「青」という一語から、生まれてくる鋭い話。自然界に青い色素がほとんど存在しないという科学的事実を軸に、モルフォ蝶、海、青いバラと調べるうちに「ないから青く見える」という思考に辿り着く主人公。余白の効いたクラスメイトとのやり取りも心地よく、気がつけば一緒に青を探している。果たして青は、あるのだろうか、ないろうだろうか。読み終えた後、空を見上げて考えたくなる。
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