【レビューコンテスト応募】視力は良くても、相手の心までは見通せない。SNSに投稿された何気ない言葉や写真を一つずつ拾い集め、ほとんど話したことのない相手へ静かに惹かれていく過程が、短い物語の中に丁寧に描かれています。「見る」「落ちる」「拾う」という言葉が恋心と自然に結びつき、近くにいるのに届かない二人の距離が切なく残る作品でした。読み終えたあと、題名の意味をもう一度考えたくなります。
手が届きそうで届かいないもの、あるのが当たり前でつい見逃してしまうもの、大好きだけど伝えられないもの、世の中にはそんなものが溢れてて、普段は意識しないけど、いざ失うと、どれだけ大切なものだったのか実感するのかなってたまに思います。……なんか長い前振りになってしまいました^^;本作品は、少女と少年、近いようで遠い、微妙な距離間、空気感を丁寧に描いております。とても素敵な作品なので、是非ご一読を!