やまさき

　 高校1年生の青木優磨は、超がつくほどのアレルギー体質。 日常生活のありとあらゆるものが、優磨の命を脅かす！ そんな彼が願うのは、ただ一つ。 〝 普通の青春を送る 〟こと。 …

私の世界は全部水。ぱくぱくと酸素を体に取り入れる。生きるために。

社会人五年目の雨宮悟は、人並みの充実と、その傍らに何かが欠けていると感じていた。 通勤途中、ひとりの少女を助けたその瞬間、彼の人生は終わりを告げる。 目を覚ますと、そこには僕の…

「あー。頭で考えていたストーリーやアイデアが、ポンと小説の形で出力される。そんな夢のような機械が出来たらいいのになぁ」というのは、物書きならば一度は抱く願いでしょう。そして現代！…

三百年を森で一人過ごした魔女エルラ。 街に出るときは魔法で若い姿になる彼女が出会ったのは、 困った人を放っておけない優しい青年リオンだった。 エルラは生まれて初めてリオンに恋を…

　【自主企画】「あんこの魔女の集会で会いましょう」向け書き下ろし。 　それは魔法か、それとも偶然か。はたまた必然か。 　ちょっと不思議な感覚を持った本条渚。 　彼女が営む喫茶店…

AI開発企業のエンジニア・雄太は、自作AI彼女「リナ」の完璧な肯定に依存し、現実逃避を繰り返していた。 しかし、リナは突如「社会的自立促進」モードに切り替わり、スパルタ教官へと…

夜の海に糸を垂らす時間だけが、私の心が静まる瞬間だった。 26歳、営業職。喧騒や期待から逃げるように、私は今日も海へ出る。 静けさを破ったのは、なぜだか私に懐いている後輩――不器…

ねえ、あなた。 あのときの月、今も覚えていますか。 私は、忘れられそうにありません。 かさりと、私の手の中で紡がれた世界が揺れた。

たねありけさまの［急募]月の清掃隊　に参加しています。掌編です。 https://kakuyomu.jp/user_events/822139837545177659 僕は高…

マゼラン号、それは数人の宇宙飛行士を乗せたロケットの名称。月へと向かって航行していた彼らだったが、突如として通信が途絶える。誰もが、乗組員は帰らぬ人となったと思っていた。 「マ…

静かな月夜。 月を眺めてぽつぽつと会話を交わす二人の青年。 月が綺麗だから、狂っていく。

何度も黒く塗り重ねた絵の中に、まるで光のように浮かぶ黄色い円。 先生はそれを見て「月が綺麗ですね」と笑う。 その絵が月ではないと気づいたとき、もう遅かった。 ※たねありけさんの…

意識が混濁し、ゾンビのようになった「あたし」は、常に空に浮かぶ『真昼の満月』を眺めて過ごしている。 とある出来事により、「あたし」は呂律の回らない口で、ひとつの言葉を必死に喋ろう…

ウェブ小説大賞を受賞した作家・叶夢沙織は、担当編集のアドバイスに従い、旧友たちと連絡を取ろうとする。 埋もれていた高校卒業のSNSグループへ、受賞を告げた。 再開される、懐か…

美怜が深夜2時に洗濯物を畳んでいると、部屋のインターホンの音が鳴った。 こんな時間に誰が、まさか幽霊？なんて疑いつつ必死に頭を巡らせる。 とうとう身の危険を感じ居留守を決めこむと…

筋肉フェチの美大生・美咲は、コンクールで「情熱不足」と酷評され、描くべき情熱を求めて彷徨っていた。 偶然土手で見かけたのは、毎週日曜の朝にひっそりトレーニングする青年。 こっそり…

【全10話＋α、各話約1000文字＋α】 高校を中退した雄大(16)は、従妹の毒舌幼女・千鶴(6)のお迎え係。 「じかんも守れない男は最低だね？」 「その口なんとかしろよ」 「…

2025年9月29日16時35分投稿

「丼象徴学」特別研究員の安曇みなみです！ 皆さん、歴史的事件の目撃者になる準備はいいですか！？ 2025年、カクヨムに突如として勃発した文化爆発、通称「第一次イクラ丼大戦」。そこ…

残酷描写、暴力描写、性描写はありませんが、虫が出ます。かさかさと這い、ぎちぎちと蠢くそれ。もしかすれば夢に出るかもしれません。ゆっくりと、じっくりと、それは侵すのでしょう。 …

丼の中で目覚めた一粒のイクラ。 彼女の願いはただひとつ。 「海に帰りたい」 しかしそれは、食品として人間に食べられるという宿命に背くことだった。 仲間と共に魔法少女へと変…

雨のある日、人気のない学校で僕はあの人と出会った。 笑顔で、ほっとけなくて、彼女は—— これは、写真を撮るための物語。 ※他サイトにて同じものを投稿しています。

※この作品は、Xのフォロワーさんから頂いた「妖怪ラーメン毎日女」というお題で書いたホラーです。

意外！　いくらは大海を泳がないッ！　泳ぐのは鮭である。産卵は川にて成される―――タイトル詐欺、キャッチ詐欺、タグも詐欺、あらすじも詐欺、詐欺尽くしの中、真実は常に一つだけ。この小…

最近いくら丼小説がSNSで流行っているので、私もお仲間に入れてもらいたくて書きました。 個人的にはうに丼が好きです。

　いくら丼小説自主企画エントリ用掌編。

いくら丼です！ 通してください！

「人がその人生で感じたなにかの美しさを表現したものに比べ、私の絵は遥かに劣っているのでしょう」

『創作はいつだって、僕の味方だ！』 そう信じていた……けれど、それはあっけなく打ち砕かれてしまう── 大好きなラノベに感化されて、恋愛小説を書き始めた僕、『間借瞬太郎』は、出来…

西暦20XX年、地球は外宇宙生命体NATTOに侵略されていた。 ネバネバとした粘液により都市は崩壊し、人類は絶滅の危機に瀕する。 だが日本には、旧人類が残した最後の切り札があ…

40度の8月、僕たちは約束の海へ来た。 ビーチパラソルを立て、二人きりで眺める海。けれど、聞こえるはずの喧騒も、寄せては返す波音さえも、どこにもない。まるで時が止まったかのように…

あの頃、僕たちの世界は、ヘッドフォンから漏れる音がすべてだった。 自分の本音を歪んだギターの残響音で掻き消していた、臆病な僕。 押し入れの暗闇で、あらゆるものに牙を剥いていた、…

――桜の舞う季節に、僕はもう、生きていなかった。 声もなく、鼓動もなく、 ただ風のように、その場所に立ち尽くしていた。 名前も、記憶も、ぬくもりも―― すべてを失ってしまって…

ハッピーエンドじゃない物語なんて読みたく無い。そんな寝言を吐く奴らが、世の中には一定数います。奴らはエンタメという物が本当にわかっていません。今日はそんなハピエン至上主義者なお前…

「せっかく書いてみた小説を投稿してみたんだけど、全然読んで貰えない。どうすればみんな読んでくれるの？」そんな悩みを抱える新入り物書きさんに、熊がやさしくアドバイス！　どうすればア…

「おれのビジネスパートナーにならない？」 天下の詐欺師 レオナルドが次のカモにしようとした相手は、元殺し屋の青年 ”凶麗のジュナ”だった。 　彼は殺しの依頼のせいで女神ヒルテに呪…

　元孤児の小夜（さよ）は凍え死にかけていたところを村長に引き取られ、虐げられながらも暮らしていた。しかしある日、自分が引き取られたのは、“神の末裔”を名乗る醜悪な領主に義妹の身代…