① ご挨拶
春の色が広がる4月。
家の近所の桜も咲き、季節はすっかり春めいてきました。
「春眠、暁を覚えず」の如く、最近は睡眠時間が増えてきています(笑)。
良質なエピソード作りは、まず良質な睡眠から。
体調を優先しつつ、皆さんの心が躍る物語をお届けできるよう、丁寧に執筆を進めて参ります。
---
② 執筆進捗
現在、第一部は第165筆、第五章あたりまで執筆済みです。
進捗率は8%→9%へと上昇しました。
南方大陸篇《なんぽうたいりくへん》も、いよいよ終盤。
完結まであと少しとなり、次はいよいよ西方大陸篇《せいほうたいりくへん》へ突入します!
少しだけご紹介すると──
重要な素材集めをしたり、鉄道計画を進めたり、敵の幹部と戦ったりと、物語が大きく動いていきます。
そして南方大陸篇のラストでは、雅臣が大きな決断を下すことに──?
一筆一筆、確かめるように進めています。
---
③ 制作の裏側・気づき
現在、『彩筆の万象記』は連載再開に向けて調整と再構築を進めています。
構想自体は以前からありましたが、改めて見直す中で──
「この作品は、どこまで深く潜れるのか」を、自分自身に問い直している段階です。
特に意識しているのは、
武術=哲学、武器=思想という軸。
戦う理由、力の意味、そして“救う”という行為。
それらを単なる設定ではなく、“体験”として描くことを大切にしています。
また、雅臣の戦闘スタイルには、より一層の芸術性を持たせたいと考えています。
例えば──
戦闘では倒せない敵を、踊りや絵画、音楽の力で無力化する。
本作が先駆けとなり、
「芸術による戦闘」が未来の創作における一つの選択肢になること。
それが、今の一つの目標です。
最近では、百貨店で見かけた“ストップモーションのように踊る絵画作品”が強く印象に残りました。
一枚ではなく、連なりによって動きを感じさせる表現は、今後の描写にも活きてくる予感がしています。
求めたものが、向こうからやってくる。
そんな感覚が、最近少しずつ増えてきました。
日常の中の小さな気づきが、物語へと繋がっていく。
それこそが、創作を続ける上での一番の喜びなのかもしれません。
---
④ ちょっとした雑談
無事、冬季うつの症状を乗り越えることができました。
今回の経験は、来季の冬との向き合い方の大きなヒントになったと感じています。
また一時期、構想に納得がいかず、筆が止まることもありました。
しかしさらに二ヶ月向き合い続け、「本当に書きたいエピソードなのか?」と問い続けた結果、スランプを抜け出すことができました。
実はその間、一ヶ月ほど『七つの大罪』のゲームに触れ、原作ストーリーを追いかけていました。
部分的に影響を受けているため、どこか似た空気を感じる場面があるかもしれません。
そして、ひとつ大切なお知らせです。
『彩筆の万象記』連載再開の際、作者名として
カーウェン・ギンガ + シロフネ・アートスタジオ
の名義を使用する予定です。
現在、アートスタジオ設立の可能性も含めて検討を進めています。
外圧の“黒船”ではなく、内側から湧き上がる“白船”として──
日本から再び、世界へファンタジーを届ける。
そんな作品作りを目指していきたいと考えています。
---
⑤ 次回予告・今後の目標
次回の定期報告は、2026年6月を予定しています。
もし「毎月の更新が良い」というご意見があれば、理由とともにコメントいただけますと幸いです。前向きに検討させていただきます。
西方大陸篇では、二つのテーマを軸に据えています。
「水のファンタジーとは何か?」
「信仰と文化相違の衝突」
深海のような奥行きを持つ物語を目指し、執筆に励んでいきます。
---
⑥ 締めの一言
第二回の定期報告を読んでくださり、ありがとうございます!
連載再開まで少しお時間をいただきますが、
“複数本の映画を制作しているような感覚”で、お待ちいただけますと嬉しいです。
いつか──
指輪物語に並ぶ作品を目指して。
文:カーウェン・ギンガ