本作はマンドラゴラになった男が主人公のダークファンタジー作品です。
ご存じかもしれませんが、マンドラゴラというのは、その叫び声を聞いた者は死んでしまうというファンタジー作品によく出てくる植物です。
スライムに転生したり、剣に転生したり、自動販売機に転生したり、今まで様々な人外系のファンタジー作品が出てきましたが、マンドラゴラは初めてなのではないでしょうか。
主人公がそんな姿になったのは、マッドサイエンティストの弟のせいなんですが、とにかくこの弟がやばすぎる。
家族だろうと研究のためなら殺すような男で、不老不死の薬を作って人々を死ねない体にしちゃったから、世界がめちゃくちゃなことに。
そんな不死の人間でも主人公は叫び声で殺すことができるので、死にたがっている人々が彼に無理矢理叫ばせようとしてきます。
あまりにも過酷な主人公の人生。でも、これでこそダークファンタジーだよなあ、と思っていたら、「え、これ、ダークファンタジーだったはずだよね?」っていう展開もあったりして、読んでいてまったくあきません。
今までのファンタジー作品にはない、独自性のある設定や展開を楽しめる物語です。是非ご一読を。
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