願いの函は奇跡を起こす装置ではなく、人の本性を映す鏡だった。愛とは守ることか、縛ることか、愛されたいという欲求が、相手の自由を奪い、やがて家族すら壊す過程が丁寧に描かれています。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(52文字)
主人公は少女から函をもらいます。その函はどんな願いも叶う素敵な函。主人公は好きな女の子が、ずっと自分のことが好きでいてくれるようにと願います。願いが叶って主人公は女の子と結婚して幸せになりますが、函がまた見つかって運命が変わります。最後はこんなことある!?って驚愕します!
願いは一般的にはキラキラした気持ち素敵なことだと思います。でも、別の側面からすると、とんでもない悲しみや意図しないこともあるのかもしれません。そんな良い意味で心に刺さる物語、読ませてもらいました☆
願いをかなえる便利な箱。悪い予感しかしません。わたし達は知っています。サルの手みたいに怖いってことを。ハラハラします。
奥さん?からの視点とか、娘さんからの視点、箱をくれた少女の視点、友達の視点、それぞれでどんな色んな事実が起きていたのかも考えて、楽しく読ませて頂きました。
でも、現実ってこんなものかも知れませんあり得るからこそホラーなのかも
願いが叶うを題材にしたホラー作品、その結末をぜひアナタの目で!
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(96文字)
譲り受けた願いを叶えるものは、確かに願いを兼ねてくれたけれど、現実はねじ曲がっていた。願いを託した人は、願いが叶うという美しい言葉の後ろでうごめくものに飲み込まれてしまう。
まず、たった四話だけのこの物語に、これだけのものを詰め込んだ作者に感嘆しました。願いの叶う函。人間のもつ欲望を簡単に満たすこの函が生む未来がどんなものか?そして、人はなにを思って願いを口にするのか?一瞬にして成就する願いについて考えさせられます。ぜひ一読すべき物語です。ぜひ!
とても印象に残る設定で、読み進めるうちに自然と考えさせられました。大きな出来事を扱っているのに、語り口は落ち着いていて、だからこそ選択の重みが伝わってきます。物語ははっきり答えを示さず、読者に想像の余地を残してくれるので、読み終えたあとも「もし自分だったらどうするだろう」と考えてしまいます。短い中でもテーマがしっかりと伝わってきて、読後に小さなざわつきが残る一作だと思いました。
青黒く光る不思議な箱をきっかけに、主人公の日常は静かに軋み始める。都市伝説めいた不気味さと、じわじわ迫る心理的な緊張感が絶妙に絡み合い、「願い」と「代償」というテーマが読者の心を深く揺さぶる物語。幸福と恐怖が紙一重で隣り合う構成は見事で、読み進めるほどに“この先に何があるのか”という不安と期待が止まらなくなる。静かに始まり、気づけば深いところまで引きずり込まれる一作。
願いとは、すぐに叶わないから、あるいは叶わない場合もあるから、良いこともあります。叶うまでの間に、その願いが真に自分に合っているものか、吟味して修正することが出来るから。でももし、この物語の函のように、願いが必ず叶うものがあるなら、どれほど物凄いことなのか。些細な、無理な出会いや他人の不幸を願ってしまい、それが寸分違わず叶ってしまう場合、人の業はより深くなる。背筋に怖気を感じながらそんなことを思う物語です。ぜひお立ち寄りください。
起承転結がしっかりしている。伏線回収が丁寧。描写も最低限、一切間延びがない。完成度の高い、とても良質なホラーでした。
知らない少女から謎の函を渡された少年。それが願いをかなえる函だと知った少年はある願いをつぶやいてしまう――。 ぐいぐい先に引っ張られるような展開で、一気に読んでしまいました。
めっちゃ引き込まれました。1話1話が短めなのに、とても奥深い。隙間時間に、軽く情緒を揺さぶられたいアナタに、ぜひ。
初めから興味を引かれる展開で読みいりました。そこから気になる展開が続き目が離せませんでした。函の謎、結末がどうなるのかドキドキしながら読みました。訪れる結末を是非、読んでお確かめください。凄く面白かったです。