ブラック企業で放置ゲーを作り続けた元プログラマーが、異世界で「放置ゲーの理論を持ち込めば最強になれるのでは?」と思いつく。この一点突破の発想がとにかく面白い作品です。
主人公は効率よく、楽をして強くなることしか考えていないのに、積み重ねた成果が気づけばとんでもない規模に膨らんでいく。本人に自覚がないまま周囲が驚かされていく様子は、放置ゲーで久しぶりにログインした時の「数字が増えてる!」という快感そのものです。地道な仕込みがしっかり実を結ぶ成長型の物語が好きな方には、強くおすすめできます。
一人称のテンポのよい語りと、前世ネタを交えたユーモアも心地よく、千話を超える長編でも気負わず読み進められます。
ただ、ほぼ毎日のように届いていた更新が最近止まってしまっているのが本当に残念です。放置してでも続きを待っていますので、また更新が再開される日を楽しみにしています。