唐灯 一翠

　魔法賛美の世の中、生まれつきの「魔力無し」として生を受けてしまった王女ノアコアード。 　無能王女と蔑まれつつも、それでも彼女は諦めない。 　貴族社会を見限り、魔法を頼みとしな…

孤独な詐欺師〈クロウ〉は、狙いを定めた女社長に接近する。だが、そこにはもう一人の詐欺師〈レイヴン〉の影が——。 裏切りか、共犯か、そして芽生えてしまった感情は罠なのか。信じるこ…

月の明かりを夜通し浴びたウサギだけが持っているという、その不思議なにおいを探して、二匹のウサギは朝を待つ。

盗賊としてひっそり生きていた俺は、 ある日ひょんなことから“世界を救った勇者の剣”を引き抜いた。 その瞬間、元勇者ミシアは言う。 「君が剣を取ったなら、あたしは君の手を取るよ…

第一章 　東京に構えられた『なんでも屋サークル』。 　アルバイトに入っている鏑木空穂が勝手に受けた依頼『尻尾が2つに分かれた猫を探してほしい』。一人で依頼を受けた空穂を心配した社…

春は出会いと命の息吹、夏は成長と躍動、秋は実りと継承、そして冬は静寂と祈り。 北風に吹かれ、雪の下で眠る世界の中で、祈りは巡り、命は繋がっていく。 一族の母と娘たち、神々に捧げる…

何度も傘を盗まれてきた俺は、使用済みのワラ人形をほぐして傘に縫いこみ、釘で持ち手に呪いを刻んだ。 その他、思いつく限りの改造をほどこしたこの傘を。 できるものなら、盗んでみろよ！

カクヨム10＆カドカワBOOKS10周年　中間選考突破作品　感謝！ ―　兵器と人間の差は何か。心とは何か　― 宇宙にまで戦禍が広がった近未来。 敗戦後、敵国家に鹵獲されたアラ…

【第一章】 台風が上陸するニュースがラジオから流れていた。安全なバイパスでなく、狭い峠道である旧道は、土砂崩れで道が塞がれてしまう。廃墟のドライブインに集まる主人公たち。陸の孤島…

「なんとなく過ぎていく日常、その陰と陽の狭間に潜む、不思議な断片たち」 何気ない日常にふと現れる違和感。 それは偶然か、それとも見落としていた現実か。 「日陰と断章」は、日常…

漫才夫婦とからかわれるほど、仲の良い幼馴染のふたり。 「はよ戸籍とっとけとか、余計なお世話や！」 「ケンタのボケの相手できるのは、ウチしかおらんで！」 恋を隠す、ワンコ系男子…

　ハル、英雄、絵里の三人は、地元でも有名なやんちゃな仲間。中学を卒業した彼らは、地元を離れて全寮制の私立高校・月城学園に入学する。しかし、勉強や部活動には全く興味を示さず、周囲か…

正体不明の魔物に首相が暗殺され、日本は地獄絵図と化した。 天の声の導きにより、日本を取り戻す意思がある者たちが、大量に異世界に転移する。 そこで俺に与えられたのは、ふざけた名前の…

天上の世界『天界』。 そこは死した魂の集う場所。 そして、神々と天使が住まう場所。 日々、数多の星々を見守り、管理するは神の仕事。 彼らはその大いなる能力により、母なる海に…

生成AIで書かれた作品が上位に入っていると聞いたので思ったこと書く。

血の夢の果てに、男は女を『土』へ還す。 愛と滅びが交わる、月の夜の伝承。 月の清掃人が見た、終わりのうた。 ••✼•• 『【急募】月の清掃隊 』と 『「Go God Goo…

本当は、美咲と名付けようと思っていました。 実話とフィクション半々くらい。

リヒター国の第一皇女マルガリータは、留学先のカタリナ王国から、もうすぐ帰国しなければならないのでした。 定められた将来、期待された役目。でも……！ 彼女が選ぶ新しい道は？ たね…

宇宙歴三百六十二年。 『うさぎが餅つきしている姿が見えると聞いていたがどこにいる！』 『超古典にあるように満月のときには魅惑的な白い姿が見られると思ったのに、どうしてカラフルな…

ああ、ああ、こんなにも。 こんなにも月は綺麗なのに。

育てている植物に纏わる思い出の記録です。 ガーデニングについては全く素人です。 本文中で育成方法などの詳しい解説はしておりませんが、質問いただければできる範囲で実践している育て方…

深夜のファミレスにて。 『紅い月を盗んだ夜』https://kakuyomu.jp/works/16818792440306325798 こちらの物語の世界線。 主人公は、少…

有希乃（ゆきの）はある衝撃を受け直（なお）という男性が気になり始めます。 ふたりはなぜだか知らないけれど、互いを懐かしむ。

カクヨム「詩・童話・その他」月間1位。 カクヨム「詩・童話・その他」週間1位(2025/10/13、14)。 2025年9月のサポーター限定近況ノートで公開した詩を、 ブラッシ…

クロノヒョウ様の自主企画 『第69回「2000文字以内でお題に挑戦！」企画』 https://kakuyomu.jp/user_events/822139837031669962…

荒んだ高校一年生、倉田一の物語。 成長譚。

園芸師である・木守調の役割は、額から枝を伸ばし花を咲かせる異形の少女・花窪散を守り、育てることだった――箱庭の中で死に絶え、灰になる最期まで。 「恋がしたい」と願った散のために、…

この世界はいつも雲に覆われている。 中心には記録の塔が建ち、記録官達によって、灯（ひ）を管理された世界。 ある日、小さな農村の村娘ココは、村外れの祠の下から不思議な古びた装飾写…

魔界に数いる魔王達に順位付けをする「魔王ランキング」。そのランキングで最下位となった魔王エ口サイ卜は、人間界へと追放されるのだが……当の本人は人間界を楽しんでいる模様。

シンガポール日本人学校中学部に通う如月更紗（きさらぎ さらさ）は、 日本人墓地公園の『墓守』でもある。 ある夜、更紗が日課である墓地公園内のパトロールをしていたら、 『からゆ…

リカちゃんは、月に移住することになったので、お手紙交換をすることになりました。 ルカちゃんは、地球に残るそうなので、お手紙のお返事は絶対に書こうと思います。

※この作品には、心理的に重いテーマ、死への恐怖、タナトフォビア、家族や大切な人との関係に関する描写が含まれます。 読む方によっては精神的に負担を感じる場合がありますので、閲覧には…

【G’sこえけん】応募作品 数多のサブカル作品から恋愛を学んだ（自称）愛の探求者が贈る、必勝恋愛講座が今始まる！

高校生の渡辺悠は、ある日、野球のホームランボールが頭に当たり、意識を失う。気がつくと、クラスの人気者・杉澤莉子に膝枕されており、直前に莉子から告白された記憶だけを失っていた。 莉…

ハナミズキの降る縁側で、僕は、その人の話を聞いた。ハナミズキの降る縁側で、その人はぽつりぽつりと、自分の境遇について話し始める――。 大体1000文字のショートストーリーです…

俺には喪服が必要だ 売ってしまったのだが、今は手持ちがない 当方に暮れてると、変な老婆に声をかけられて――

放課後の閑散とした教室で、みぃちゃんは唐突に言った。 「私たち、前世でも友達だったんだよ」 ㅤみぃちゃんの話によると、前世の私たちはヨーロッパの貴族でよくお茶会をしていたらしい…

【祝7070PV】魔大陸。それは富と名声を得る為に多くの冒険者が競い合う未開の地。前世の記憶を持つ五歳女児のクッカ。多くの勇者や聖女を輩出する名門一族の息子アーロ。二人は王命でバ…

都会の片隅、紅い満月の夜。 悪魔と暗がりに潜む何者かとの出会い。

毎朝の楽しみは貴方に会うこと。

※こんな読者にオススメ※ ・男女の年の差バディものが読みたい人。 ・独自解釈の怪異ホラー＆ミステリーが見たい人。 ・小学校を舞台にしてほんのりノスタルジーを感じたい人。 ※あ…

＊＊魔法のiらんど「ありがとう またね、大好き」ショートストーリーコンテスト優秀賞受賞＊＊ 【意地っ張りで、ツンデレな君が、僕を夕陽の日除けにする理由。】 高校生の、僕と君の帰…

本文ありレビュー75件超え感謝。 平成初期、高校二年の夏休み。人との間に壁を作る高校生・来栖ハヤトと、すでに死んでいる学園のマドンナ・水瀬ミヤコ。奇妙な縁で取り憑かれたハヤトは、…

祖母の家にあった手鏡。 祖母が、不思議なことを言っていたのを思いだす。 長い間忘れていたその鏡は、祖母の死後、どこに消えたのか？ 祖母のいた町、母親のふるさとの怪異などを描く。 …

神々が会話している。どうやら仲間の神が落ち込んでいるようだ。何があったのか？ 【 1分で読める創作小説2025】参加作品です。 エブリスタ掲載の本作品をちょっとだけ手を加えま…

なんやかんやあって、世界は終わるらしい。 僕と彼女は最後の時間を一緒に過ごす。 どうせ世界が終わるなら。 やっぱり、笑顔でいたいから。 ※ 1分で読める創作小説2025…

　　　　　　　••✼•• 山の中腹に佇む古い風車型の時計台。 止まった針、さびついた歯車――でも夜になると、光と風が不思議な現象を起こす。 夢のようなひととき。 誰にも聞こ…

お盆に帰省した「私」は、山あいの墓所に手を合わせ、母の家に戻りました。 そこには、この世にいない父の気配が。 「霊見える母」と「全て感じる子」、
光と影のあわいで過ごす、ゆれる夏…

22,000PV突破ありがとうございます！！戦場で戦う者、彼らのことを皆が知っているとは限らない。 表面上は美しく見えても、裏はドス黒く染まっている。 それが、ロア王国。 戦…