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『彩筆の万象記・第一部』第38筆──常識はずれな雅臣の朝ルーティン後編!


【あらすじ】

第38筆 三年と幾日、世界を救う者の姿


──剣と祈り、戦技と芸術。すべては世界を救うための礎へ。

道場にて、宇宙の創造主アステリュア=コスモへ七万回の素振りを奉納する雅臣。
剣神と刀神から学んだ「技の完成と無意識化」を胸に、一振りごと感謝と祈りを込める。

戦闘訓練では、十四体の精鋭を相手に新技〘雷皇神の演武斬〙を披露──しかし威力過剰で空間を崩壊させ、神殿を消し飛ばす事態に。修復後、鍛錬は画業へ移り、昨日の出来事を一枚絵に凝縮、千枚の素描で視覚と感情の精度を高めていく。

さらに舞台は太陽のご神域へ。二百八十倍の重力下での〈祈りの型〉は、剣を振るう以上に過酷な修行だった。
感謝と覚悟を神々へ捧げるその瞬間、己の神性の根源が研ぎ澄まされてゆく。

最後は湯殿で身体の歪みを確認し、笑みを浮かべる。
祈り、戦い、描き、観つめる──神と人と創造者としての均衡を保つ日々。
三年余り積み重ねたその一日が、また確かに世界を救う力となる。


https://kakuyomu.jp/works/16818792436422593887/episodes/16818792436549331023

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