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格子の諱(こうしのいみな)

格子の諱(こうしのいみな)

紫瞳 鸛

おすすめレビュー

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★★★
★69
23人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • 香月 深青
    521件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    焼け跡に残された名が、少女の過去にそっと光を灯す。

    龍鬼に町を滅ぼされ、ただ一人生き残った少女ハンナ。

    深い喪失と孤独から始まる物語ですが、その中に静かに差し込む希望がとても印象的でした。

    母の形見として大切に抱えてきた“名前”が、物語の大きな核になっていて、過酷な運命の中にも確かな意味を感じさせてくれます。

    少し古風で幻想的な言葉づかいが世界観によく合っていて、冒頭から一気に引き込まれました。

    重たさのある物語でありながら、最後にはどこかやわらかな光が残るのも素敵です。

    失われたものの大きさと、その先で見えてくる小さな救い。

    名前に込められた想いが、静かに心に残る物語でした。

    • 2026年8月15日 10:28