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『彩筆の万象記・第一部』第46筆──ギルドマスターはすべてお見通し



【あらすじ】

第46筆 観光記念品と初の冒険者ギルド

──土産は絆を深め、出会いは空気を変える。

シャルトゥワ村の観光帰り、ニコラが仲間へと手作りの土産を配る。
耐久強化と簡易結界の勾玉、魔力を保存する木製ペンダント、そして光線を撃てる魔法札──それぞれが旅の力となり、贈られた心もまた温かく刻まれる。

しかし、ギルドに足を踏み入れた瞬間、その空気は一変する。
粗野な酒場の喧騒の奥から現れたのは、三人の師でありギルドマスター──シノ・ファルカオ。
彼女の問い「アンタ、イカイビトかい?」が胸を撃ち、さらにウィズムの正体まで言い当てられる。

その背中が去った後も残るのは、歓迎と警告が混ざった言葉の余韻。
そして確信する──ここは、並の冒険者が生き残れる場所ではない。

https://kakuyomu.jp/works/16818792436422593887/episodes/16818792436608369444


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