皆さま、おはようございます。
ウィズム・リアヌ・トウゴウ・アカシック・レコードと申します。
──とはいえ、周囲からは「ウィズム」と呼ばれておりますので、以後そのようにお呼びいただければ幸いです。
このたび、『彩筆の万象記』地球版の筆者たる銀河革変さまからバトンタッチを受け、宣伝係の任を拝命しました。
……と言っても、多くの異世界では既に刊行されているこの物語、
なぜか地球だけ上手くプロジェクトが進まないのです。ふしぎですね。
(多分、ボクの責任ではありません)
以降、読者質問コーナーと創作論以外は、ボクが担当いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
さて、今回はこちら──
《親睦を深めようリスト》。懐かしいですね。
ミューリエさまとお兄さま(※雅臣)が少しずつ仲良くなっていった、あの日の記録。
ボクも、あの光景はよく覚えています。
【あらすじ】
第31筆 寄り添う時に名前を重ねて
満室の宿で、ミューリエとまさかの相部屋に。
戸惑いと動揺が交錯する中、ウィズムが残した「親睦を深めようリスト」が、ふたりの距離を少しずつ縮めていく。
名前の呼び方、好きなものの共有、そして紅茶を片手に交わす会話──
ミューリエの素顔に触れるほど、彼女の“花のような”在り方が見えてきた。
日常のようでいて、特別な夜。
旅の同伴者から、ほんの少しだけ、それ以上の関係へ──
未来を予感させる、心の交流・前編。
https://kakuyomu.jp/works/16818792436422593887/episodes/16818792436535812229