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異世界ファンタジーの長編ランキング

連載中、または2万文字以上ある完結済の作品を直近1日間のデータで集計しています。
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    田舎では神童。 でも、都会に出ればただの人。 ブレンダン・ウォーカーは、本気でそう思っていた。 病室で短い生涯を終え、異世界へ転生して十七年。 限界集落で祖父と暮らし、農作業と魔導の修練、そして魔剣鍛冶に明け暮れてきたブレンダンは、祖父の死を機に村を出ることになる。 叔母に勧められ、ダメ元で受験したのは王都の名門〈マギアス魔導大学校〉。 ダメだ元々────そう思っていた彼に届いた合格通知には、見覚えのない配属先が記されていた。 〈大魔導皇学部〉 学費の大幅優遇。専用研究室あり。研究費は潤沢。 好きなだけ魔剣を打てる、夢のような環境。 ただし、危険な実地任務と国家防衛への従事が義務だった。 同級生はわずか七人。 高慢な令嬢剣士、天才医師、眠たげな火薬使い、空飛ぶ魔女――全員クセが強く、全員とんでもなく強い。 そしてブレンダン自身もまた、彼らと同じ側の人間だった。 初めての学校。初めての友達。初めてのお茶会。 そして、初めての国家防衛。
    • 連載中 27
    • 112,884文字
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  2. 4
     ——魔法使いになりたい。  ただの魔法使いなんかじゃない。汎ゆる分野の魔法を操る最高にして万能の魔法使いに、である。  それが剣と魔法の世界に転生した主人公——カルシム・バッドアスの夢だ。  だが、彼に魔法の才はなかった。  魔力は極めて少なく、魔力回路の数も乏しい。  オマケに記憶を取り戻したのは自分が知るラノベ転生者達の三年も遅いときた。  ——しかしその程度で諦めたりしなかった。  幸いなことに、彼は三歳ながら高い木の上から落ちても傷一つ付かない頑丈な身体を持っていた。  その身体なら、どんなに無茶な鍛錬だって掠り傷に等しい。  一日中魔力切れを起こそうが、魔法失敗の反動だろうが、気合さえあればなんとかできる。  彼はその気合を持っていた。  故に最高の魔法使いを目指して、ひたすら自殺紛いな鍛錬に明け暮れた。  その結果——天才さえ超越するバケモノが誕生した。
    • 連載中 15
    • 42,515文字
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  3. 5
    【完結まで毎日12時投稿!】  ロイド=ベルクは『鎧騎兵(ガイキヘイ)』と呼ばれるヒト型ロボットのパイロット、『騎手』候補生であり……転生者である。 彼は、前世で大いにハマり込んだ名作ファンタジー小説『帝歴1002 鎧騎兵、走る』シリーズそのものか、非常に酷似した異世界へ転生してしまった。  『大好きな作品世界に来れた!』と、5歳の時に前世の記憶を思い出した当初は狂喜乱舞した彼であったが……年号を確認した瞬間、絶望の淵に叩き落とされてしまう。 彼が騎手になって初めて赴くであろう赴任先……『西方辺境領』は、原作1巻の『プロローグ』で滅んでしまう場所だということを知ったからだ。  ならば騎手にならなければいいかと言えば、それも無理。 彼の亡き父は騎士爵を持つ騎手であり、残された家族の生活の為に、ベルク家長男であるロイドはソレを継ぐ必要がある。 通常は継承できない一代限りの騎士爵だが、騎手になれば特例で継承できるのだ。 そして……『騎士爵持ちの騎手』が配置されるのは、決まって『西方辺境領』なのだ。 「ちくしょう……神様の馬鹿野郎……!」  家族の為に逃げることもできないロイドは、原作にもほとんど描写のない地獄の『プロローグ』を生き残るために、今日も騎手訓練校で訓練に励んでいる。 「原作知識は唸るほどあるのに! 原作が始まる前に死にたくねぇよ~!!」  これは、転生者ロイド=ベルクが原作にたどり着くために死に物狂いで生きる物語である。 ……死に物狂いで生き過ぎた結果、原作を大いに破壊しまくる物語でもある。
    • 連載中 12
    • 61,151文字
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  4. 7
    「お前はクビだ!」——え、マジで? やったー!!! 勇者パーティの戦士リヒトは、ある日リーダーのカインから追放を言い渡される。 幼馴染の少女たちもすっかりカインのハーレムに納まり、居場所を失ったリヒトは静かにパーティを去った……。 悲劇の追放劇——と思いきや、リヒトの本音は「やっと解放された!」だった。 実は日本からの転生者(元大学生)であるリヒトにとって、 リーダーの剣士のカインと、高飛車なヒーラーマリアンヌ、幼すぎる考えの剣士イザベル、ワガママな魔術師メルルによる子供じみた痴話喧嘩に付き合わされる毎日は、苦痛以外の何物でもなかったのだ! 追放宣告にガッツポーズを決め、厄介払いされたリヒトがウキウキで向かったのは、旅の途中で見つけた隠れ里『ドル・ロスト』。 そこはなんと、重度の男不足に悩む謎の集落だった——!? 最低でも「男女比 1:50以上」! 追放された魔法戦士の、大歓喜からはじまるドタバタハーレムスローライフ(?)、開幕! この作品は、誤字脱字 文章表現 など、推敲、校正の範囲のみGEMINIを使っています。
    • 連載中 25
    • 54,349文字
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  5. 8
    現代日本で死んだ俺が目を覚ますと、異世界のドラゴンになっていた。 ただし、空を自在に飛ぶ古竜でも、軍隊を焼き払う竜王でもない。 翼はあっても飛べない。 ブレスは弱い。 人間の罠にかかり、狼の魔物に囲まれれば死にかねない――ただの幼竜だった。 山奥で飢えかけていた俺に食べ物をくれたのは、貧しい村に暮らす少女リナ。 彼女自身も腹を空かせているのに、固い黒パンを半分に割り、大きい方を俺へ差し出した。 だから、借りを返すことにした。 畑を荒らす魔物を倒し、盗賊を追い払い、村を守る。 それだけのつもりだった。 だが、安全になった村には人が集まり、商人が訪れ、職人が住み着き、やがて人間だけでなく亜人や知性ある魔物まで集まり始める。 寒村は交易村へ。 交易村は町へ。 町は城塞都市へ。 そして俺自身も、守るものが増えるほど進化していく。 幼竜から若竜へ。 成竜、古竜、そして竜王へ。 これは世界を支配したかったドラゴンの物語ではない。 黒パン半分の借りを返し続けた一匹の幼竜と、滅びかけていた小さな村が、やがて世界を揺るがす国へ成長していく物語。
    • 連載中 72
    • 316,792文字
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  6. 10
    前世で搾取され続けた元ブラック社員の男は、気づけば悪評高い貴族家の当主、ヴェイン・ラズグリムに転生していた。 もう二度と使い潰される側にはならない。今度は俺が人を使う側だ。 そう決めたヴェインは、荒れた屋敷を立て直すため、行き場のない者たちを安く拾い始める。濡れ衣を着せられた白髪のメイド、家を追われた才女、騎士団に嫌われた女傭兵団長、盗賊上がりの若者たち、片腕になって工房を追われた鍛冶師。 ヴェインとしては、低賃金で雇い、飯と寝床を与え、仕事中の怪我に薬代を出し、責任を押しつけられないよう書面を作っているだけ。 だが、この異世界ではそれがありえないほどの好待遇だった。 「低賃金で雇っただけなんだが……?」 本人の思惑とは裏腹に、拾われた者たちは屋敷に居着き、働き、少しずつ力を取り戻していく。楽をしたいだけの悪役貴族の周りに、訳あり人材ばかりが集まり、やがて領地そのものが動き始める。 これは、搾取するつもりの悪役貴族が、なぜか最強の人材たちに囲まれていく物語。
    • 連載中 73
    • 297,478文字
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  7. 11
    「書類係の仕事など、誰でも代わりが利く」 宮廷契約院で10年間、成果の見えない古文書の更新業務を黙々と続けてきた三等契約官リオン。 宮廷の「近代化改革」により、彼は無能の烙印を押され、退職金の減額査定つきであっけなく解雇されてしまう。 だが、愚かな王国の上層部は知らなかった。 この世界の結界、精霊の水利、魔物の不可侵条約、そして竜王の休眠に至るまで——すべては世界そのものと結ばれた【古代契約】によって維持されていたことを。 そして、その契約を読み解き、更新し続けられる人間が、世界にリオンただ一人しか残っていなかったことを。 リオンが立ち去ったその瞬間から、彼が担当していた三百件の古代契約は、期限順に自動失効していくカウントダウンを始める。 一方、王都を出たリオンは辺境の街で小さな「よろず契約事務所」を開業。 千年の封印から解放した美しい大魔女ヴィオラを相棒に、持ち前の『綻び視』と羽ペン一本で、悪徳商会の罠契約をひっくり返し、精霊や魔物たちと新たな絆を結んで一躍注目の的になっていく。 その頃、王都では三百年灯り続けた精霊灯がひとつ、音もなく消え去ろうとしていた——。
  8. 14
    退職代行会社で過労死寸前まで限界社畜となって働いていたのに、依頼者を助けたい一心で相手の会社をコテンパンにしてしまい会社をクビになった瀬野春之、39歳。 目を覚ますと、そこは生前に遊んでいたファンタジーRPGの世界。しかも転生したのは、三年後に主人公たちによって処刑される悪役貴族ゼノ・ヴァルディスだった。 だが、ゼノは破滅を回避する気などなかった。 「どうせ三年後に死ぬなら、それまで好き放題してやる!!!」 前世では散々使い潰される側だったのだ。 今度は自分が人を使う側になり、酒! 金! 女! 贅沢の限りを尽くしてやる。 そんなゼノの前に現れたのは、悪徳商人に使い潰され、今にも死にそうな銀髪の美少女奴隷ネマ。 誰からも役立たず扱いされていた彼女だが、ゼノの固有スキル【人物鑑定】で見れば、とんでもなく優秀な訳あり人材だった。 ならば、その価値を商人に教えてやる必要などない。 「弱り切っている。奴隷としての価値は低い。俺が買ってやろう」 ゼノはネマを安く買い叩く。 有能な奴隷なら徹底的に働かせる。 ただし、死なれれば損だから食事を与える。 壊れれば損だから治療する。 長く使うために寝床を与え、働きすぎれば休ませる。 さらに戦闘能力に優れた金髪の美少女奴隷メソも安く買い叩き、護衛としてこき使う。 すべては自分が楽をして、三年後まで好き放題に暮らすため。 ――そのはずだった。 「こんな神待遇、見たことがありません」 「私は一生、旦那様にお仕えします」 使い潰されていた有能な奴隷たちは次々と才能を開花させ、なぜかゼノへ忠誠を誓い始める。 横領していた家令を切れば使用人に感謝され、役立たずな管理者を追い出せば仕事が回り、気づけば領地まで豊かになっていく。 そしてついには王国中で、 「悪名高きゼノ・ヴァルディスは、実は稀代の善政領主なのでは?」 と噂されるようになってしまい――。 「何を勘違いしている? 俺は善人じゃない」 ゼノはまだ知らない。 自分では悪役貴族らしく好き放題しているつもりの行動が、ことごとく人を救い、三年後の処刑からどんどん遠ざかっていることを。
    • 連載中 43
    • 36,442文字
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  9. 書籍化作品2026年8月17日発売

  10. 16
    辺境伯令嬢リリアーナは、王太子の婚約者として誰からも愛される清楚な令嬢だった。 だが王都の貴族たちは知らない。 王国最前線の辺境が今日まで平穏だったのは、辺境伯家が代々その身を削り続けてきたからだということを。 ある日、王太子は大勢の貴族が集う夜会でリリアーナとの婚約を一方的に破棄する。 それは一人の令嬢を捨てただけではなかった。 辺境伯家が王国へ捧げてきた忠誠と献身を踏みにじる行為だった。 しかし王都の誰も気付かない。 辺境伯家がどれほどの犠牲を払い、 どれほどの善意で王国を支えてきたのかを。 婚約破棄を受け入れたリリアーナは辺境へ帰還する。 そして辺境伯は決断した。 「門を閉じろ」 守るのは領民のみ。 これまで当然のように行ってきた王都への支援も、周辺領地への援軍も、魔物の追撃も、すべて終わりだ。 助けても感謝されず、 尽くしても当然だと扱われ、 挙げ句の果てに忠誠まで踏みにじられた。 ならば、もう十分だろう。 辺境都市の門が閉ざされたその日から、王国は初めて知ることになる。 自分たちが見下していた辺境伯家が、何百年もの間、王国そのものを守っていたのだと。 これは、善意を失った王国が崩れ落ちていく物語。 そして、婚約破棄された令嬢が静かに故郷で暮らそうとしただけの物語である。
    • 連載中 99
    • 182,927文字
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  11. 19
    【朗報】前世でやり込んだソシャゲの世界に転生しました。 【悲報】この世界の人間は全員NPC(プログラム)でした。 男女比1:200の貞操逆転世界に転生した元世界ランカーのユピテ。 重度のゲーム脳である彼は、周囲の人間を、プログラムされたNPCだと勘違いし、愛する推しヒロインたちを救うためソロ無双を開始する! 国を滅ぼす大災害も伝説の魔獣も、ランカーのプレイヤースキルで完全撃破! 命を懸けてヒロイン達を守り抜き、デイリークエスト感覚で、極上の神対応と甘々セリフを無差別照射! だが、男性が絶滅寸前のこの世界で、そんな最強の無双と紳士的な激甘対応を食らった女性たちが耐えられるはずもなく――。 実の姉と妹、凄腕のメイド長、天才魔導士、孤高の戦乙女、グラマラスな女王、更には国中の女たち―― 全員が次々と恋心を限界化させて卒倒していくが、ユピテはそれにこれっぽっちも気づいおらず、「またテキストバグ吐いてるわ」としか思っていない。 勘違い元トップランカーと、脳を破壊された女性たちが織りなす、爽快無双×すれ違いラブコメ! ★面白ければ、星評価やブックマークをしてもらえると励みになります!( *´ω`* )/
    • 連載中 26
    • 67,285文字
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  12. 22
    「俺……異世界帰りの勇者だったんだ」   ブラック企業で働く社畜・安心院アジムは、ある日突然思い出した。   かつて異世界で勇者として戦い、世界を救っていたことを。   しかも、ユニークスキル《帰還魔法》は今も健在。   平日は日本で働き、週末だけ異世界へ帰るという、前代未聞の二重生活が始まる!   日本から持ち込んだ『焼肉のタレ』で飯テロを起こし、LEDライトで仲間たちを驚かせ、現代知識で大無双。   逆に異世界の薬草や素材は、現代で思わぬ価値を生み出していく。   さらに、異世界で会った、『来訪者』と呼ばれる転生者や転移者たちとの出会いがかれの運命を変えていく。     家族へ届ける動画や手紙。   仲直りできなかった姉妹の絆。     二つの世界を行き来できる彼だからこそ、その未練から救うことができる。   美味しいご飯で笑い合い、未練を晴らして救済し、いつのまにか異世界で『伝説』になっていく――。      これは、平日は社畜、週末は勇者。   現代と異世界をつなぐ"週末冒険者"の、笑って泣ける異世界ファンタジー!
  13. 23
    前世で愛してやまなかったダークファンタジーRPG『ルシフェル・サーガ』。 その世界へ転生した主人公が目を覚ました先は――物語の終盤、主人公たちの前に立ちはだかる最凶の悪役貴族。 レオンハルト・ヴァン・ナイトメア。 世界を滅ぼしかねない闇の力を持ち、数多くの悲劇を引き起こし、最後には勇者によって討たれる運命にある存在だった。 ゲームを知るレオンハルトは理解していた。 ナイトメア家は、世界を救うために必要な「最後の闇」。 主人公が聖剣を手にするには、乗り越えるべき絶望が必要なのだ。 ならば、自分がその役目を果たせばいい。 主人公たちの前に立ちはだかり、憎まれ、恐れられ、最後には無様に敗北する。 それこそが世界を救う唯一の道。 「俺は英雄になるつもりなんてない。俺は最後に倒される、最高の悪役になる」 そう決意したレオンハルトは、自ら破滅への道を歩み始める。 ……しかし。 運命は、彼の思い通りには進まなかった。 民を救えば「冷酷な悪魔ではなく、孤高の英雄」と呼ばれ。 陰謀を潰せば「帝国を影から守る賢王」と称えられ。 仲間を守れば「誰よりも優しい主君」と慕われる。 本人は世界のために悪役を演じているだけなのに、周囲からは「全てを背負う救世主」と誤解されていく。 さらに、彼のもとには本来なら敵対するはずだった者たちが集まっていく。 呪われた暗殺者エルザ。 才能を認められなかった錬金術師イリス。 神託に導かれた聖女リリアーナ。 失われた古代魔法を継ぐ魔法使いセレスティア。 彼女たちは気づいてしまう。 誰よりも悪役を演じながら。 誰よりも世界のために傷ついている少年の本当の姿に。 変わり始めた世界は、ゲームのシナリオから少しずつ外れていく。 「違う。俺はお前たちの敵だ」 「いいえ、レオンハルト様は私たちを守っています」 「俺は最後に倒される存在なんだ」 「なら、その運命ごと私たちが変えます」 世界を救うため、死ぬことを望む悪役。 私を救った英雄として、彼を生かそうとする仲間たち。 これは―― 自ら滅びを望む最凶の悪役と、彼を救おうとする者たちが紡ぐ、運命逆転のダークファンタジー。
    • 連載中 79
    • 284,675文字
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  14. 25
    「レティシア……お前との婚約を破棄させてもらう!」 婚約者である王太子マナヤから一方的にそう告げられ、聖女カスミィにその座を奪われた公爵令嬢レティシア。 ここが乙女ゲームの世界であり、自身が『加護なし』のコンプレックスから性格を歪ませる悪役令嬢であることは、幼少期に前世の記憶を取り戻した時から知っていた。 前世の記憶のおかげで心が歪むことはなく、ただ大好きな料理を作りたかった彼女。 しかし、厳しい王妃教育に縛られ、厨房に立つことすら許されない日々を送っていた。 だからこそ、婚約破棄を突きつけられた彼女の胸の内は……大いに歓喜していた。 ( これで王妃教育から解放される!) 厄介払いとして、極寒の隣国にいる【狂犬皇子】ルークの元へ嫁がされる過酷な条件ではあったが、自由に料理ができるのならと、彼女はあっさりと婚約破棄を受け入れる。 そうして極寒の地へ降り立ったレティシアは、さっそく温かいご飯を作るべく腕を振るい始める。 旨味たっぷりの野菜ポタージュ、肉汁溢れるハンバーグに、ふっくらと焼き上げた発酵パン。 前世の知識と丁寧な下ごしらえから生まれる「あったかご飯」。 その美味しそうな匂いに釣られ、辺境の人々のみならず、魔力の塊である精霊たちまでもがこぞって彼女の周りに集まってくる。 そして、人間不信で周囲から恐れられていた狂犬皇子ルークもまた、彼女の作る優しく温かい料理に、凍てついていた心を溶かされていき――。 「……おかわり、あるか?」 いつしかルークは毎食おかわりを要求するようになり、レティシアを心から溺愛し、手放せなくなっていく。 一方その頃、婚約破棄を成し遂げて浮かれているマナヤは、加護を持たずとも料理を通じて精霊たちから深く愛されていたレティシアを失ったことで、自分たちの王国が徐々に傾いていくことに、まだ気づいていなかった……。 ※小説家になろうでも掲載してます。
    • 連載中 5
    • 22,984文字
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  15. 27話分無料

     古来より人の世の裏側でひっそりと存在してきた『モノ』——妖怪、あやかし、魔物、幻想生物。  彼らはある日、表舞台に現れ、人の世に宣言した。  最新の怪異にして神秘、『ダンジョン』をきみたちに提供しよう、と。  人々はダンジョンに富を、名声を、熱狂を、新技術を求め、世は探索者の時代を迎えることになる。  ……それから20年。  平安時代から続く退魔師の家系にして今はダンジョン探索協会の重鎮、中倉橋(なかくらはし)の家に生まれた少年『或(ある)』は、霊力もなければダンジョン適性も持たない無能者だった。  彼は本家の人間から冷遇され、父の手により実家から追放される。  仲の良かった婚約者の少女から引き離され、侍女たちからは裏切られ、それでも探索者の道を諦めきれず養成学校に通っていた或はある日、クラスメイトに陥れられ、ダンジョンの崖から落とされてしまう。  だが穴に落ちた先、闇の中で待ち受けていたのは狐耳の少女。  かつて九尾の狐たる大妖怪だった、成れの果てだという。 「ずっと、ずうっと待っていました。あたしをこの牢獄から、連れ出してくれるひと……」  彼女は『ヤコ』と名乗り、或の使い魔になりたいと申し出る。  生死の境にあった或に断る理由はなかった。彼は彼女と契約を交わすことにより、霊力とダンジョン適性を得る。 「……ところで、なんで地雷系ファッションなの?」 「これが当世における傾城傾国の装いだと聞きましたので!」 「(なんか地雷系のこと勘違いしてるっぽいけどまあいいや)……じゃあ行こうか、ふたりで」 「はいぃ、旦那さまっ!」  実家から追放され、学校にも居場所のなかった或。  闇の中に封じられ、ずっとひとりきりで過ごしていたヤコ。  努力家の(ぼっちで他にやることがなかった)少年と、(封印生活をこじらせた結果の)地雷系ヤンデレ狐——ふたりの逆襲が始まる!
    • 連載中 30
    • 101,155文字
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  16. 26
     逃げてばかりの人生だった。その果てに過労死した俺は、剣と魔法の異世界へ転生する。  迎えた十五歳の神授の儀。だが、女神から授かった固有スキルは――『停滞』。  "レベルが一生、上がらない"呪いスキル。周りには嗤われ、誰もが「詰みだ」と憐れんだ。  けれど俺は、この世界の誰も知らない一文に気づいてしまう。  ――本来得るはずの経験値は、その全てが"SP"に変わる、と。  レベルは1のまま。その代わり、SPを注げば、スキルも能力値も、いくらでも"横"に増やせる。  しかもレベル1に固定された俺にとって、どんな魔物も、どんなボスも、常に格上。  格上を狩れば狩るほど、誰も知らないSPが、雪崩れ込む。  紙装甲でも構わない。当てる前に、殺せばいいだけだ。  上へは行けない男が、横へどこまでも広がっていく――  "停滞"は、世界最強のハズレスキルだった。  ※恋愛・ハーレム要素はありません。相棒は、口は悪いが頼れる幼馴染ひとり。
    • 連載中 29
    • 90,092文字
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  17. 28
  18. 29
    【ありがとう 総計900万PV突破!】  12歳の誕生日に「前世が日本人の歴史ヲタの大卒者だった」って記憶を取り戻しちゃったオレは、大陸最大の国家「サスティナブル王国」の伯爵家の長男として生まれた。魔法もスキルって概念もなくて、オレだけが「スキル」を持っている。ただしスキル名は「ゴミ」。ゴミを出せるスキルだ。いや~ 驚いたし、最初はガッカリしたさ。 でもね、気付いちゃったんだよね。どんなゴミでも取り寄せられる「ゴミ」は最高のスキルだってこと。なにしろ、前世の日本のゴミは、お宝の山。公爵御三家の娘達を始め、高位貴族の美少女達を総取りして、今、スキル・ゴミの無双が始まる。行きがかり上、大陸統一を目指します。 大変長い物語なので、フォローしてお楽しみいたけると嬉しいです。 ※書籍版は、内政チートを主体にしています。  メインヒロインがバネッサちゃん。  web版の大陸制覇とはテイストが違って  違うテイストをお楽しみください。 AI補助利用(誤字訂正と、ネタの計算に使っています)
  19. 33
    「アナスタジア・フォン・ニブルへイム……お前との婚約を破棄させてもらう!」  婚約者である王太子サハラ・フォン・バロニアから婚約破棄を叩きつけられた公爵令嬢アナスタジアは、その衝撃で前世の知識を取り戻す。  ここが自分がやりこんでいた『プリンセス・アラモード』の世界であることに気付き、自分が当て馬悪役令嬢のアナスタジアであることを知った彼女は……別に独身でもいっかと婚約破棄を受け入れてやることにした。  もちろん、タダで認めてやるつもりはさらさらない。 「わかりました、婚約破棄を受け入れましょう。ですが……この年齢の女性の経歴に傷をつけるわけですから、それ相応の対応はしてくださるのですよね?」  彼女は酒税の免除を勝ち取り、この世界でも美味しいお酒を飲めるべく動き出す。  ビール、日本酒、焼酎にウイスキー。  前世知識とチートな魔法を使って酒造りをするアナスタジアの周囲には、どんどん人が集まっていく。  婚約破棄ができて浮かれているサハラは、アナスタジアから税を取れなくなることでバロニア王国が傾いていくことを、まだ知らない……。
    • 連載中 32
    • 91,841文字
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  20. 34
    15歳になると神からランダムでスキルが与えられる世界で、 侯爵家の三男であるレオツ・スカイリーンは【オープンワールド】という 訳の分からないスキルを与えられてしまう。 【インターネット】みたいに「使えない」ユニークスキルか、と 落胆していたレオツだが、使っている内に気付く。 「あっ、これヤバい。ヤバいスキルですよコレは」 使えないはずのユニークスキルで(そこそこ)無双する感じのお話。 ただし敵もユニークスキルを使ってくるぞ! 「時間停止するんだな、このボタンを押すと。で、ポーションをいっぱい飲んで回復して……」 「なんで心臓を突いたのに復活してるの!?」 「なんで俺は空中浮遊しながら全身の関節がひねり潰されてるのおお!?」 「ごめん、それ僕にも分かんないんだマジで。ハヴォ……何とかみたいな  神様のせいだって説明があったけど」 「そんな神様聞いた事ないよおおおあわびゅ!?」  ――世界を侵せ。望むままに。
    • 連載中 52
    • 160,168文字
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  21. 35
    悪役貴族として転生した主人公――ルーフェウス。 この世界では18歳になると、誰もがスキルを開花させる。 だが彼が授かったのは、「会話」というあからさまな《外れスキル》。 体裁を誰よりも重視する父は、 そんな息子をクズ扱いし、なんの実りもない荒野の地へと追放してしまう。 だが、それこそが主人公の狙いだった。 どのみちこの公爵家は、後のシナリオで悪事がバレ、主人公たちに殺されてしまう。 だから今のうちに公爵家から距離を取り、品行方正に生きていくことで、その破滅ルートを回避しようとしたのである。 そんな折、ルーフェウスには「会話」という謎スキルの真価を知る。 ――あらゆる魔獣や神獣たちの言葉を完全に理解し、意思疎通を可能にする力。 それによっていつの間にか史上類を見ない最強の軍勢が誕生し、 王国全軍をも凌駕する最強の軍事力を持つ「独立領地」へと大成長。 一方のオルファウス公爵家は、 自分たちが「とんでもない化け物」を野放しにしてしまったという絶望的な事実を知り、 恐怖に青ざめるのであった。
    • 連載中 6
    • 19,666文字
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  22. 36
    魔法大国であるクロムハート王国の子爵家に生まれたアレックスには魔法の才能がなかった。だから剣の腕を鍛えて、学院時代に出会った師匠に教わることで、身体強化だけは何とか使えるようになる。 アレックスが大学に在学中に、クロムハート王国は魔導兵器を操るユーキリス帝国と戦争を始める。アレックスも貴族の務めとして王国軍に加わるが、戦略級魔法を放つ王国の偉大なる魔導師たちが、帝国の魔導兵器によって次々と戦死。クロムハート王国は国の半分を占領されて、帝国軍が王都に迫る。 かつて魔法大国と呼ばれた姿は、もはやどこにもなかった。アレックスは生き残った貴族の中で一番爵位が高いという理由だけで、敗北が決まっている王都決戦の指揮官に選ばれる。 部下を戦死させないために、アレックスは自分の命と引き換えに、降伏を受け入れて欲しいと帝国軍に単身乗り込む。だが帝国軍の指揮官は、そんな願いを嘲笑うようにアレックスを切り捨てて、王都を焼き尽くす。 消えて行く意識の中、アレックスは自分が甘かったと後悔するが――次に気がついたとき、何故か赤ん坊の頃に死に戻りしていた。 どうして赤ん坊に戻ったのか解らないが、もう一度人生をやり直せるなら、最悪の未来を変えてやるとアレックスは誓う。
  23. 37
  24. 38
    世界を救った四人の姉妹がいた。 剣の頂点に立つ剣聖セリナ。 魔法の頂点に立つ賢者リリア。 錬金術の常識を塗り替えた天才ミリア。 そして世界最大級の商会を築き上げた大商人エマ。 若くしてそれぞれの道の頂点へ辿り着いた彼女たちは、人々から英雄として讃えられていた。 しかし、そんな四姉妹には誰にも語りたくない過去がある。 ――兄、レオン。 幼い妹を魔物の棲む森へ置き去りにした。 毎日のように過酷な虐待を繰り返した。 努力して手に入れた褒美を奪った。 才能を妬み、販路を潰し、夢を邪魔し続けた。 それでも四姉妹は兄に屈することなく、自らの力で世界の頂点まで上り詰めた。 そして魔王との戦いを終えた彼女たちの前に現れたのは、変わり果てた姿となった魔神の兄だった。 すべての因縁に決着がついた後、レオンが犯してきた数々の罪を裁くため、神託裁判が開かれる。 証人は四人の妹。 そして証拠は、過去に起きた出来事をありのままに映し出す神器――《真実の鏡》。 世界中が見守る中、四姉妹は兄から受けた仕打ちを一つずつ告発していく。 誰もが思っていた。 これは、稀代の悪党が犯した罪のすべてを暴き、その報いを受けさせるための裁判なのだと。 だが――。 真実の鏡に映し出された過去は、彼女たちの記憶と同じはずなのに、どこかがおかしい。 一つの真実が明らかになるたび、新たな疑問が生まれる。 世界を救った四人の英雄と、彼女たちの人生を弄び続けた最低の兄。 長きにわたる因縁に、今、決着の時が訪れる――。
  25. 47
  26. 50
  27. 51
    エレニア王国の貴族学園に通う男爵家令息、ノエル・フォン・ウィンドウェル。 彼は突如、許嫁に公衆の面前で婚約を破棄された。 身に覚えのない罪を着せられ、屈辱を味わう中、国一番の美少女と評価されている公爵家の令嬢、ステラ・ルークス・アナスタシアがノエルへこう告げる。 「ノエル、じゃあ私と婚約しましょう」 それはなんと、最上位貴族である彼女からの、突然の求婚だった。 クールな性格故に『黒鉄姫』の通り名を持つ彼女は、昔からノエルのことが好きだったと告白。 今まではノエルに許嫁がいたため想いを封じていたが、それもなくなった。だからもう我慢しない、と。 宣言通り、ステラは事あるごとに好意を伝えてきては、デートにも誘ってくるし、積極的に距離も縮めてくる。 そんなステラにドギマギしながらも、ノエルは徐々に彼女へ心惹かれていき……。 一方、ノエルを陥れようとした元許嫁の令嬢、タニカ・レーベルハイドは、自らの過ちに気付かぬまま、この婚約破棄をきっかけにどんどん破滅していくことに── これは、報われることのなかった男爵家令息が、婚約破棄をきっかけに人生を大きく変えていく物語。 ※アイデア整理、文章校正に生成AIを使用しています。
    • 連載中 16
    • 38,788文字
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  28. 53
    俺はこの街のトップ冒険者パーティーのリーダーだ。 ダンジョン探索は文字通り生死をかけた戦いだ。今日も俺たちは準備万端で挑む。 しかし仲間の盗賊<シーフ>がやらかしやがった。罠解除はお前の役割だろ?なんでそんなに綺麗に踏み抜くんだよ。しかし俺は咄嗟にリーダーとしてそのシーフを庇った結果、奈落と呼ばれるダンジョン深層へと落ちてしまった。 そこからは地獄の日々だった。襲い来る超強力なモンスター。飢餓と毒との戦い。どこに進めばいいのかも分からない中で死に物狂いで戦い続け、ようやく帰っていた。 そこで待っていたのは、恋人とシーフの裏切りだった。 ふざけんなよ? なんで俺が罠にかかって仲間を危険に晒したことになってんだ!? 街から出て行けだと? 言われなくてもこっちから願い下げだよ! と思ったんだが、元恋人の妹だけは慰めてくれた。 あのあと、街もパーティも大変らしいがざまぁ!!!! と思ってたら、妹ちゃんがピンチ……。 当然助けるぜ? 奈落を生き抜いた俺の力を見せてやるぜ! ※本作は過去に投稿した作品をコンテスト用に改稿したものです。(20話くらいまでは微修正、その後展開を変える予定です)
    • 連載中 8
    • 19,176文字
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  29. 54
    死んだと思ったら、神っぽい老人に告げられた。 「お主には、ある物語の世へ生まれ変わってもらう」 行き先は、前世で妹が昔すすめてきた『百鬼夜行剣譚』の世界。 原作は知らない……だが題名だけで分かる。妖怪を剣で斬る物語なら、俺が主人公に決まっている! 神が「待て、最後まで聞くんじゃ!」と叫ぶのも聞かず、俺は転生の扉へ飛び込んだ。 だが、生まれ変わった先の現実は甘くなかった。 剣は重いし才能はない。最初の相手には一撃で転がされる。 「俺、主人公にしてはハードモードすぎないか?」 それでも俺は立ち上がる。自分が主人公だと、俺だけは信じているから。だが俺はまだ知らない。 ーー自分が本来、最初の百鬼夜行で死ぬだけの名もなき見習い役だったことを…… そして、本来なら関わるはずのないヒロインまでもが、主人公だと信じて疑わない俺の異常なしぶとさに巻き込まれ、原作の流れが少しずつねじ曲がっていくことを……
    • 連載中 48
    • 197,947文字
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  30. 55
     冒険者ギルド・黄金秤で十年間、原石鑑定士として新人の査定を続けてきたシード。  彼にだけ見えるのは、現在の能力ではない。  その人物が十年後にたどり着く未来の姿だった。  ある日、役立たずのスキルを授かった少女ミアが、五百万ドゥレもの借金を背負わされ奴隷として売られようとしていた。  しかしシードの目には、彼女が十年後――世界最強クラスの剣聖へ成長する未来が映っていた。 「未来の剣聖が、五百万ドゥレ!? 安すぎる!」  シードは全財産を投じてミアを買い戻す。  その結果、貴族との取引を潰したとして十年間勤めた悪徳ギルドから追放されてしまった。  ──ミアと二人、小さなギルドを立ち上げて再出発しよう。  シードは、その程度に考えていた。  だが、彼は知らなかった。  かつて才能を見いだし、誰にも評価されなかった頃に手を差し伸べた者たちが、今では一国を救う英雄や、災厄と恐れられるほどの怪物へ成長していたことを。 「シードさんがギルドを作った? なら、俺も入る」 「今度こそ、あの方の役に立てるのですね」 「シード様を追放したギルドがあると聞きましたが――潰しますか?」  剣聖、賢者、聖女、竜殺し。  シードを慕う規格外の英雄たちが、続々と彼のもとへ集まってくる。  本人はただ、見捨てられた少女を救っただけ。  それなのに気づけば新たなギルドは、誰にも手がつけられない世界最強の集団となっていた。  これは見る目だけは誰にも負けない鑑定士と、彼に救われた怪物たちによる恩返しから始まるギルド経営譚。 ※ 26/08/01 ジャンル別週間ランキング9位 ※ 26/08/17 ジャンル別月間ランキング13位
    • 連載中 38
    • 105,704文字
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  31. 59
     実技試験で、丸太を台ごと真っ二つにした。試験場が静まり返った。  「今の斬撃は何だ」「刃を添えただけに見えたぞ」「あれは達人の太刀筋だ」  いや、ただの薪割りだが。  結果は『評価不能』。おまけに試験台を壊したから、あやうく門前払いになるところだった。拾ってくれたのは校長で、「台の弁償は体で払え」。というわけで、学校の薪番をやりながらの特例入学だ。  俺は山奥で、じいちゃんに毎日薪割りで育てられた。教えは二つだけ。「腰で割れ」「刃は最後に添えるだけ」。朝飯の前に三百本、しくじるとおかずが一品減る。理不尽なじいちゃんだった。その理不尽が、王都じゃ達人の技らしい。  今日も薪小屋で薪を割ってると、生徒も教官も見物に集まってくる。実技で俺に負けた侯爵家のお嬢様は「弟子にしてください」と薪小屋の前から動かない。  山のじいちゃんからは手紙が来た。『薪割りをサボるな。仕送りは芋でいい』。  じいちゃん、あんた何者なんだ。
  32. 61
    平凡な少年、ニキ。彼の幼なじみは突如として『女勇者』に選ばれてしまった。何の力もなかった幼なじみを守るため魔王討伐の旅に同行することにしたニキ。当初こそ幼なじみを助ける場面も多かった彼だが、すぐに限界を感じるようになる。やはり『村人』と『勇者』では成長速度が違いすぎ、戦闘についていけなくなってしまったのだ。幼なじみが勇者として順調に成長し、心強い仲間も増えたことで、力不足を実感していたニキは勇者パーティーから脱退することを決意する。もうすぐ四天王との戦いも始まるので丁度いいタイミングだったのだ。こうして勇者パーティーを抜け、平凡な日常を過ごし始めたニキだったが……なぜか勇者は代わらずに絡んできて――? ※今後の展開予想ですが、権利主張などのトラブル防止のため、コメント欄などで発信されたアイディアは作者にご寄付いただいたものと判断させていただきます。よろしくお願いします(アイディアを募集するという意味ではありませんし、採用することもありません) ※異世界“最かわ”ヒロインコンテスト、優秀賞受賞作品(単独受賞)
    • 連載中 114
    • 176,693文字
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  33. 66
    「マスター、このままだと潰れちゃいますよ」 前世からの俺の夢は暇な喫茶店のマスターになることだ。 閑古鳥の鳴く店内でバイトの子に呆れられながらも、お気に入りの音楽を流してまったりとした日々を送る。 そんな夢を叶えるために俺は自ら弱小ギルドを立ち上げた。 目指すのは客も依頼も少ないのんびりとしたギルドライフ。 そのだったはずなのに……。 「マスター、このままだと潰れちゃいますよ!」 「そうか、潰れちゃうほど経営が危うくなったんだな」 「違います! 依頼が多すぎて手が回りません!」 「………………え?」 なぜかギルドは大繁盛。毎日のように上級冒険者たちが加入を志願してきたり、国からの依頼が舞い込んできたり。 やがて最強ギルドと称されることになって——、 「この身を賭してでも、このギルドを最強にしてみせます!」 「仕方がないですねぇ。聖女である私がギルドを大きくしてみせます!」 「お前が上を目指すってんなら俺たちが全力で支えるぜ!」 なぜギルドメンバーたちはこんなにもやる気があるのだろうか。俺はただ平穏な毎日を過ごしたいだけなのに。 「はぁ……コーヒー飲んで現実逃避しよ」 これは弱小ギルドで平穏に暮らしたいギルドマスターと、勝手に最強ギルドを目指して奮闘するギルドメンバーたちの勘違いギルド運営ファンタジー。
    • 連載中 20
    • 62,604文字
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  34. 69
    事故に遭った俺は、異世界へと転移した。 しかも、転移先で与えられた肉体は屈強な男だった。 最初こそ戸惑ったものの、剣と魔法を身につけ、仲間たちと冒険し、魔王を倒し――気づけば10年。 俺はすっかり、男として生きることに慣れていた。 そして魔王討伐を果たした直後、まばゆい光に包まれた俺は、懐かしい現代日本の病院で目を覚ます。 だが、鏡に映っていたのは美少女だった。 「お、俺……女になってるぅぅぅっ!?」 突然のTSに絶叫する俺。 しかし、駆けつけた家族から昔の写真を見せられ、ようやく思い出す。 「……あっ。そういえば俺、元の世界では女だったなぁ」 異世界で男として過ごした10年が長すぎて、完全に忘れていたのだ。 しかも、現代では事故からほとんど時間が経っていなかった。 見た目は美少女。 中身は10年間、男勇者として生きてきた元女子。 そんな俺が生活費を稼ぐために始めたのは、顔を出さずに活動できるVTuberだった。 雑談、ゲーム実況、歌配信。 平穏に活動するつもりだったのだが、ある日、視聴者から現代に出現したダンジョンの配信を勧められる。 「初心者向けダンジョン? これなら俺でも安全に配信できそうだな」 しかし、異世界最強の勇者だった俺にとって、現代のダンジョンなど子供の遊び場同然だった。 巨大な魔物を素手で吹き飛ばし、罠を勘だけで見破り、誰も倒せなかった階層ボスを雑談しながら一撃で粉砕する。 コメント欄は大騒ぎ。 『ラスボス瞬殺で草』 『待って、今何した!?』 『本人だけ初心者のつもりなの怖すぎる』 『海外ニキがもう切り抜き翻訳してるぞ!』 ただ生活費を稼ぎたかっただけなのに、配信は世界中で大バズり。 企業、探索者ギルド、政府機関、海外のトップ配信者まで、謎の新人VTuberに注目し始める。 だが、本人だけはまだ気づいていない。 自分が現代最強の探索者であることも。 世界一かわいいVTuberとして人気になっていることも。 そして――異世界で倒したはずの魔王の気配が、現代のダンジョンから漂い始めていることも。 これは、異世界で10年間男勇者だった元女子が、美少女の身体に戻ってVTuberとなり、勘違いと無自覚無双で世界中を熱狂させる物語。
    • 連載中 47
    • 198,987文字
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  35. 71
     親からの愛は双子の妹ばかり向けられる。双子の姉は愛されたいと努力を重ねて、妹より優秀な成績を残す……が、やはり愛されるのは妹ばかり。  そしてトドメとばかりに、妹は聖女に選ばれた。親どころか世界まで妹ばかり選ぶ――その時ついに心が折れた姉は、魔女へと堕ちた。  魔王と並ぶ、人類の怨敵である『魔女』に堕ちた姉は家族や国へと復讐をすべく暗躍し……そして最後には勇者と共に聖女――妹に討たれることになる。  という本来の未来が、偶然双子の姉に拾われて従者になった男によって歪む話。  姉は(親はともかく)妹とは仲良くなるし、聖女は勇者を置いて従者とばかり仲良くなるし、勇者に懐くはずだった『愛し子(チート幼女)』は従者に懐くし、本来の未来を知る者は頭を抱えることになる。  そんな未来を歪ませる(訳あり)従者――主人公キニスが、主である姉(魔女:人類の敵対者)と、その妹(聖女:魔王を討伐しないといけない)の為に色々と頑張る話です。
    • 連載中 50
    • 259,623文字
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  36. 74
    ゼフは長年田舎で雑魚モンスターを狩るしがない剣士だ。 しかし、村が集落移転となったことで運命が動く。 移転先には兵士が揃っており、ゼフは必要なかった。 「なら、暇になったし、久しぶりに都会でも観光するか」 そこで、ゼフは魔物討伐の仲間を募集する生意気な女に喧嘩を売られる。 「最近の戦士は気概がなさすぎる。お前も剣士なら最前線で戦え」 未熟なくせに威勢だけはいい姿に若かりし頃の自分を重ねたゼフは、若者への戒めのつもりで彼女の盾を一撃両断した。しかも、錆びた剣で。 「慢心せず、頑張んなよ」 絶句する女を置き去りにし、颯爽と立ち去るゼフは後に知ることになる。 新兵だと思って相手をした女が、城塞都市最強の姫騎士で、その盾は名匠の一品だったことを。 彼女に剣の腕を惚れこまれ、執拗に勧誘されることを。 そして、雑魚だと思い込んでいた自分の実力が、努力の積み重ねでとんでもなく跳ね上がっていたことに。 ——俺はまだやれるのか。 一度は英雄を諦めたイケオジは、再び最前線へ。 そんな彼の活躍を、人々は野に隠れていた剣聖だと称えていく。 ※タイトル模索中! ※生成AIの利用用途。誤字脱字・誤用のチェック、表現の整えのみに利用しております。
    • 連載中 2
    • 8,849文字
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  37. 75
  38. 76
    転生したら、路地裏出身の孤児Aだった。 しかもこの世界は、前世でやり込んだゲーム「ツーリェ・フロンティア」とそっくりである。 前世で散々こき使われ疲弊していた俺は誓った。 今世では資本主義に飲まれることなく、異世界でゆっくりスローライフを送ろう――と。 だがこの孤児Aはシナリオ進行上、必ず死ぬ【負けイベント要員】だったのだ。 このままでは念願のスローライフどころか命すら危うい。 危機感を抱いた俺は一念発起し、ゲーム知識を駆使してスキルや剣術をマスターしていく。 往く先々でオークや魔人を打算で救済し、ときに酒片手に「いつかエルフとかオークとか色んな種族と酒を飲み交わして暮らしたい」と夢を語らいあった。 そうして準備を整えた主人公は、魔術学校へ入学する。 負けイベントを生存ルートに変える最初の分岐点――悪役令嬢の断罪イベントを攻略するために。 ◆◆◆ 主人公は知らない。 酔った勢いで語った言葉が亜人たちの心を震わせ、武装国家が誕生していたことを。 彼らが主人公を【賢王】と祭り上げ、世界を裏から支配し、革命を起こそうとしていることを。 主人公は何も知らない。 本人はただ負けイベントを生存ルートに変えようと、奔走しているだけなのに――。
    • 連載中 18
    • 70,299文字
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  39. 78
    【祝・累計1000万PV感謝】七歳で受ける「祝福の儀」でレンが授かったのは「小箱」というスキルだった。 発動してみるとぼんやりと光る小さな箱が現れた。 武力スキルが価値あると言われている世の中。「剣術」スキルがあれば最高と言われている。 レンは辺境のど田舎の男爵家の三男。 「剣術」スキルを期待されたけれど、「小箱」という戦闘スキルでもないスキルを引き当ててしまったので、ハズレスキルと言われた。 一つ年下の弟ロイスが翌年得たスキルは「土魔法」だった。ロイスの方が世間的に良い評価のスキルを得た時、レンは父親に学園に行くお金を出さないと宣言されてしまう。 そこで、レンは自立の為にお金を稼がなくてはと、冒険者ギルドに向かい見習い冒険者として活動を始めた スキル「小箱」はハズレスキルと言われたが、レンは気に入ってスキルを使い続けた。 すると、スキルはどんどん進化していくーーーー そして、レンが「小箱」スキルを得た年から二年後、二つ年下の弟ユアンが「剣術」スキルを得た。 両親は歓喜した。両親は待望の「剣術」スキルを得たユアンを優遇し始める。 その様子を見た、レンの兄弟達の気持ちが揺れ始める。 冒険者ギルドでは、レンは資料室の整理をしたり、筆記具を開発したり、順調に活動をしていき、ついに家を出ることを決意した。 【本作の視点について】 本作は主人公の定点カメラ視点のみで物語が進行しています。 あえて俯瞰的な世界観の説明を省いています。 探偵小説のように主人公と同じ情報量で一緒に状況を推測したして世界を解き明かしていくスタイルです。 ぜひ手探りの物語をお楽しみいただければ幸いです。
  40. 80
    「俺の失態を知っているお前が生きていては困るんだ。あばよ、魔力0の無能」 ――タクトはダンジョン探索の最中、同じパーティのダグラスに裏切られ、ダンジョンの深層に置き去りにされる。 誰もが生還不可能と言う人類未踏の魔境。 絶体絶命のタクトを救ったのは、魔力を探知して喰らう、凶悪な植物型の魔物だった。 魔力測定値『0』ゆえに、魔物から獲物として見向きもされないタクト。彼は生き延びるため、自作の魔導ポーションを植物の魔物に捧げ、奇妙な共存生活を始める。 過酷な環境での日々、タクトの肉体は少しずつ変化を遂げていく。 なんとか深層での生活が軌道に乗ってきたと思ったある日、運悪くダンジョン内に魔物の異常発生が勃発してしまう。 凶悪な魔物がタクトを襲う。 遥かに格上の魔物相手に、タクトはついに自作のナイフを握りしめる――。 ◇ 死線を越えた先に待っていたのは、新たな仲間。 凶悪な植物の魔物の娘『ライア』との出会いだった。 ◇ 一方タクトのパーティメンバーだったダグラス達は、今までタクトを奴隷のように扱い頼り切りだった『つけ』が回ってくる。 タクトが抜けたことで学校の成績を落とし、化けの皮が剥がれていく。 ◇ そしてタクトは深層で、大賢者の遺した隠れ家を発見。 そこで、自身の身体に刻まれた『魔力0の真実』を知ることになる。 地獄の底から這い上がった少年が、家族を守るために安定した職と平穏を目指すハイファンタジー!
    • 連載中 72
    • 190,705文字
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  41. 81
    獣人族の国の勇者パーティが、王から直々に依頼されたクエストに挑んでいた。 それは国の最果てにある、クリスタル魔鉱山までの街道を整備しながら向かい、魔鉱山を魔物から奪還すること。 幾つもの街や小さな村を通り過ぎ、魔鉱山までの最後の村が目前になった時。突然上空から降ってきた。 「あぎゃーーッ!!」 と叫びながら赤ちゃんが落ちてきた。顔面でナイスキャッチ(?)した勇者。 「こいつ……生温かいぞ。しかもクセー」 勇者の顔面にしがみついていた赤ちゃんが、ブルブルッと震えていた。 せっかくのイケオジが台無しじゃないか。とは、誰も言ってない。 とにかく村でいろいろ準備しよう。 最後の村には個性的な老人が見張り番をしていた。 師を仰がれている人だった。しかも村長が元官僚だった。 そこでパーティーの一人が気付く。 「もしかしたら、私のツガイかも知れない。ビリビリっときた」 「ビリビリなら俺もしたぞ」 もしかして二人のツガイなのか? この先何が待ち受けているのか? 王に直々に依頼されたラストクエストは波乱を予感するものだった。
    • 連載中 2
    • 4,993文字
    • 更新
  42. 85
  43. 書籍化作品2026年8月25日発売

     書籍第1巻8/25発売!   書籍版はサブタイトルを『 〜水だけで家も武器も薬も作れるので、ゴミ箱に捨てられましたが人生をやり直します〜1』に変更しています。    みなさまのお力添えに心より感謝いたします。  ありがとうございます。  ********** 【転生〜復讐編】完結しました。  MFブックス異世界小説コンテスト   長編部門特別賞を受賞しました!   ありがとうございました  🌟1,100万PV越えに感謝! ⭐11,000越えに感謝! 😄二万人越えのフォロワー様に感謝!感謝!感謝!     ありがとうございます!     タイトルの後半を『ゴミ箱に捨てられていたスラムの孤児だった』から変更しました(2025/08/16)  耐えがたい頭痛と身体の痛みに意識が戻ると、そこはスラムのゴミ箱の中だった。  自分が何者か、どうしてここにいるのか、なにもわからない。  やがて水を出せることに気がつき、痛みを取り、身体をキレイにできることに気がつく。  どうしてオレはゴミ箱に捨てられたのか?、その理由もわからずこの魔法のある世界を生き抜いていく方法を探していく。  だけど、オレの水魔法はどこかおかしい…。
  44. 86
    ヴェイル・アスフォルムは、キャラが死にまくる鬱ゲーRPG『煉獄聖騎士アルベルト』の悪役令息に転生した元サラリーマンである。原作では今日、地下で地脈の封印が破れ、領地が壊滅する。このままだと許嫁のヘラも、聖女ミレイユも、メイドで元暗殺者のリアナも死んでしまう。 ヴェイルは「俺のいない世界で、俺を忘れて、君らしい幸せをつかんで欲しい」と親しい彼女たちに手紙を送り、己の命を犠牲に地脈の暴走を封印する。 全てを救い、死んだ――はずが、なぜか霊体となって目を覚ます。誰にも見えず、声も届かないが、災害で壊れた土地に干渉して癒せる存在に!? 一方、ヴェイルの死を嘆き悲しんだ3人も、重い感情を抱えたまま動き出す。許嫁は「ヴェイルの名を国史に刻む」と国家規模の政治工作を始め、聖女はヴェイルを信仰の対象として祭り上げ、メイドは「ヴェイル様を追い詰めた人間は殺す」と暗躍を始める。 「そんなことしないでいいから! 俺のことなんて忘れていいから!」 そう届かない声で叫ぶも、誰ひとり忘れてくれない。おまけにコソコソ進めていた領地の復興作業まで『ヴェイル様の奇跡』として語り継がれ、領民たちによる神格化まで留まることを知らず――!?
    • 連載中 14
    • 47,384文字
    • 更新
  45. 87
    成人の儀で、誰も知らない謎職業【墓堀処刑人《アンダーテイカー》】を授かったグレイ。 不吉な職業だと恐れられ、名門騎士家から追放。 幼馴染との婚約まで破棄され、最果ての墓場へ送られてしまう。 ――もっとも、本人はそれほど気にしていなかった。 「まあ、家を出るいい機会だったと思えばいいか」 そんなグレイが墓場で最初に蘇らせたのは、数百年前に封印された【厄災の魔女】。 「私が怖くないの?」 「それより腹減ってないか?」 世界中から恐れられる魔女を普通の少女として扱った結果、なぜか彼女はグレイから離れなくなってしまう。 さらに、グレイの力で死者の魂を呼び戻し、魔女の魔法で肉体を再生することで――二人は死者を完全に蘇らせられると判明。 「ここに、私たちの国を作りましょう」 墓場で始まった国造り。 住民を増やすために死者を蘇らせているだけなのに、目覚めるのは処刑された聖女、忘れ去られた大魔導師、滅びた国の騎士団長など、とんでもない者ばかり。 気づけば墓場には、国々を滅ぼしかねない最強勢力が出来上がっていた。 その一方で――。 厄災の魔女からグレイを救おうとする姫騎士。 追放された彼について行かなかったことを後悔し続ける元婚約者。 「今度こそ、必ず私があなたを救います!」 「どうして私を殺さないの……?」 「いや、俺は別に困ってないんだけど?」 グレイ本人は、自分が不幸だとはまったく思っていない。 なのにヒロインたちは、 ――家族に捨てられても笑っている。 ――傷ついても弱音を吐かない。 ――自分を見捨てた相手すら恨もうとしない。 そんな彼を見て勝手に曇り、罪悪感と愛情をどんどん重くしていく。 これは、自分が不幸だとまったく思っていない男と、 「今度こそ絶対に彼を幸せにする」 と曇り続ける少女たちによる―― 墓場から始まる、すれ違い勘違い建国ファンタジー。
  46. 92
    魔王を討ち、世界を救った勇者は、その直後に消えた。 神託に選ばれた勇者の一人でありながら、普段は弱く、面倒ごとを嫌う主人公。けれど仲間が死にかけた時だけ、彼は誰よりも強くなる。 魔王討伐の瞬間、主人公は前世で交通事故に遭った直前と同じ謎の光を見つける。元の世界へ帰れるかもしれない――そう信じて光へ飛び込んだ。 しかし次に目を覚ますと、そこは一年後の、同じ魔王城の玉座の間だった。 残された聖女、天才魔法使い、エルフのお姫様は、主人公が自分たちを守って死んだのだと信じていた。主人公は、旅の最初に自分を嫌っていた三人へ、わざわざ会いに行くつもりはない。勇者を辞め、幼馴染シスターの待つ故郷で静かに暮らそうとする。 けれど、主人公を失った一年で、彼女たちの愛し方は壊れていた。 「今度は、絶対に手放しません」 これは、死んだと思われた元勇者と、二度と彼を失いたくない四人のヒロインによる、重すぎる異世界帰還ラブファンタジー。
    • 連載中 10
    • 44,231文字
    • 更新
  47. 93
     世にも恐ろしい呪物を前に、俺は平然とこう尋ねた。 「とりあえず、その肩のところのカビ拭いていい?」  ◆ ◆ ◆  宰相補佐として、日々激務と王太子の嫌がらせに追われていたルシェド(35歳)。  彼は、ある日『呪いの指輪』に選ばれ、代替わりが来る十年後まで宝物庫から一歩も出ずに中の宝物を管理する「完全軟禁」を強いられることになった。  王太子は「出世の道を絶たれた哀れな男」「歴代の宝物庫番のように、お前も気が狂う運命だ!」と嘲笑ってくるけど、数々の王太子からの横暴と無茶ぶりによって鍛えられた彼の強靭メンタルは、無敵。 「ちょうどいいし、この軟禁生活を『十年の有給休暇』として満喫しよう!」  と考える事に。  宝物庫内で、度々喋ったりちょっかいをかけてきたりするおぞましい宝物――呪物に出会うも、強靭メンタルが圧勝。  聞こえてくる呪物の声に耳を傾け、「分かるよ、お前の気持ち」と共感し、労い、綺麗に掃除してやる。  実はそれが忘れ去られた呪物の浄化の手順なんだけど、そんな事は露ほども知らず。  ルシェドは綺麗にしてやった呪物に力を借りて、日々の軟禁生活を充実させていく。  更に彼の呪物の浄化は、宝物庫の外にも影響していくのだが……。  瘴気が収まった!?  魔物が消えた!?  水虫と禿の特効薬ができた!?  その原因調査に、王太子が乗り出すのだが。 「宝物庫……いや、そんな筈ないだろ! あの男に助けられてたまるかっ!」  三十五歳・元宰相補佐の、世界一快適な安楽椅子英雄(無自覚無双)譚、開幕! ◆ 俺メンタルTUEEE:泣く子も黙る恐ろしい呪物に常勝! ◆ 無自覚無双:「人も道具も、もう使い潰させはしない」大人の包容力で全てを救済! 呪物労い、超便利な同居人へと浄化! ◆ 弱者救済:疲弊した来訪者にピッタリの宝物をマッチング! ◆ QOL格差ざまぁ:ルシェドの功績を認めたくない王太子、激務と精神的疲労でげっそり老け込む。一方ルシェドは、極上ライフでお肌ツヤツヤ! ◆ 元呪物の宝物で趣味探し:アーリーリタイアも同然のルシェドが、暇つぶしに宝物を磨きがてら使ってみて、人生の趣味探し! ※ホラー描写が一瞬ありますが、怖くありません。  何故なら本作は一人称で、主人公がまったく怖がっていないからです。笑
  48. 95
    通勤途中、3人の高校生とともに勇者召喚へ巻き込まれた30歳の会社員・山田大樹。 高校生たちには《剣聖》《大賢者》《聖女》という華々しい力が与えられたが、大樹のスキルはすべて文字化けしており、鑑定不能と判断されてしまう。 役立たずとして辺境へ転移させられた大樹だったが、文字化けの正体は、この世界の鑑定では読み取れない規格外のスキルだった。 翌朝には商品が完全補充される《移動販売車》。 あらゆる情報を見抜く《ゴッドアイ》。 執事長のように冷静な《ナビゲーションAI》。 悪意ある攻撃を自動で防ぐ《絶対防御》。 そして、威力を自在に調整できる《必激の拳》。 王国にも勇者にも関わらず、辺境でのんびり暮らそう。 そう決めたはずなのに、困っている者を放っておけない性格のせいで、飢えた獣人、迫害された亜人、行き場を失った職人たちが次々と集まってくる。 これは、戦うために召喚された勇者ではなく、食料と日用品を届ける移動販売員が、荒れ果てた辺境の暮らしを立て直し、いつしか誰にも無視できない巨大勢力を築いてしまう物語。
    • 連載中 99
    • 506,561文字
    • 更新
  49. 書籍化作品2026年8月25日発売

    カクヨムコン10「異世界ライフ部門」【大賞】【コミカライズ賞】受賞! 少年エース様よりコミカライズ連載中! ファンタジア文庫様より書籍第一巻が発売中! 転生者であるエンディはチート能力を持ちながらも中途半端な強さで成長限界を迎え、冒険者としての未来に不安を感じていた。 金と暇をこよなく愛する彼はセカンドライフとして教室を開き、指導した生徒に金を入れてもらおうと考えた。 見切り発車した彼の教室だったが、計画は順調。教室を卒業した生徒は世界的な強者へと成長し、金銭を送ってくれるように。 完璧なセカンドライフが送れている、そうエンディは思っていたが…… 「先生の元で教育者をさせてください。あ、家事全般もお任せください」 「エンデー、ただいま。私、またここ住む」 「お二人はわたくしにお任せください。師匠様はごゆっくりどうぞ……」 一度は世界で活躍した教え子たちは、次々と教室へ戻ってきて彼の補佐を希望。 エンディの完璧な計画は、こうして狂っていくことになる。 ・日間、週間、月間でそれぞれ総合第1位を達成しました。ありがとうございます! ・小説家になろう、でも連載しています
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  51. 98
     「僕は、不老不死の薬を作るのが夢なんだ」  弟・フランシスの行動には目に余るものがあった。畑で不穏な植物ばかりを栽培して、魔術めいた実験ばかりを繰り返す。  そこへ来て成果も出てしまい、次々と常識を破るような薬や生物を開発することにも成功してしまう。  そんなフランシスが次に目を向けたのは『マンドラゴラ』。根を煎じて飲めば不老不死の肉体が手に入ると言い伝えられているものだった。  放っておいたらまずい気がする。はっきりと懸念を感じるものの、デュークは弟にまともに対処できずに日々を過ごしていた。  そしてある日、決定な出来事が起こってしまう。  「兄さん。命をもらうよ」  マンドラゴラを完成させるための『素材』として命を奪われることになったデューク。  次に気が付いた時には土の中におり、自分がどういう状態になったのかもわからない。そこで何者かが彼を引き抜き、衝動で彼は『叫び』を発する。  人間の姿に擬態するものの、叫び一つでどんな生き物で殺せる力を獲得していた。  この世界はどうなっているのか。フランシスはどうしているのか。  デュークが土の中で数百年を過ごす間、世界は大きく姿を変えていた。  フランシスがもたらした『とある恩恵』。弟が夢を叶えた結果、『人が人として生きる世界』は完全に終わりを迎えていた。  こんな世界で、どう生きればいいか。マンドラゴラとして蘇った自分は、この世界に何をもたらすのか。  世界における有害な雑草(ノクシャス・ウィード)となったデュークは、自らの意味を求めて闊歩することになる。
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    魔王討伐を果たした勇者パーティの陰の功労者・シンヤ。 【万能スキル】と前世の知識を駆使し、索敵、装備のメンテナンス、調合、料理まで、多くを裏で支えてきた彼は影は薄いが「完璧すぎる雑用係」だった。 魔王が倒れ平和が訪れたとき、彼が選んだのは富や名声ではなく隠居。 前世からの夢だった「のんびりスローライフ」を叶えるため、第三の人生として静かな辺境の村へ一人移住する。 万能スキルで快適な家を建て、畑を耕し、釣りや狩りをして美味しいご飯を食べる――はずだったのだが……。 生活能力が破綻した元パーティメンバー、旅の途中で命を助けた獣人、さらには元魔王軍四天王までが居心地の良すぎるシンヤの村へ続々と押しかけて居座り始めた。 果ては勇者と王女様まで新婚旅行でやってきて、シンヤが万能スキルで開拓した辺境村は、気づけば『世界最強達が集う史上最も安全で快適な村』へと変貌していき――!? 本人は静かに暮らしたいだけなのに規格外な連中に囲まれてゆっくりと暮らせない、そんな元雑用係のドタバタ辺境開拓記!