蒼黒に縋る

魔法が生活を支える時代。
青い海を自在に“飛翔”する青年ナギは、
禁忌とされる海域《黒海》で、荒れ狂う黒龍と、
孤独に浮かぶ一人の少女を見つける。

それは偶然の邂逅だったのか、あるいは運命か。
やがてナギは王政と敵対し、
この世界に隠された“信じること”の意味を知ることになる。

――世界を支える魔法と少女とのつながりは？
黒海に潜む巨大な黒龍の群れは、なぜ生まれたのか。