概要
10本の棒が組み合わさる名前の秘密は、少女の心を開くのか
(1話完結・約1900字)魔物の襲撃に沈んだ町に只ひとり生き残った少女。声を喪ったその手に握るは、10本の棒が格子に組み合う謎の字が刻まれた青銅札。旅する森人と少女の邂逅は、何をもたらすのか。イメージ画像https://kakuyomu.jp/users/shitoukou/news/2912051604769948049
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!焼け跡に残された名が、少女の過去にそっと光を灯す。
龍鬼に町を滅ぼされ、ただ一人生き残った少女ハンナ。
深い喪失と孤独から始まる物語ですが、その中に静かに差し込む希望がとても印象的でした。
母の形見として大切に抱えてきた“名前”が、物語の大きな核になっていて、過酷な運命の中にも確かな意味を感じさせてくれます。
少し古風で幻想的な言葉づかいが世界観によく合っていて、冒頭から一気に引き込まれました。
重たさのある物語でありながら、最後にはどこかやわらかな光が残るのも素敵です。
失われたものの大きさと、その先で見えてくる小さな救い。
名前に込められた想いが、静かに心に残る物語でした。