主人公は三十六歳。田舎で雑魚の魔獣ばかり狩ってきた、しがない剣士です。才能に恵まれず、若い頃に前線を諦めた人。
その男が観光先の都会で、絡んできた女の盾を一撃で斬ってしまいます。相手は都市最強の姫騎士で、盾は名匠の一級品でした。
面白いのは、本人だけが分かっていないことです。周りが「剣聖では」と騒ぐたびに、「ただのおっさんだから」と本気で否定します。逃げても逃げても姫騎士が追ってくるあたりは、もう気の毒でした。
若い兵士に稽古をつける場面も良かったです。勝ちにいくのではなく、翌日に響かない強さで打つ。完全に甥っ子を見ている顔です。
イベント屋として感心したのは第6話です。襲われた村人と、助けに来た兵士が言い争う。そこへ入って、どちらが正しいかを裁かずに収めてしまう。あの立ち回りが好きでした。
この先も読みます。
※第6話まで読んでの感想です。