このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(112文字)
サブタイトルの『握りに捧げた女の一生』これに尽きます。Xでチラリと見てお邪魔しましたが来て良かったなと思いました。すぐ読める短編に詰まったヨネの生き様をご賞味あれ。
純白の米、純白の塩、そして彼女の白い手。白だけで完結した、清らかな世界。一粒の米が放つ艶は、暗い世界の闇が変じたもののように見える。十八の年から七十年、白と闇を結び続けてきた。泥の中から、水面に咲く白蓮。
最高に面白くてカッコイイ女性のお話でした!
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ヨネさんの握る塩むすび、なんだかクセになるんです。なにか秘密が隠されているような気がするんですけど、教えてくれない。私の妻では握れないんですよね。だから、つい寄ってしまうんです。具材は入っていませんが、最高級の米と塩がもたらすものは、もしかしたら国家すら揺るがすほどの味なのかもしれません。ご馳走様でした。