概要
私にできる限りのやり方で、最大限のものを君に与えたいんだ。
初恋の彼女は草笛を吹くのが上手かった。大学生になって主人公は彼女と再会し、互いに惹かれ合う。熱力学の講座で学んだ、高効率で熱を操作できるヒートポンプの原理。「これが私のやってきたことだよ」――彼女の耳打ち。やがて就職し、家庭を築いた主人公は、公園の砂場で娘と一緒にお城を作る。
※大人の恋模様、みたいな場面があるので「性描写有り」のタグを付けています。苦手な方はご注意ください。
カクヨムコン11お題フェス「温める」に向けて書いた作品です。
※大人の恋模様、みたいな場面があるので「性描写有り」のタグを付けています。苦手な方はご注意ください。
カクヨムコン11お題フェス「温める」に向けて書いた作品です。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!滑らかなる虹色ドミノ
熱の温冷。
その連続階調的無限解像度の勾配が、我々という波の玉や、我々の飛ばした波の玉を、どこかへ届ける、終点はない。
一見繋がっているように見えない、ほどほどに遠隔な立体的点同士は、ある者の歴史の流れの中で、合体する、あるいは遊離する、それが波打つようにリフレインする。
しかし合体と遊離の境界は明確でない、物差しによる、我々の認知限界の範疇での、世に数あるうちの一つの感じ方に過ぎない。
マイクロの微生物は、中間的規模の我々にとっての合体を、広漠な遊離としてしか看做さない。
世界はどうだろうか。
世界にとったら、我々は全て、くっついているように観えるのかもしれない。
離れて観え…続きを読む