲でも与えるような目で私を見る。 「真白を正妻として受け入れられるなら、お前も俺のそばに置いてやっていい」  広間にどよめきが広がった。  私は思わず笑った。  そう。  それなら、それでいい。  彼がもう選んだのなら、私も彼に預けていたものを返してもらうだけだ。  今の朔夜が私を見下ろせるほどの力を持っているのは、その大半が私の神力だから。  そして彼は、もう一つ知らない。  なぜ白峰真白が、時折あれほど私に似て見えたのか。  私の主魂はかつて、二十年もの間、彼女の中に宿っていた。
    • 完結済 1
    • 19,855文字
    • 更新
  5. 25
  6. 書籍化作品2026年8月10日発売

    旗本改革男【コミックス第1巻発売中】

     現代日本のどこにでもいるサラリーマンが転生したのは江戸時代中期の旗本の八男坊だった。 「この時代のことなんて、細かいところまで知らないぞ……」  飢饉、政争、外国船の到来。これから未来に何が起こるかは教科書で学んだが、いつどこでどうやってという細かいことは知らないし、それ以前に部屋住の身分ではどうすることもできない。 「とりあえずこの時代の勉強をするか」  こうして学問に励みだした少年は、その中途半端な未来の知識でもって麒麟児と呼ばれるようになり、いつの間にか歴史の表舞台に立ったり立たなかったり。  果たして日本の歴史は変わってしまうのか!? ※主人公は歴史や雑学に詳しい設定ですが、うろ覚えなところも多い上、ジャンルに偏りがあったり、知っているものも広く浅くな感じなので、江戸時代を生きるうちに「そういえば……」と思い出すような展開が多いです。またかなり都合よく有名人と知り合いになりまくりなので、重厚で本格的な時代劇をお望みの方には向かないかもしれませんのでご注意を。 ※2026.7.26 第十一章開始 更新は毎週日曜夜。筆が進むときは、木曜夜にも投稿出来るかも(期待薄)完結まで書くつもりではいますので、気長にお待ちください。 ※2024.6.11 歴史・時代・伝奇ジャンル年間1位獲得。評価いただいた皆様には厚く御礼申し上げます。いつもお読みいただきありがとうございます。 ※2026.8.10 ポータルサイト「カドコミ」「ニコニコ漫画」などで連載中のコミカライズ版「旗本改革男~令和のサラリーマン、お江戸に転生してべらぼう世直し~」第1巻が発売いたしました。
  7. 27

    異界神話パライゾン終末記

    ※ 架空の固有名詞が多数あります。読みにくい場合は『すべて選択』→『音声読み上げ』機能をお使いください。  聖者は口を揃え、語った  遥か星海が隔てる、パラ・ディルガの境地にて    神の託宣、終歴の始まりを  ――たった一対。世界樹の苗木、双の大樹と成りし時。その根に、次代へ至る聖域が拓く。     自我に狂える萬の神々は、その戦火を増し  至高神、クレストゼニスの慈悲を渇望す  筆頭たるは、五柱     整然たる蛮勇、メタナレス   巡れる穣りの番人、リシュリー    生ける時空、メリキュロ     ルタ・ディアーナの、死したる赤子  それと、造られし魔導のデマギア    魑魅魍魎の神格は  およそ欺瞞に濡れた手と手を交わさず  貴き神の意思に背くだろう  人の子らは、絶望を、あるいは希望を  あまねく抱いて、生まれ出でる    だから英雄たちよ――、我ら、その星屑よ  傅く神の、手を牽かん  双世界樹の根に縋り、次代の幕開けを、瞳に宿せ  滅びに抗うすべは、他になし    
    • 完結済 8
    • 11,957文字
    • 更新
  8. 29

    婚約破棄された黒魔術師、元婚約者と勇者の秘密を暴いて国ごとざまぁする

    王国で“忌まわしき術”と蔑まれる黒魔術。 その使い手であるノクトは、宮廷で厄災処理と呪詛浄化を担う黒魔術師として、誰にも知られぬまま国を支えてきた。 彼には婚約者がいた。 神殿に仕える治癒術師エレナ。幼い頃から支え合ってきた相手であり、ノクトにとって唯一の光だった。 だが、魔王軍討伐のため王都へ招かれた勇者リオンの登場で全てが変わる。 眩い聖剣、民衆の喝采、王家の寵愛。 やがてエレナはノクトを遠ざけ、勇者の隣で笑うようになる。 そして凱旋式の日、ノクトは“禁呪研究と国家反逆の疑い”を着せられ、婚約破棄のうえ王都から追放された。 その場でエレナは勇者の手を取り、ノクトを見下ろしながらこう言い放つ。 ――「あなたといると、私まで穢れるの」 だが、彼らは知らない。 勇者の奇跡が成り立つ裏側も、聖女の浄化の真実も、王都を守る結界の正体も。 そしてこの国が“黒魔術師たちの犠牲”の上に築かれていることも。 ノクトは復讐を急がない。 元婚約者と勇者の婚礼、そして王国中が二人を祝福するその日まで、証拠を集める。 全てを奪った者たちには、最も高い場所から堕ちてもらうために。 これは、婚約者も名誉も居場所も奪われた黒魔術師が、 元婚約者と勇者、そして腐りきった王国そのものへ贈る、最悪で最高の“恩返し”。
    • 完結済 1
    • 13,407文字
    • 更新
    • 残酷描写有り
    • 暴力描写有り
    • 性描写有り
  9. 32

    料理DVを受けながら3650日メシを作り続けたニート、悪役貴族に転生し周囲に料理DVをかました結果、周りの好感度が爆増する

    十年間、料理DVを受け続けた末に急死したニートは評判最悪の悪役貴族──トミー・マウントヒルに転生した。 「この人生でも叩かれるだけの惨めな人生を送るのか! ふざけるな! 俺は叩く側になってやる!」 あまりの酷い運命に全てに絶望したトミーは、自分をこの最悪な立場に置き続ける世界に復讐するために料理DVをすることを決意する。 まず不味そうなものを出している手をつけやすい奴隷や使用人、領内の大衆食堂の食事を作る料理人たちに料理DVを敢行。 その結果、栄養、味ともに改善され、領内が元気になりすぎた結果、発展しまくり、人々から感謝されまくる。 やがて領内に留まらず、学校や王宮の料理人たちにも料理DVをした結果、学校のヒロインたちや王族からの好感度が爆増していく。 「料理DVをしているはずなのになんか好かれてる気がする……」 ※AI補助利用は誤字脱字の指摘のみになります
    • 完結済 6
    • 4,380文字
    • 更新
  10. 45

    【漫画原作コンテスト用】「何? ランクがないならランクFではないのか?」最強の魔導師、追放先で元教え子のS級冒険者に再会し、秘められていた「測定不能」の魔力で無双する

    「ランクがない? ならFランクだ。お前はもう用済みだ」 S級パーティー『ディザスター・レグルス』の一員サバルは、リーダーの勇者ゲッベから一方的な追放を宣告された。 ゲッベたちはサバルが裏で常に行っていた「魔力増幅(ブースト)」や「全ステータス強化」を自身の才能と勘違いし、サバルを「無能な寄生虫」と蔑んでいたのだ。 サバルは笑ってパーティーを去る。サバルが隠していたのは、文明が計り知れない「測定不能」の全能魔力。 路頭に迷ったサバルが遭遇したのは、かつて彼が指導した少女であり、今や大陸最強のA級冒険者となったルースだった。 「先生……?  なぜ、追放されてしまったのですか?」 師匠の追放を知り、落ち込むルース。ルースと共に挑むのは、新たに深部が発見された未知の「奈落のダンジョン」。 元パーティーが実力を喪失して遭難する中、サバルは隠していた力を発揮し、ダンジョンを進む。 かつての教え子と共に、世界が震撼する最強の冒険が今、幕を開ける! 主人公 ■ サバル 【属性】 測定不能(元Fランク扱い)の最強魔導師 【外見】 整った顔立ちだが、どこか気だるげで常に眠たげな黒髪の青年。 瞳は深く静かな黒で、敵の急所や魔力の流れを見据える時は鋭い光を宿す。 装備は派手さを一切削ぎ落とした実用性重視のダークグレーの旅装束。無駄のない身のこなしを思わせる、引き締まった体躯をしている。 【概要】 S級パーティー『ディザスター・レグルス』の元メンバー。メンバーからは「ランクなし=Fランクの無能」と蔑まれ、理不尽に追放される。 しかしその実態は、古代の叡智に基づく「測定不能」の魔力を持ち、空間や理そのものを操る裏の立役者。彼が与えていた「補助(ブースト)」こそが、勇者たちの強さの正体だった。 メインヒロイン(弟子たち) ■ ルース 「師匠を侮辱するとは……命の使い道を間違えていませんか?」 【属性】 雷属性の遠距離魔法使い / 元教え子 【外見】 さらっとした艶のある黒髪セミロング。少し小柄で華奢な体型。 澄んだ黒い瞳をしており、普段は礼儀正しくおっとりとした少女の印象を与える。 戦闘時は、スタイリッシュな黒と紺を基調とした魔導士ローブを纏い、手には青白い雷光を帯びた細身の魔導杖使う。その姿は「静かなる雷光」そのもの。 【概要】 サバルがかつて指導したことがある教え子であり、現在は若くしてA級冒険者に登り詰めた実力者。 サバルに関することになると狂気的なまでの執着と殺意(敵に対して)を覗かせる「師匠至上主義」の筆頭。 ■ ソフィア 【属性】 万能型(近接・遠距離両立)のエルフ戦士 【外見】 ゆるやかなウェーブのかかった美しい金髪ロングヘア。スッと通った鼻筋に、神秘的な輝きを宿すエメラルドグリーンの瞳。 モデルのように長身で、スタイルの良さが際立つ。露出は控えめだが体のラインにしなやかに沿った、動きやすさを重視したエルフ族特製の軽装甲を着用。 背中には自分の身長ほどもある巨大な剣を背負っており、その華奢な見た目とのギャップが強烈なインパクトを与える。お姉さんらしい余裕のある微笑みがトレードマーク。 【概要】 ルースと共にパーティを組むS級冒険者。重い大剣を羽のように操り、前衛の要を担う。 明るく大らかな性格で、サバルの凄まじい補助能力をいち早く見抜き、その手腕にベタ惚れしていく。 元パーティーメンバー ■ ゲッベ 【属性】 サバルの元パーティーリーダー 【外見】 整った顔立ちではあるが、どこか薄っぺらさと狡猾さが表情の端々に滲む。 金色の派手な刺繍が入った過剰に豪華な白銀の鎧を纏い、腰にはギラギラと輝く特製の聖剣を佩いている。 いかにも「勇者」らしい外見を装っているが、サバルがいなくなってからは余裕が消え、常に顔を引きつらせているか、苛立ちに歪ませている。 【概要】 サバルの補助を「自分の圧倒的な実力」と完全に勘違いし、彼を「Fランクの寄生虫」と罵って追放した張本人。 ■ ラムジー & ロッサ 【属性】 ゲッベに追随する同罪の仲間(斧使い & 僧侶) 【外見】 ラムジー(斧使い): 筋肉質な巨漢。顔に大きな傷があり、いかつい風貌。パワーを基調とした戦闘スタイル。その力は確かだが、自分の腕っぷしを過信している。 ロッサ(僧侶): 露出度の高い聖職者風のローブを纏う。プライドが高そうな顔立ちで、常に他人を見下すような冷ややかな視線を向ける。 【概要】 ゲッベと共にサバルを蔑み、追放に加担したメンバー。サバルの補助が切れたことで急速に没落していく。 序盤のサポーター・協力者 ■ マリス 【属性】 冷徹な傭兵魔法剣士 【外見】小柄で紫色のローブを羽織った魔法剣士。接近戦が得意で以前はBランクパーティーで活動。整ったボブの茶髪が特徴。機能性を最優先したタンクトップに身を包み、腰に小柄な魔剣を携えている。冷静な性格。クールな佇まい。 【概要】 ゲッベたちのパーティに一時的に補充要員として雇われた女性。彼らの力量不足とチームワークの崩壊を早い段階で見抜き、呆れ果てる。 ■ ミレア 【属性】 冒険者ギルドの受付嬢 【外見】 明るい茶髪を後ろで綺麗に結い上げ、ギルドの制服であるカチッとしたベストとタイトスカートを着用。愛嬌のある丸顔だが、仕事の時はキビキビとした優秀さを見せる。 【概要】 サバルたちが持ち帰る規格外のドロップ品に毎回度肝を抜かれるギルドの受付嬢。追放されたサバルが実はとんでもない実力者であることに薄々気づき始めている。
    • 完結済 5
    • 16,760文字
    • 更新
  11. 書籍化作品2026年8月10日発売

    おっさん異世界で最強になる ~物理特化の覚醒者~

    ※第9回カクコン特別賞受賞※書籍5巻発売中※1~3巻重版しました※コミカライズ2巻発売中※四十路の男、奥野 荘史(オクノ ソウシ)は急な心臓発作で倒れ、異世界に転移した。この世界では冒険者になるしか選択肢がないと知り、やむなく冒険者として活動を始めるソウシ。冒険者としては運と才能に恵まれているらしく、人より優れた強さを身につけていくが、得られるスキルは物理特化型ばかり。生き残るためにパーティを組むも、なぜか女の子が集まってきて……。【この小説について】一人称視点の小説です。おっさんが冒険者としてゲーム的異世界で活動する話です。転移しても若返りませんが、そのうち少しだけ若返るかもしれません。展開はゆったりめです。戦闘は基本一瞬で終わります。ゆくゆくは主人公最強になる予定です。主人公は物理特化型善人です。女の子はかなり遅めに登場します。ハーレム要素ありますが多分手は出しません(あくまで多分です)。【20245/30より多忙化により応援コメントへの返信を控えさせていただいております。ご了承ください】【2024/12/6書籍版告知にあわせてサブタイトルを変更いたしました。旧タイトル『おっさん異世界で最強になる ~物理特化型なのでパーティを組んだらなぜかハーレムに~』です】
  12. 46

    【NTR観測】でレベルアップする俺、婚約者が勇者に堕ちる様を観察して最強になったので、最後に二人を極刑に処す

    辺境伯家に仕える若き魔術師レインは、婚約者である神官見習いのフィアナと、静かな未来を夢見ていた。 だが魔王討伐のため王都へ招かれた勇者アレスがすべてを変える。 眩い聖剣、民衆の喝采、王家の寵愛。 フィアナは少しずつレインを遠ざけ、勇者の隣で笑うようになる。 やがてレインは、自身の忌まわしき固有スキル【NTR観測】が発動していることを知る。 ――愛する者が“自分以外の男のものになっていく過程”を観測するほど、能力値もスキルも異常成長する呪いの力。 婚約者が奪われていくたび、俺は強くなる。 その事実は、あまりにも醜く、あまりにも残酷だった。 止めれば、今のまま負ける。 観測すれば、勝てる代わりに心が死ぬ。 レインは地獄のような選択の末、あえて動かない。 婚約者が勇者に堕ちていく様を、証拠ごと、感情ごと、絶望ごと、じっくりと見届ける。 すべては、最強になるため。 すべては、奪った二人を自分の手で終わらせるため。 そして勇者凱旋祭の夜。 英雄と聖女候補の祝福の舞台は、裏切り者への処刑台へと変わる。 これは、愛を失うたびに強くなった男が、 最愛の婚約者と勇者を、最後に物理的に極刑へ送る物語。
    • 完結済 1
    • 12,524文字
    • 更新
  13. 48
  14. 53

    破滅済み公爵令嬢に転生したので全力で借金返済し新聞王を目指します!

     大人気乙女ゲームの悪役令嬢、テレサ・ヴィリヤ・ケラネン(16)。  彼女が前世の記憶を取り戻したのは、まさにゲームの「テンプレ破滅イベント」の真っ最中だった。  目の前には首を吊った両親。  遺されたのは巨額の借金。  そして、攻略対象の王子からの婚約破棄宣言。  原作通りなら、ここで絶望して後を追うはずのテレサだったが……。 「冗談じゃねえ! どこまででも足掻いてやる!」  彼女は転生前のバイタリティを爆発させ、屋敷も、魔法のドレスも、女の命である美しい金髪すらも売り払い、借金の大部分をあっさり完済!  最後に手元に残った金貨一枚を元手に、彼女が始めた次なるビジネスは……まさかのゴシップ誌!?  裏社会のマフィアと手を組み、孤児たちを社員として雇い上げ、貴族たちのドロドロなスキャンダルを王都中にばら撒く! 「さあ! 今日も王都の民に、極上のニュースを届けるわよ!」  どん底から這い上がるニュー悪役令嬢の、痛快成り上がりコメディが今、幕を開ける!
  15. 54

    これでもう、『恥ずかしくない』だろう?

    俺には、婚約者がいた。 俺の家は傍系ではあるが、王族の流れを汲むもの。相手は、現王室の決めた家の娘だそうだ。一人娘だというのに、俺の家に嫁入りするという。 婚約者は一人娘なのに後継に選ばれない不出来な娘なのだと解釈した。そして、そんな不出来な娘を俺の婚約者にした王室に腹が立った。 顔を見る度に、なぜこんな女が俺の婚約者なんだ……と思いつつ、一応婚約者なのだからとそれなりの対応をしてやっていた。 学園に入学して、俺はそこで彼女と出逢った。つい最近、貴族に引き取られたばかりの元平民の令嬢。 婚約者とは全然違う無邪気な笑顔。気安い態度、優しい言葉。そんな彼女に好意を抱いたのは、俺だけではなかったようで……今は友人だが、いずれ俺の側近になる予定の二人も彼女に好意を抱いているらしい。そして、婚約者の義弟も。 ある日、婚約者が彼女に絡んで来たので少し言い合いになった。 「こんな女が、義理とは言え姉だなんて僕は恥ずかしいですよっ! いい加減にしてくださいっ!!」 婚約者の義弟の言葉に同意した。 「全くだ。こんな女が婚約者だなんて、わたしも恥ずかしい。できるものなら、今すぐに婚約破棄してやりたい程に忌々しい」 それが、こんなことになるとは思わなかったんだ。俺達が、周囲からどう思われていたか…… それを思い知らされたとき、絶望した。 【だって、『恥ずかしい』のでしょう?】と、 【なにを言う。『恥ずかしい』のだろう?】の続編。元婚約者視点の話。 一応前の話を読んでなくても大丈夫……に、したつもりです。 設定はふわっと。
  16. 30話分無料

    現代のあやかしは迷宮に棲まう 〜無能探索者と落ちぶれ妖狐の下剋上〜

     古来より人の世の裏側でひっそりと存在してきた『モノ』——妖怪、あやかし、魔物、幻想生物。  彼らはある日、表舞台に現れ、人の世に宣言した。  最新の怪異にして神秘、『ダンジョン』をきみたちに提供しよう、と。  人々はダンジョンに富を、名声を、熱狂を、新技術を求め、世は探索者の時代を迎えることになる。  ……それから20年。  平安時代から続く退魔師の家系にして今はダンジョン探索協会の重鎮、中倉橋(なかくらはし)の家に生まれた少年『或(ある)』は、霊力もなければダンジョン適性も持たない無能者だった。  彼は本家の人間から冷遇され、父の手により実家から追放される。  仲の良かった婚約者の少女から引き離され、侍女たちからは裏切られ、それでも探索者の道を諦めきれず養成学校に通っていた或はある日、クラスメイトに陥れられ、ダンジョンの崖から落とされてしまう。  だが穴に落ちた先、闇の中で待ち受けていたのは狐耳の少女。  かつて九尾の狐たる大妖怪だった、成れの果てだという。 「ずっと、ずうっと待っていました。あたしをこの牢獄から、連れ出してくれるひと……」  彼女は『ヤコ』と名乗り、或の使い魔になりたいと申し出る。  生死の境にあった或に断る理由はなかった。彼は彼女と契約を交わすことにより、霊力とダンジョン適性を得る。 「……ところで、なんで地雷系ファッションなの?」 「これが当世における傾城傾国の装いだと聞きましたので!」 「(なんか地雷系のこと勘違いしてるっぽいけどまあいいや)……じゃあ行こうか、ふたりで」 「はいぃ、旦那さまっ!」  実家から追放され、学校にも居場所のなかった或。  闇の中に封じられ、ずっとひとりきりで過ごしていたヤコ。  努力家の(ぼっちで他にやることがなかった)少年と、(封印生活をこじらせた結果の)地雷系ヤンデレ狐——ふたりの逆襲が始まる!
    • 連載中 33
    • 112,159文字
    • 更新
  17. 56

    だって、『恥ずかしい』のでしょう?

    わたくしには、婚約者がいる。 どこぞの物語のように、平民から貴族に引き取られたお嬢さんに夢中になって……複数名の子息共々彼女に侍っている非常に残念な婚約者だ。 「……っ!?」 ちょっと通りすがっただけで、大袈裟にビクッと肩を震わせて顔を俯ける彼女。そんな姿を見て、 「貴様! 彼女になにかすることは許さんぞ!」 なんて抜かして、震える彼女の肩を抱く婚約者。 「彼とは単なる政略の婚約者ですので。羽目を外さなければ、如何様にして頂いても結構です。但し、過度な身体接触は困りますわ。変な病気でも移されては堪りませんもの」 「な、な、なにを言っているんだっ!?」 「口付けでも、病気は移りますもの。無論、それ以上の行為なら尚更。常識でしょう?」 「彼女を侮辱するなっ!?」 ヒステリックに叫んだのは、わたくしの義弟。 「こんな女が、義理とは言え姉だなんて僕は恥ずかしいですよっ! いい加減にしてくださいっ!!」 「全くだ。こんな女が婚約者だなんて、わたしも恥ずかしい。できるものなら、今すぐに婚約破棄してやりたい程に忌々しい」 吐き捨てるような言葉。 まあ、この婚約を破棄したいという点に於いては、同意しますけど。 「そうですか、わかりました。では、皆様ごきげんよう」 さて、本当に『恥ずかしい』のはどちらでしょうか? 設定はふわっと。
  18. 57

    なにを言っている。『恥ずかしい』のだろう?

    近頃、娘を見る義息の目がやけに反抗的だとは思っていた。 思春期の男子で、血の繋がらない姉に対する反発や反抗かとも考えていたが……複数の子息達と一緒にとある令嬢に侍っている、との報告を受けた。 その侍っている令息達、の中には娘の婚約者もいるようで――――頭が痛い。 義息と話し合いをせねばと思っていた矢先のことだった。 娘から相談を受けた。例の令嬢に侍る婚約者達に公衆の面前で罵られた、と。よくよく話を聞くと、もう駄目だと思った。 全く、あの婚約者(馬鹿)は一体なにを考えているのだ? 娘と彼との婚約は、彼が傍系王族であるが故に結ばれた……王命で成った婚約。そうでなければ、誰が一人娘を他家へ嫁がせたいと思うものか。 無論、一人娘なのでと断った。すると、傍系とは言え、王族の血を絶やさぬため、我が国の貴族なれば協力せよ、と。半ば強引に、娘を嫁に出すことを約束させられた。 娘の婚約者の家は傍系王族のクセに、ここ数十年段々と斜陽気味のようで……それなりに蓄えのある我が家が、彼の家を立て直せ、と暗に命令されたというワケだ。 なので、娘と彼との婚約は、我が家としては全く歓迎していないのだが―――― どうやら彼の方は、そのことを全く理解していないようだな。 破談にするのに、好都合ではあるが。 そしてわたしは、養子として引き取った義息を呼び出すことにした。 設定はふわっと。 【だって、『恥ずかしい』のでしょう?】の続きっぽい話。一応、あっちを読んでなくても大丈夫なはず。
  19. 59

    愛していなければ耐える必要は無いということですね!

    とある下位の伯爵令嬢が、王太子殿下の婚約者の最有力候補になった。 その伯爵令嬢は伯爵家の中でも序列が低い家の出身だったが、非常に優秀な才女として有名だった。 高位貴族令嬢達の面目は潰され、恥を掻かされたと伯爵令嬢へ陰湿な嫌がらせを始めるのに然程さほど時間は掛からなかった。 伯爵令嬢は、それでも耐えた。そして、その令嬢の健気さに王太子殿下も絆され、彼女との距離が段々と縮まり――――やがて、彼女を特別扱いするようになって行った。 そんな中、本命となった伯爵令嬢が王太子の婚約者候補を降りると言い出した。 王太子殿下は、突然のことに狼狽。 誰よりも淑女らしく、人柄も申し分なく、諸外国の地理や言語に精通し、政治的なバランス感覚も持ち合わせ、家格以外は次期王妃として不足無し。そう称された伯爵令嬢へ、聞き取り調査をすることになったワケだが―――― 愛していなければ、耐える必要は無いのですね! どうしてもと王太子殿下のご命令が下されるのであれば、王城へ召し上がります。それでも宜しければ、王太子殿下の婚約者になって……死ねと、わたくしへ直接ご命令くださいませ。 設定はふわっと。
  20. 66
  21. 74

    凡人騎士の泥まみれな人間賛歌 ~四天王を足止めして死んだら、王族の目が肥えすぎて勇者の難易度がベリーハードになった~

    異世界に転生した俺に配られた手札は、「魔法適性ゼロ」「神の加護なし」という圧倒的な凡人枠だった。 だから俺は生き残るためだけに、泥水すする思いで「回避」と「逃走」に全振りの鍛錬を重ね、王都のしがない平騎士としてそこそこの平穏を手に入れた。この退屈で幸せな日常が、ずっと続くと思っていた。 ――魔王軍の四天王が急襲し、王都が地獄に変わるまでは。 圧倒的な暴力で歴戦の騎士たちをすり潰す四天王『武王』。逃げ場のない地下通路に追い詰められた幼き王子と姫。 絶対に勝てない理不尽を前にして、俺は生存本能のすべてを投げ捨てた。 「俺の命を全部すり潰せば……数分くらいは稼げるだろう」 砕け散る剣、へし折られる腕。 それでも退かず、己の砕けた骨と血肉を『錠前』にして化け物の腕を縛り付け、俺はただの肉の壁として立ったまま絶命した。 それは名もなき凡人の、歴史書には一行たりとも乗らない無価値な死に様。……そのはずだった。 だが、俺の死闘をその目に焼き付けた者たちは狂ってしまった。 「あの方の凄惨な死に様を見た我々の前で、その程度の薄っぺらい覚悟で『勇者』を名乗るな!」 生き延びた王族は、のちに現れたチート勇者への要求ハードルを天元突破させ、一矢報いられた四天王は慢心を捨てて「全力で人間を殺す殺戮マシーン」と化してしまった。 これは、特別な力を持たないただの凡人が、意地と狂気で世界の難易度(ベリーハード)を理不尽なまでに跳ね上げて退場する、泥まみれの人間賛歌。
    • 完結済 5
    • 17,047文字
    • 更新
  22. 15話分無料

  23. 80

    腹が減っては修羅もできぬ。狂言はよいから馳走を寄越せ。

    「……久しぶりだけど短編作れるかな?」 「時代はこんな感じで……ここをこうして」 「なぜダークファンタジーなる!?」 色々弄ったら古風なダークファンタジーに着地した……何故? テーマは「言葉とは何か?」「武士道」「優しさ」と『狂気』 起承転結だけ先に書くと 起 ドンと謎の剣士登場(地の文多め) 承 優しさを迷う静の狂気 転 儚くも怖い動の狂気←ここで暴走(いつもの) 結 価値観が変わりハッピーエンド こんな構成で書いてみました。 和風っぽい世界ではありますが歴史的要素ゼロ(?) 軸のテーマと話し方が古風なだけ。 そういうガワ被せた成長物です。 構成がおかしいのはご愛敬と事で(全力のアイコンタクト) 迷いましたが〝推奨等〟はしてないですけど(むしろ逆の意味) 【残虐タグ】をつけておきます、「あ、無理」って思ったら そっと閉じるの推奨(オチ手前でガッツリ書いてる) このお話は、私ちゃんシリーズではないです。 別のキャラです(謎のこだわり) トラウマを抱えながら正しい「人の道」を 歩み求める狂気的な優しさと堕ちた狂気。 「刀」と「刃」の使い分けは意図的です。 ここまで読んでくれてありがとね! 楽しんでもらえたら嬉しいです。
  24. 82

    魔法使いの弟子~The Shape of Happiness~

    【自主企画】ありす甲子園2026🖊✨ https://kakuyomu.jp/works/2912051601248012302 ありす甲子園参加の為に書き下ろした作品第二弾になります。 テーマは『幸せのかたち』 田舎の小さな村で暮らす、よろづ屋の息子イデア。 彼の暮らす村にたまたまやってきた旅の魔法使いとその息子フィエールによってイデアの人生が変わります。 生きるとは、幸せとは。 きっと何気ない毎日に潜んでいるものではないでしょうか。 子どもたちの未来が、輝かしいものでありますように……! ※審査員の方々へ。あとがきは作品の内容の解説などはしておりませんので読んでもらっても(読まなくても)大丈夫です! ◆◇◆  ◆◇◆ 当サイト内のすべての自作の文の無断の転載はご遠慮ください。 作品を紹介して下さる意味の引用やリンクの掲載は可能です。 作者様へ向けたファンアートの画像の転載や掲載はご自由にどうぞ。 All rights reserved. Unauthorized duplication is a violation of applicable laws. 本站內所有图文请勿转载. 未经许可不得转载使用,违者必究.
  25. 87
  26. 89

    【書籍化につき掲載終了】グラティールの公爵令嬢―公爵家の商人令嬢は知識チートで異世界を楽しみつくす―

    女主人公が異世界転生(主人公は恋愛しません)。アルファポリスにてファンタジーランキング1位を達成した作品です。あらすじ→ゲーム知識でレアアイテムをゲットしてチート無双。島でスローライフしたり、美味しい魔物を狩りまくったり、やりたい放題の異世界ライフを楽しむ。 ・苦戦展開ナシ。ほのぼのストーリーでストレスフリー。 ・錬金術要素アリ。クラフトチートで、ものづくりを楽しみます。 ・グルメ要素アリ。お酒、魔物肉、サバイバル飯など充実。 ・上述の通り、主人公は恋愛しません。途中、婚約されるシーンがありますが婚約破棄に持ち込みます。主人公のルチルは生涯にわたって独身を貫くストーリーです。 ・基本ハイファンタジーですが、乙女ゲーム転生とか、悪役令嬢が好きな人にも楽しめるような作品になっております。聖女、聖騎士とともに戦う展開などアリ。 ・広大な異世界ワールドを旅する物語です。 ・一度タイトルを改名しました。改名前のタイトルは「ゲーム異世界に転生した私は、ゲーム知識と前世知識を使って無双します!」です。 ・アルファポリスにて書籍化決定です。書籍化につき、カクヨムでの掲載は終了しました。
    • 完結済 1
    • 298文字
    • 更新
  27. 91

    エタった自作小説に入ったら、主人公が刀を持って催促しに来た

    「書くのか、書かないのか。どちらだ?」  午前二時。真っ白なWordの画面を前にぼんやりしていた私の耳元で、突然、男の声がした。  驚いて手が跳ねる。最近、徹夜しすぎているせいに違いない。連載中の『偏執皇帝の囚愛』は、もう十二日も更新できていない。このまま一文字も書けなければ、幻聴くらい聞こえてもおかしくない気がしてきた。  ところが、直後にズボンの裾を何かに強く引っ張られた。 「何っ?!」  目の前のパソコンが急激に熱を帯び、画面の中央に真っ黒な亀裂が走った。そこから青白い手が伸びてくる。  続いて、長い黒髪の男が上半身を画面から乗り出した。華麗な黒い皇帝の礼装は、あちこちが墨で汚れている。  私はその顔を見た瞬間、息を呑んだ。  九条蓮司。  私が自分の手で書いた、この物語の主人公だった。  蓮司は恐ろしいほど暗い目で私を見据えた。 「お前が余の結末を書かぬというのなら――」  彼の手が私の手首をつかむ。 「中へ来い」 「残りは、余たち自身で演じればいい」 「待って――」
  28. 92

    パーティの雑草と嗤われたので、神スキルで全員を見返してみた

    レイは幼なじみの聖女・セリアを守るため、戦闘も支援も中途半端な「雑草」として、パーティの最底辺に甘んじていた。全ては彼女が無事に英雄となるため。しかし、その想いは報われず、セリアはパーティリーダーであり「英雄」のアレクに心も体も奪われてしまう。彼らは公開の場で関係を誇示し、役目を終えたレイを「要らない雑草」と嘲笑い、追放する。 絶望の底で目覚めたのは、かつてレイが封印していた伝説級スキル【万物再構築(グローバル・リビルド)】だった。これはあらゆる物質・概念を分解し、己が理想通りに再構築する絶対の力。戦闘どころか世界そのものを「作り変える」禁忌の能力である。 「雑草だと? ふふ……これから君たちが、この世界で『雑草』以下の存在になる様を、ゆっくりと見せてあげよう」 元パーティメンバー一人一人の「存在意義」を分解し、彼らが最も恐れる形で再構築していく。英雄の名誉、聖女の純潔、戦士の誇り――全てを無惨に引き剥がし、新たな“価値”として与える。陰鬱なまでの復讐劇の果てに、レイが手にする爽快な結末とは。
    • 完結済 1
    • 9,082文字
    • 更新
    • 残酷描写有り
    • 暴力描写有り
    • 性描写有り
  29. 書籍化作品2026年8月25日発売

    ただ平穏にちょっと楽しく暮らしたい死霊魔導士の日常と非日常

    (2巻 8/25発売予定(加筆再構成)) 血と霊的現象が苦手な勤労一般男性は突如異世界移住という名の転生に見舞われた。 しかも選んだギフトによって、己の苦手な不死者にされてしまうという不運付き。 絶望を覚えるものの種族特性で精神耐性が高く絶望しきれない。こうなったら人間の中に紛れてこっそり異世界満喫してやろうと決意する。 そうして獲得したギフトを使って始めた占い業が軌道に乗り始めた時、不意に現れたのは血濡れの人間。 血塗れであんまり近づきたくないし、ものすごくめんどくさいなと思いつつ、日本人の感性で見捨てる事も出来ずに手を貸した。 ところがそこから王太子が釣れて面食らい、そうこうしているうちに聖女に悪役令嬢、勇者に果ては女神までが酒盛りに訪れて、いろんな相手の相談内容の解決に助力する。 ——が、やればやるだけ動けば動くだけ予想外の事態を招く事になっていく。 それは災いなのかそれとも福となるのか…… (俺はただ、平穏に、静かに、ちょっとファンタジーな出会いとかしてみたいだけなんだけど……) 借りた家に憑いていたシルキーに癒されながら、今日も今日とて頑張ります。 旧題:その占い師、不死者です。 この物語の性質について―— 本作はサポート系主人公です。 表には出ず、こっそりいろいろやっている若干お節介系物語です。 主人公が表立って無双したり、名誉や栄誉を得るとか、高い身分を得るとか、ざまぁとか、そういった事はありません。 主人公格をサポートしているのが立ち位置です。 需要の狭いニッチな話だと思いますが……スナック菓子のように軽く食べていただくか、または裏を読んでスルメのように噛み噛みしていただいて楽しんでいただければ嬉しく思います。 追記: 書籍版は本作を再構成し加筆しております。 ※不定期更新 すみません、暫くの間ちょっと予定が未定です。
  30. 98

    引っかかりましたわね!勇者様 〜ようこそ!わたくしの夢と絶望のトラップダンジョンへ〜

    【1話完結】【ご好評につき続編の連載、はじめました。】 『あのダンジョンには、どんな願いも叶う幻の秘宝が眠るらしい』 そんな噂を街に流し、欲深い冒険者たちを誘い込むのが僕『ロン』のお仕事なのです。 そして、そんな冒険者たちを待ち受けるトラップダンジョンを創造するのが我が主ルキア様です。 ルキア様はかつて貴族の令嬢でした。 しかし家族から『卑怯なスキル』『一族の面汚し』と蔑まれ、家を追い出されてしまいます。 それでも彼女は諦めませんでした。 馬鹿にされたそのスキルで、生き抜くことを決めたのです。 ルキア様をお守りするために、僕はその貴族家の使用人をやめ同行することにしました。 今日もまた、夢と希望と欲望を持った冒険者たちがダンジョンへ足を踏み入れてくるでしょう。 だが彼らはまだ知らないのです。 そこが装備や財産だけではなく、 己の『本当の願い』を暴かれる迷宮だということを──。 7/17(金)に続編連載開始! タイトルは 「『また』引っかかりましたわね!勇者様」です。 こちらもぜひご一読いただけたら嬉しいです。 ↓ https://kakuyomu.jp/works/2912051604179766325