【あらすじ】
第61筆 報酬金の重みは感謝の重み
シャルトゥワ村に帰還した雅臣は、冒険者や村人たちに「救世主」と讃えられ、ついには神輿で担がれるほどの存在となる。
冒険者ギルドでは、切り込み班の仲間たちが次々と報酬を受け取っていき、その功績と絆が改めて浮き彫りになる。
そして最後に呼ばれた雅臣には、討伐数や禁忌の竜の撃破、ルゥの保護、さらに村と草原の復興による「国家報酬」が与えられた。
合計八百万リブラ──それは村の何年分にも匹敵する莫大な額。
だが、雅臣にとって金は目的ではない。
仲間と分かち合い、未来を描くための手段にすぎなかった。
やがて「初代イカイビト広場」での祝勝会に招かれ、村全体がその英雄譚を祝うのだった。
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