物語は土台となる物語の主役である悲劇のヒロインと、その世界の異物あるいはイレギュラー、バクとして登場する主人公の物語。基礎となる物語のメタを画策する主人公ですが、近年見られるありきたりな無双や最強といった風味はなく、土台となった物語に沿ったifといった味が強い作品です。
ダークな風味を味わいつつ、これから先の展開を期待させるテンポと、ヒロインとの関係性にドロっとした依存や執着を感じることのできる良い物語でした。
まだ完結していない作品で、序盤とも言える場面ですが、それだけでも十分引き込まれる魅力を持っています。
また、過度なヒロインの執着?や好意を描写しすぎていないことも良かったです。ちょうどいい塩梅ってやつですね。みんなも読みましょう
私はホラー苦手なのでヤンデレ物は基本読まないのですが、この作品は表現豊かで序盤から引き込まれるような描写も多く、テンポも良いのでつい読み進めてしまいました。
1話あたり1000文字ちょいと言うのは普段は少なく感じるのですが、これは密度が濃いので丁度良い塩梅となってます。
この作者の方、過去作も沢山あるので軽く読んでみましたが、なかなかどうして面白い物が多いです。ヤンデレは必ずしもバッドエンドに繋がらないと知り、今回も期待が待てそうです。
まだ最序盤なのでどうなるか戦々恐々としてますが、怖いもの見たさもあり続きを楽しみにしています。