〜ご挨拶〜
昨年『彩筆の万象記』の休載を発表してから、早いもので数ヶ月が経ちました。皆様、いかがお過ごしでしょうか。
本作は全三部作の大河作品として構想しており、現在は再開に向けて一歩ずつ歩みを進めています。現在の私の状況と、作品の進捗について包み隠さずお伝えします。
●体調と生活について
この冬は“冬季うつ”特有の気分の落ち込みと向き合う日々が続いています。幸い身体的な病気はしていませんが、筆が止まってしまう日も少なくありません。
まずは生活の基盤を整えるべく、家事のルーティン化(入浴・皿洗いの時間固定)や、21時〜11時の断食といった食事管理の実験を行い、執筆体力の回復に努めています。
●執筆状況:驚きのボリュームが判明
現在、第一部・第三章の本編を執筆中です。全体の進捗としてはまだ8%程度ですが、後の章との整合性を丁寧に確認しながら進めています。
驚いたことに、第一部全体のあらすじをすべて書き出したところ、章の数が有名な異世界ファンタジー作品の約2倍という圧倒的なボリュームになることが判明しました。
世界的にも稀な規模の物語になる予感がしており、私自身もそのスケール感に身が引き締まる思いです。
●連載再開時期の変更について
以前「2026年12月再開」としていた予定を、誠に勝手ながら「未定」へと変更させていただきます。
理由は、第二部・第三部との繋がりをより強固なものにするため、抜本的な構想の練り直しが必要だと判断したからです。
この2ヶ月で世界観の解像度は飛躍的に高まっており、より納得のいく形で物語をお届けしたいと考えています。
●新たな取り組み:未来へ繋ぐ「構想メモ」
現在、自分自身や将来の読者、そしていつか開催したい「作品展」での展示も視野に入れた、詳細な「構想メモファイル」を作成しています。
これは迷った時のガイドラインであると同時に、物語の設計図でもあります。気負いすぎず、生のアイデアも残しながら、少しずつ『彩筆の万象記』の骨組みを強固にしています。
●なぜ、再開に時間をいただくのか
一本の映画が完成するまでには、約2年半から3年の月日が必要だと言われています。
私の目指す『彩筆の万象記』のスケールは、言わば映画『アベンジャーズ』シリーズに匹敵するものです。それを今、私はアシスタントの手を借りず、一人で組み上げています。
●一つの世界では終わらない、真の「万象」
この物語は、単一の異世界を救って終わるものではありません。第三部では、その救済の輪は宇宙規模の存亡をかけた戦いへと拡大していきます。
合計九つの異世界を巡り、そのすべての運命が交差した時、ようやく『彩筆の万象記』は完結を迎えます。
●人生の四分の一を捧げる覚悟
もし『完結まで何年かかるのか』と問われれば、私は迷わず『自分の人生の四分の一を捧げる覚悟です』とお答えします。
それだけの時間をかけてでも描く価値のある世界だと信じています。再開までお時間をいただきますが、どうかこの壮大な旅路の準備を見守っていただければ幸いです。
●次回予告
2026年4月初旬頃に現状報告をさせて頂きます。