概要
拾ったのは、人の言葉を話す白猫だった。
ひとり暮らしをしている男子高校生、網代一輝は雨の降る下校途中に一匹の猫を拾う。猫の名は絵本千蔭。元人間の女性で洞察力と推理力が抜群だが、性格に難あり。高校で一輝の傘を盗んだ犯人から、住んでいるアパートのペット禁止に隠された悲しい真実まで、彼女の前では朝飯前。ひょんなことから猫になった謎を追うため一緒に暮らすことに。人と猫が織り成す新感覚青春ミステリー開幕!
※本作は「小説家になろう」にも掲載されています。
※本作は「小説家になろう」にも掲載されています。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!~ 性格に難ありの探偵猫が紐解く、人と猫の事件簿 ~
雨の中で拾った猫が人の言葉を話し、しかも元人間で推理力抜群——絵本千蔭というキャラクターのインパクトが、この作品全体の方向性を決めている。傘を盗んだ犯人探しからアパートの悲しい真実まで、日常の謎を軽快に解いていく序盤から、猫になった理由そのものが大きな謎として横たわっているのが秀逸だ。
「出会い編」から「最後の演繹編」まで章ごとに編成された構成が読みやすく、レビュアーが評するように、網代と千蔭の落ち着いた掛け合いが心地よいテンポを生んでいる。ユーモアを交えながらも、書籍暗号や密室といった本格ミステリーの仕掛けがしっかり作り込まれており、人物描写のレベルの高さが推理小説特有の難しさを感じさせな…続きを読む