中倉橋、現代ダンジョン協会の重鎮、平安時代より続く退魔師の家系に生まれた「或」は何も特別な力を持たない「凡人」として生まれた。
恵まれなかった或は中倉橋家から切り離され、それでもダンジョンを諦めなかった。
そんなある日、探索者を養成する学校の同級生の誘いでダンジョンに潜るも、何者かの計らいによってダンジョンの深い穴に突き落とされてしまう。
致命傷を負った彼は死を覚悟するものの、その穴は偶然、かつての大妖怪の成れの果てである、「ヤコ」と名乗る妖狐の元だった。
ヤコは或の使い魔になりたいと申し出て、二人でダンジョンを脱出するが、或には大きな力が備わっており……。
一途な妖狐、ヤコと或の成り上がり。
次々と襲いかかる試練、息を吐く暇もない予想外の展開、それぞれの人物の関係性や思惑が交錯し、単純なようで複雑な、味わい深い作風になっています。
何より、ファンタジーなダンジョンに妖怪などの和風を融合させているのがいいですね……世界観の作り込みがすごい。
人物たちも個性的で魅力的なので、飽きることがなく、どこまでも楽しめる。
主人公の成長ぶりや力を取り戻していくヤコの今後に期待ですね。
俺TUEEや和風ファンタジー、成り上がり、ダンジョンものが好きならば一読するべし。
最後に。
作者様、文章が綺麗すぎです。あとヤコ可愛いね……幸せになるんやで……(^ ^)b
退魔師の名門に生まれながらも、霊力もダンジョン適性も持たない「無能」として、実家を追放された主人公・或。
裏切られ、ダンジョンの底に突き落とされ――そこで出会ったのは、元・九尾の狐『玉藻前』で!?
最強を目指し、ふたりで駆け上がっていこう!となるお話です!
まずは11話でのバディ結成までをぜひ読んでほしい…!
まず本作、詠唱が格好良すぎる!!
「レジンキャストミルク」等も執筆された電撃文庫のベテラン作家・藤原祐先生が綴る文章の外連味はさすがの一言です。
そして、最初から好感度MAXな狐娘ヒロイン・ヤコもかわいいです!
九尾の狐×地雷系ヒロイン、というのが斬新! 「旦那さま」呼びも良き!
さらに、現代ダンジョンものとしても、「あやかし」というエッセンスが加えられた、独自性のある世界観にワクワク!
虐げられていた無能主人公が、ヒロインとの出会いを経て覚醒し、自分を見下していた相手を見返して成り上がる王道逆襲譚!
読み応えも抜群な一作です!